誰のために仕事をするか~コラボレーションで社会の課題を解決する(エコ+クリ・コミュニティ・ゼミ)

2012/6/28に、コクヨ品川エコライブオフィスで開催したエコ+クリ・コミュニティ・ゼミ「コラボレーションで社会の課題を解決する!~異なる文化の組織での協働するを実現するには~」の中継ツイートです。3社のコラボで生まれた「みちのく未来基金」の長沼さん、公民共創をすすめる横浜市共創推進室の長澤さんから取り組みをご紹介いただきました。後半はグループワークを通して、「効果的なコラボのために大切な5か条」としてまとめました。
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株式会社エンパブリック @Empublic

本日、エコ+クリ・コミュニティ・ゼミ『コラボレーションで社会の課題を解決する!~異なる文化の組織での協働するを実現するには~』スタートしました!

2012-06-28 19:19:09
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本日、一人目のゲストは、公益財団法人みちのく未来基金代表理事の長沼孝義さん。長沼さんは震災でご両親または片親をなくした子供たちの進学支援のために「みちのく未来基金」を昨年10月に民間企業3社で立ち上げ、この春には第一期生を送り出しました。 http://t.co/ryOTM3TW

2012-06-28 19:30:57
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【エコクリゼミ】長沼さん:みちのく未来基金は、カゴメ(株)、カルビー(株)、ロート製薬(株)の3社が発起人となって始まった。東北では震災遺児が1,700人。高校進学までは心配ないが、その後、大学や専門学校に行くための支援がほとんどないことから始まった。

2012-06-28 19:42:28
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【エコクリゼミ】長沼さん:民間でやる強みは、公平性を捨てられること。1年間60万支援する子もいれば、120万の子もいる。行政だと一律公平でなければいけないが、それがネックになることもある。不公平性を乗り越えられるのは民間しかできない。

2012-06-28 19:47:35
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【エコクリゼミ】長沼さん:支援内容としては、1年間上限300万で、入学金、授業料のすべてを支払う。300万円あれば、ほとんどどこでも進学できることから設定。人数制限はなく、他の奨学金と併用受給可能となっている。

2012-06-28 19:56:18
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【エコクリゼミ】長沼さん:この基金の終わる時期も決めた。乳幼児の震災孤児が、大学卒業まで約25年を想定して、最後の一人が卒業したら基金はやめることで合意している。

2012-06-28 20:00:04
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【エコクリゼミ】長沼さん:きっかけは、長い付き合いがあった企業の会長から個人的に提案があったこと。話を聞いてピンときた。社内に持ち帰ったら社内で「やろう!」と賛同を得ることができ、人的ネットワークがあったもう一社にも声をかけた。何もない状態で「やろう!」から始まったプロジェクト。

2012-06-28 20:03:52
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【エコクリゼミ】長沼さん:立ち上がりも早く、公益財団として設立。今では800人の寄付者が集まった。これができた理由としては、経営者と近い/3社の社風・企業規模など、共通項が多かった/3県の高校校長会が動いて生徒への伝道のきっかけになった/現地の企業が応援してくれた点があげられる

2012-06-28 20:13:10
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【エコクリゼミ】長沼さん:確かに3社の企業文化の違いはある。仕事の進め方は違うが、それがおもしろい。課題解決のために3社の知恵がどんどん出てくるし、違うからこそ徹底的にオープンにして話し合う。また、何のためにプロジェクトをやるのか、透明性を大切にしている。

2012-06-28 20:17:14
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【エコクリゼミ】長沼さん:コラボレーションのポイントは、①テーマの価値がはっきりしていること、②共通項があること、③メンバー企画を立案・実行する人材が、トップから現場までを巻き込めることができ、自主的に動ける人であること。

2012-06-28 20:24:40
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【エコクリゼミ】続いて、二人目のゲストは、横浜市政策局共創推進室共創推進係担当係長の長澤さん。長澤さんは企業、NPO、大学、自治会町内会、市民活動団体など民間と行政との橋渡し役を担う「共創フロント」を運営し対話による共創を数々実現。 http://t.co/rshz3XSS

2012-06-28 20:32:27
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【エコクリゼミ】長澤さん:まずは横浜市を取り巻く状況についてご紹介。現在の人口は369万。自治体としては日本最大人口。しかし、2020年頃をピークに人口減少、2055年の高齢化率は40%に。経費は年々は増えるものの、人口減少による税収減により、収入は伸びない厳しい財政状況。

