岡村眞・高知大学特任教授講演会『巨大地震最新情報と伊方原発』(2012年6月9日@高知県立大)

高知大学 岡村眞特任教授による 『巨大地震最新情報と伊方原発』 日時:2012年6月9日(土)15時~16時半 場所:高知県立大学池キャンパス 大講義室 主催:グリーン市民ネットワーク高知 続きを読む
26
前へ 1 ・・ 3 4 ・・ 7 次へ
しまなみ @shimanamis

参考:南海トラフの巨大地震の新たな想定震源断層域 http://t.co/9wv6yHFu 72で「包絡線」が指しているのは、この図では強震断層域(黒い線)

2012-06-24 21:55:59
しまなみ @shimanamis

岡村教授73 今までの考え方が間違っていた。だから今回ここも含めまた。ただし、ここ(拡大した震源域の部分)は小さなぬるぬる地震。温度が高いので小さな地震しか起こさない。だから丁度伊方のところに線が来てるが、南海地震に関してはここでは大きな地震は今のところ起きないだろう。

2012-06-24 00:17:52
しまなみ @shimanamis

参考:西南日本の深部低周波微動・火山周辺の深部低周波地震 http://t.co/N8A5dh01

2012-06-24 13:47:41
しまなみ @shimanamis

岡村教授74 別の問題がある。中央構造線という活断層がある。中央構造線南側の四国がのったユーラシアプレートは、フィリピン海プレートの捻じれた沈み込みによって、今も九州側に動いている。中国地方が相対的に動かないので、右横ずれの断層になっている。

2012-06-24 00:20:06
しまなみ @shimanamis

岡村教授75 つまり新震源域を圧縮する力を南海地震で解消し、これが10回起きると1回くらい中央構造線が横に8mくらいずーんと動く。これが原発にとっては非常に致命的な地震。

2012-06-24 00:21:24
しまなみ @shimanamis

岡村教授76 中央構造線は、吉野川から愛媛を通り、伊予市から海の中に出て、別府湾に入って八代に抜けるという断層系で、日本最大の活断層。1000年に約8メートルずれている。

2012-06-24 00:22:05
しまなみ @shimanamis

岡村教授77 フィリピン海プレートが斜めに沈み込むことによる圧縮力を南海トラフで解消し、横ずれの力を中央構造線で分けて解消してきているということ。原動力は全て海側にある。これは非常によく分かっている。

2012-06-24 00:23:05
しまなみ @shimanamis

岡村教授78 その結果、とにかく揺れが非常に昔に比べて大きくなった。高知県はほとんど震度6強、7の揺れ。相当建物の倒壊が増えるだろう。ただしこれは2000年に1回のもので、次がそれかどうかは分からない。たまたまこれになる可能性もある。

2012-06-24 00:24:03
しまなみ @shimanamis

岡村教授79 だいたい100年に1回動くとして、2000年で20回の南海地震が起き、そのうちの1回がこのタイプになるだろうということ。

2012-06-24 00:24:37
しまなみ @shimanamis

岡村教授80 ただ、高知市内はほとんど震度7。特にこれから発表される液状化では、徳島から阿南にかけてのところがものすごいことになっている。もうすぐ公表されるが、徳島の方は驚かれると思いう。液状化の被害は、高知よりひどい。

2012-06-24 00:25:45
しまなみ @shimanamis

岡村教授81 高知市内も平野のところは液状化は相当増えてくることは分かっていて、今一生懸命計算している。いずれにしても四国のほとんどが強い揺れに襲われる。高知県は吾川の北の方が震度6弱ぐらいで、他のところは全部震度6強か7という揺れに見舞われるだろうということ。

2012-06-24 00:26:43
しまなみ @shimanamis

岡村教授82 いずれにしても四国のほとんどが強い揺れに襲われる。高知県は吾川の北の方が震度6弱ぐらいで、他のところは全部震度6強か7という揺れに見舞われるだろうということ。震度7の揺れは阪神淡路大震災で記録されている。世界で唯一の映像(1:04:42~1:04:52)。

