第10回 食品表示一元化検討会
森田委員 誤認となっているが,これまでの議論と違うメルクマールが出てきた。例えば,価格差というメルクマールが加わっているが,この点について議論はされていない。これまでの品目の整合性もよく分からなくなる。(50%は生きるかどうか?)
2012-06-28 10:35:15森田委員 価格差で誤認ということで言えば,果実飲料や食用油にもかかることも考えられるが,実行可能性にもかかわる。これまでの議論を大きくジャンプするものである。今までの議論されていないことを,報告書をまとめるこの時点で持ち出すことには大きな問題がある。
2012-06-28 10:36:48市川委員 森田委員の意見に同感。これまでの検討会の議論では義務化や拡大には否定的であったと認識している。それが反映されていない上に,新に誤認防止という要件が入っている。誤認とは主観であり,ひとそれぞれ。そういうものを根拠にすることに違和感を感じる。
2012-06-28 10:39:09市川委員 以前 誤認について意見書を出している。あるコンビニで鶏肉の産地表示違反について,論拠が「国産の鶏肉は一般に外国産より安心安全」というものでしたが,その点について質問を行ったが明確な回答は来なかった。そういう曖昧なものである。
2012-06-28 10:41:02鬼武委員 事務局資料のアについて原材料が国産であるか否かを消費者が把握できるようにするためにという理解でいいか?しかし,この考えは外国産原料を差別するものであり,WTOでは認められていない。
2012-06-28 10:45:10中川委員 そもそものスタートは加工地イコール原産地ととらえられやすいということか。であれば,そもそも,どのような表示方法ならば誤認されにくいかということも考えなければならないのではないか?
2012-06-28 10:48:37事務局 今回の議論が唐突ではないかということについて。たたき台の際に,もう少し具体的にならないかという意見をうけたのが今回の表現。
2012-06-28 10:50:52事務局 品質の差異にかかわらず という部分を具体化したもの。もう一つ,価格差がある場合というのは価格差に着目したらという意見があったので,それを書いている。
2012-06-28 10:53:16事務局 原料Aなら100円出しても良い,原料Bなら80円しか出したくないというときに,原料Bなのに100円で買ってしまうことを防止する。
2012-06-28 10:56:50森委員 価格差について 事業者は安定供給に努力しているが,原料価格は大きく変動するものである。例えば生きたうなぎの卸値は国産よりも中国や台湾産の方が高く,品質も良い。価格差をメルクマールにすることは不適切。
2012-06-28 10:59:40中村委員 価格差については森委員のいう通りなので,外したほうがよい。しかし,そもそも論として原料原産地表示の拡大は閣議決定,消費者基本方針で決まっている。その経緯から書けば唐突ではない。
2012-06-28 11:00:52事務局 委員の皆さんに伺いたい。前回価格差の話が出てきたのは,判断要素として客観的なものとして価格差が出てきたという理解。しかし,価格差があれば何でもやるというのではない。むしろ,こうした客観的なものあったほうがいいと思って書いている。ないほうが良いのか?
2012-06-28 11:02:35森田委員 価格は流動的イの要件は外すべき。誤認については加工度が低いものという認識。誤認しやすいのは現在の22品目の境界部分。例えばローストビーフ(牛たたき(義務化品目)より)
2012-06-28 11:05:49森田委員 22品目の周辺部分については拡大の余地と実行可能性があり,その部分が資料として出てくるとおもっていた。それが出てこずに価格の話が出てきたので唐突と感じた。
2012-06-28 11:07:18二瓶委員 この検討会も本来は今回が最終回だが,そうはならない。確かに閣議決定で決められているのはわかるが,なかなか具体的なことがわからない。現在,実際にどのような不適切な表示があり,誤認を招いているのかの提示もない。
2012-06-28 11:09:08二瓶委員 現実に品目を拡大して徹底して行くのであれば,Q&Aなどでも対応し切れないボリュームになる。専門的な検討ができるチームでやらなければ方向感も出ないのでは?共同会議のようなものが必要。引き続き熟議をして行くべき。
2012-06-28 11:10:53