2012-06-28 20:58:55
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【エコクリゼミ】長澤さん:横浜市の厳しい財政状況の中で、さまざまな課題に対応していくためには、行政だけでなく、厳しい競争をの中でノウハウを積み重ねた民間との連携を進めていくことが重要。

2012-06-28 21:01:35
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【エコクリゼミ】長澤さん:横浜市政策局共創推進室とは、行政と民間のコミュニケーションを通して、共創(=新しい価値を共につくる)によるイノベーションを生み出すことを目的とした組織。

2012-06-28 21:04:20
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【エコクリゼミ】長澤さん:仕組みとしては、民間からの相談・提案を受ける窓口として「共創フロント」を設置。行政と民間が対話を進め、横浜市の様々な課題の解決や新たなビジネスチャンスの創出に取り組んでいる。政策局共創推進室は「橋渡し役」となって提案の実現に向けて検討・調整をしている。

2012-06-28 21:16:19
株式会社エンパブリック @Empublic

【エコクリゼミ】長澤さん:橋渡し役としての役割は、①マッチング、②対話によるブラッシュアップ、③翻訳機能、④縦割りを横につなぐこと。

2012-06-28 21:17:14
株式会社エンパブリック @Empublic

【エコクリゼミ】長澤さん:共創フロントの実績は、平成23年度、民間からの提案数250件、うち88件が実現。この取り組みが評価され、自治体PPP(Public Private Partnership)ランキングで2009年、2010年、2年連続で、PPPナンバーワン都市に選ばれた。

2012-06-28 21:20:55
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【エコクリゼミ】長澤さん:「共創」の最新事例としては、横浜を舞台とした映画「コクリコ坂」の公開に伴い、スタジオジブリ協力のもと、映画協賛者であるKDDIと連携し、映画のPR、観光などの進行を目的としたイベント開催など、横浜での集中キャンペーンを実施。

2012-06-28 21:23:26
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【エコクリゼミ】長澤さん:二つ目の最新事例は、地産地消や食育、安全で安心な地域社会の実現、観光振興、地域環境保全などの分野で連携を強化し、市民サービス向上を目的にした「地域活性化包括連携協定」をセブン&アイグルーープ3社と締結。

2012-06-28 21:38:39
株式会社エンパブリック @Empublic

【エコクリゼミ】長澤さん:「共創」が成功するには、WIN-WNIの関係性。それぞれにメリットがあることで、単独ではなし得ない新しい価値を創出すること。

2012-06-28 21:42:49
株式会社エンパブリック @Empublic

【エコクリゼミ】長澤さん:マイケルポーターは、「本業と離れたところではなく、企業の中心に戦略的CSRを捉えることで社会貢献と企業の利益の両立という「新しい価値」を創造できる」といっています。

2012-06-28 21:43:16
株式会社エンパブリック @Empublic

【エコクリゼミ】長澤さん:横浜を舞台に公民が連携して様々な課題を解決することは、課題解決モデルをつくること。これによって、他都市で展開したり、アジア新興国などで展開するビジネスチャンスをつくることができるのです。

2012-06-28 21:45:16
こんのかずま @konchang_mt

異なる文化がどうやって出会うのか。やっぱり日常的にいろんな繋がりをつくることなのねと。今日の話を噛みしめる。"@Empublic: 本日、エコ+クリ・コミュニティ・ゼミ『コラボレーションで社会の課題を解決する!~異なる文化の組織での協働するを実現するには~』スタートしました!"

2012-06-28 23:25:25
株式会社エンパブリック @Empublic

【エコクリゼミ】お二人のゲストトークの後は、質疑応答。Q:3社に共通していた価値観は?長沼さん:カゴメさんはトマト、カルビーは馬鈴薯、農業に立脚していて、天候に左右されたり自然を相手にしているところからも価値観が近かった。また、正しいことを正しく進んでいく姿勢も共通していた。

2012-06-28 23:45:25
株式会社エンパブリック @Empublic

【エコクリゼミ】Q:違う歴史を持った企業が一つの傘下で共有観をどうつくるのか?長沼さん:お互いの価値が認められなければできない。ビジョンも大事で、3社とも社内に徹底的に伝えていた。社内の一体感がきちんと保てているから、3社でもできたのではないかと思う。

2012-06-28 23:49:32