2012-06-24 10:02:07
しまなみ @shimanamis

岡村教授83 恐怖を与えすぎている、それは申し訳ない。だが、これで諦めてもらっては困る。今のような大きな揺れが5秒くらい続けて、また小さいのが10秒ぐらい、また大きいのが、という揺れを繰り返す。震度7というのは、今まで考えられた揺れと、みなさんが想像されている揺れとは、全然違う。

2012-06-24 10:03:15
しまなみ @shimanamis

岡村教授84 最初にP波が到達する。だいたい毎秒7km。地震は揺れではなく、モノがぶつかる音で始まる。そのあとS波が来てぐっちゃぐちゃになる。南海地震の場合は最初に十数秒のP波、そのあとS波が来る。だから、家が潰れるかもしれないと思ったら、とにかく外に逃げる。

2012-06-24 10:05:10
しまなみ @shimanamis

岡村教授85 寝てるときは10秒で外に逃げるなんてできない。夜の場合、多分できないと思う。

2012-06-24 10:05:55
しまなみ @shimanamis

岡村教授86 いずれにしても家をある程度強くして。なぜ人が地震で死ぬか?要するに空間が無くなる、潰れるから。上からモノのが落ちてくる、潰れて死ぬ、死んでいく。従って上に何もなければいい。これからずっと30年くらいテントで生活すると、誰も死なないということになる。これが防災の基本。

2012-06-24 10:07:23
しまなみ @shimanamis

岡村教授87 基本的に皆さんが命を失くすのは自分の家だということを理解して。鉄筋コンクリートの立派な建物は、基本的には壊れない。日本の耐震建築はそんなにやわではない。今回あまりにも津波、津波、津波と言って、どうも揺れのことはおざなりになっているのではと考えているので、申しておく。

2012-06-24 10:08:34
しまなみ @shimanamis

岡村教授88 ここから内陸の活断層の話に入る。南海地震では、伊方原発も震度5弱くらいの揺れは来るだろうと言われている。基本的にはそんなに大きな揺れではないはず。芸予地震のときに、伊方原発は緊急停止して、うまく止まった。それは揺れが長かった(P波とS波の到達に差がある)ということ。

2012-06-24 10:10:27
しまなみ @shimanamis

岡村教授89 ただ問題は、それだけではない。背後の斜面が崩れるとか、いろんな付随した現象が発生する。伊方原発はまさに外部電源があの斜面を下って電源を取っている。本当に倒れないのだろうか?私はあんまり信じていない。東京電力がしかりだったので。そういう技術的な検討は部分的なこと。

2012-06-24 10:11:38
しまなみ @shimanamis

岡村教授90 でも基本的に大きな炉心(格納容器)には一切手を加えてない。電力会社が耐震補強したと言っているのは、あくまで外側の見えているようなとこだけ。本体はもう改造できない。

2012-06-24 10:12:55
しまなみ @shimanamis

補足:伊方原発(加圧水型原子炉(PWR))の構造 http://t.co/bD0wKX5P 原子炉格納容器の中に、原子炉容器(炉心)、加圧器、蒸気発生器などがある。

2012-06-25 23:43:22
しまなみ @shimanamis

岡村教授91 それから昔の原発がダメで、新しい原発がいいということでもない。昔の方が計算技術がよくなかったので、強く造ってある。最近は計算ができるようになったので、かえって弱くなっているということもあり得ると、炉心の設計技術者は言っている。そういうこともある。

2012-06-24 10:14:12
しまなみ @shimanamis

岡村教授92 ただ中性子の脆性劣化の問題とか、それはまた全然別問題で、やっぱり経年変化が効いてくる。

2012-06-24 10:14:45
しまなみ @shimanamis

岡村教授93 伊方原発がここにあり、松山はここにある。実は、今問題になっているのはここ、大分市。大分と別府で約60万人くらいが住んでいる。松山よりも伊方原発に近い。大分の方も非常に危惧されていて、いろんな連絡がくる。広島からも。

2012-06-24 10:15:41
しまなみ @shimanamis

岡村教授94 今回の福島第1原発事故では放射性物質のだいたい9割は海側に出た。しかし、伊方原発からはどこへ行ったって人が住んでいる。人のいない海へ流れ出ることはない。

2012-06-24 10:16:33
前へ 1 ・・ 3 4 ・・ 7 次へ