今の選挙制度というのは、投票権を行使する人に対して、あまりにもお金がかかっていない

medtoolz @medtoolz

全員参加の多数決というもの民意なのだろうけれど、ランダムサンプリングで抽出した少数の声というものも民意のありかたであって、ああいうのをもっと利用できないものかなと思う。

medtoolz @medtoolz

選挙権を持っている人の1% をランダムに選択して、投票権はその人達だけに行使してもらうとか。理不尽には違いないけれど、今の選挙制度というのは逆に、投票権を行使する人に対して、あまりにもお金がかかっていない気もする

medtoolz @medtoolz

資料を読んで、候補者を選択して、投票所に歩いて出向いて、紙を書いて投票する、ただそれだけのことだって、個人の時間はずいぶんかかる。今はもちろんそうした補償がゼロだから、資料を読み込む人と、見ないで投票する人とがどうしたって出てくる

medtoolz @medtoolz

深く考えずに適当に投票するのだって自己責任であるとはいえ、このあたり逆に、人数を大幅に絞り込んで、「投票者の品質を向上する」ことにお金をかけてもいいんじゃないかと思う。その時点ですでに、変なバイアスが入る可能性はあるにせよ

medtoolz @medtoolz

今はなんとなく、投票者に投じられるコストが少なすぎて、「ちゃんと考えて判断する」ことに、そのコストが見合っていない。結果として「適当にやる」人が増えて、候補者もそうなると、適当な人たちをターゲットにしないと選挙に勝てない

medtoolz @medtoolz

漠然とした「賢明さ」みたいなパラメーターは、入り口レベルから先が恐ろしく遠いのだろうとはいえ、入り口レベルの賢明さは、お金で買える。今はたぶん、選挙に関しては、入り口レベルにも到達していない、そもそもコスト支払ってまで到達しようと思っている人のほうが少数で

medtoolz @medtoolz

選挙の品質みたいなのを向上させようと思ったら、今の投票者全員に必要なコストを支払うか、投票する人をそもそも減らすことが道筋としてあって、くじ引きのようなランダム要素をどこかに挟むのはありなんじゃないかと思える。

medtoolz @medtoolz

投票を義務化して、投票所に行かなかった人に刑事罰がくだされるレベルになったら、政治家の声というのは、もっと「いいかげんな人」に向けられるんじゃないかと思う。それこそ「私が選挙に通ったら皆さんにカラーテレビをプレゼント」のレベルに

smectic_g @smectic_g

@medtoolz 民主主義は民意を正しく反映させるためのシステムではなく、権力に正当性を与えるための装置なのでサンプリングは有効ではないのでは？

medtoolz @medtoolz

@smectic_g 選ばれる側は、こんなの嫌でしょうしね。。

medtoolz @medtoolz

野球がたとえば、3ストライクではなく、1ストライクでアウトを取られるルールであったなら、一番確実に塁に出られるのはデッドボールなのではないかと思う。バットを振ったらもう負けで、むしろボールに体をかぶせに行き、ボールかデッドボールを狙うゲームになる。バットの役割が消える

medtoolz @medtoolz

失敗のダメージが極大になった状況だと、デッドボールみたいな、本来だったら緊急回避のために用意されたルールが本道になって、「バットを振る」みたいな、ルールとしてごく当たり前の何かがやってはいけないことになる。

medtoolz @medtoolz

飛んでくるボールに対して、バットを担いだ打者が、バッターボックスから体当たりを試みる、そんな「野球」はあんまり面白くなさそうだけれど、リスクとか、要求される安全率みたいなものが変わってくると、ゲームの内容それ自体が書き換わってしまう

くま @kumabcdefg

@medtoolz これだけは声を大にして言いたいのですが、スウェーデンの国政選挙の投票率は、常時９０％近いのです。駅などにも投票所があり、国民番号さえあれば、何回でも投票しなおしが出来るシステムです。また小学校から模擬投票の授業があるそうです。

medtoolz @medtoolz

@kumabcdefg それは本当にすごいですね。。。模擬投票という習慣も

椎名明大 @olreia

@kumabcdefg @medtoolz これも銃規制と同じくいわゆるナッシュ均衡で、スウェーデンは投票がデフォルトだからこそ現状維持されているのだとすると、日本の現状から刑事罰化したらmedtoolz氏の言うとおりになるとしても矛盾はないような。

medtoolz @medtoolz

@olreia やっぱりこう、選挙に失敗するとリアルに国家が吹っ飛ぶ国と、そういう意味ではまだまだ余裕の島国と、切迫度が違うんですかね。。日本にしても、実際にはもう後がないような気もしますけれど。