安斎育郎氏の放射能リスクに関する諸見解について

安斎育郎氏は、国の原発行政を批判し続けてこられましたが、原発事故後、反原発の立場の人々からも一部?批判を受けています。ここではこの件の根っこに存在する問題点についてツイート致しました。http://togetter.com/li/330227ではコメントも付けられますので、こちらもご利用ください。
原発 震災
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高岡 滋 @st7q
①安斎育郎氏の弱点を述べておく必要がありそう。著書4冊(Aかもがわ「福島原発事故」、B同時代社「食卓の放射能汚染」、C中経出版「放射能から身を守る本」、D合同出版「からだのなかの放射線」)と雑誌3本(E「女性のひろば」、F「女性&運動」、G「栄養と料理」)を読んだ上での評価。
高岡 滋 @st7q
②内部被曝の評価については専門家の間で結論が出ておらず、1倍から数100倍の異論が存在するにもかかわらず、安斎氏は、内部被曝量をICRPに従ったおそらく1倍のリスク仮定で評価しているようだ。(A72ページ, B169ページ, C252ページ, E32ページ, G5ページ)
高岡 滋 @st7q
③安斎氏が、2005年12月20日、原爆症認定集団訴訟で提出した意見書では、内部被曝線量評価の困難性について述べ、ICRPの方法で評価しうるとの主張を批判している(「原爆症認定集団訴訟たたかいの記録」第2巻資料集p.305~、日本評論社)。②の主張は、この時の主張と矛盾。
高岡 滋 @st7q
④安斎氏は、リスク評価をしていく上でLNTを認め、放射線は「低いほうがよい」と言いつつ、「食べても大丈夫」な例について言及している。これが現実性を持つには、一定の定量的評価が前提である。食品検査が正しくなされ公表され一般国民が利用できるという前提で初めて検討できること。
高岡 滋 @st7q
⑤安斎氏は、放射性物質を除染する食品の調理法などについて述べる(C224ページ, E34ページ)が、これまた食品検査の適正な検査、公表、周知があって初めて役立つもの。洗う、ゆでる、皮をむく等々提唱することは意味があろうが、そもそも絶対量がわからないものをこれで安心したら危険。
高岡 滋 @st7q
⑥食品汚染への対処について安斎氏の主張。1)食品汚染の実態を知る、2)基準以下でもそれなりに放射能があるときは消費を奨励しない、3)実態の公表、4)リスク評価では感情に溺れず科学的な評価結果をふまえる、5)汚染への関心の持続、供給者との好ましい緊張関係。(B194ページ)
高岡 滋 @st7q
⑦1)~3)は、一般論としてはよかろうが、実効性がない現状。1)で「国や自治体まかせでは不十分」が早速出てくるのは奇妙。「国や自治体を動かし民間も頑張る」ならまだ分かる。4)の「科学的な評価結果」は安斎氏の例ではICRPが基準。5)こんなことを言う前にデータが重要。
高岡 滋 @st7q
⑧4)で安斎氏の「科学的」に対応する「感情に溺れず」というのも問題ある表現。わからないものに対して不安な感情をもつのは自然なこと。科学者でさえ異論があり「わからない」のに、庶民にはその一方の意見だけを紹介して「感情におぼれるな」とは?
高岡 滋 @st7q
⑨安斎氏の⑤⑥の主張は、一般国民には決して徹底することの出来ない食品検査の適正な検査、公表、周知などが国や原因企業によってなされなければ実効性がないものが多い。安斎氏は、一応は、放射線情報を国が公表するように主張はしているが、これらの本を読んで安心するほうが危険。
高岡 滋 @st7q
⑩安斎氏の文章を読むと、汚染に対する国と東電の不作為行為という現状を是認しているのではないかと感じてしまうものがある。しかも、これまで権力がばら撒いてきた「自己責任論」のトラップにとらわれてしまっているのではないかとも感じてしまう。正しい道に回帰されることを望むものです。
高岡 滋 @st7q
しかし、家に帰ってツイッターを覗いてみると、安斎氏の見解についての私のツイートへの非難は派閥的なものばかり。夫々の専門家の主張には、その根拠があるのですから、それについて国民に明らかにしていくのは科学者として当然のことです。異論があるなら、論拠について議論すればよいことです。
高岡 滋 @st7q
安斎氏の見解についての私のツイートについて、私の見解を捻じ曲げるツイートがなされていますので、追加。①安斎氏を御用学者と認定したことはない、②ECRRは見解の一つという立場、③疑いが少しでもある物を排除すべきとは主張していない、④議論を「吊し上げ」と評するのは議論封殺の行為。
高岡 滋 @st7q
放射線との闘いは、長い長い闘いになるのです。未確定のリスクに対して、公衆衛生の基本に立ち返り、国民一人ひとりが複数の見解を検討できる環境が必要なのではないでしょうか。自説に不利な見解に対して差別的言辞を用いて非難したり、誤解を誘導しているとそれは不可能になります。
高岡 滋 @st7q
@kazooooya コメント欄を作る作らないは私の自由です。私は自分でお世話をする暇がないから、作っていないだけのことです。あなたがまとめを作っていること自体が封殺でないことを示しています。いいがかりはいい加減にしましょう。
酋長仮免厨 @kazooooya
.@st7q 何もまとめのコメントに対してあなたがいちいち対応する必要は全くありません。もしあなたのそのまとめに誤解や間違い、認識不足があると読んだ方達がコメント欄で指摘をすることで、まとめを読んだ方々の誤解を防げるのです。何か勘違いをしていませんか?
高岡 滋 @st7q
@kazooooya 勘違いをしているのはあなたです。togetterをどう使うかも私の自由です。あなたも自由です。あなたに指図される理由はありません。わたしもあなたに指図はしません。あなたが問題と思うことについても、その限界を超える方法は実際にいくらでもあるではないですか。
酋長仮免厨 @kazooooya
.@st7q 勿論どう使おうが自由です。私はあなたに「コメント欄を開放しろ!」と言っていないし指図つもりもないのですが…何か勘違いをしていませんか?
高岡 滋 @st7q
@kazooooyaさん、せっかくコメント欄を作ってくださった(http://t.co/aDrmR0Cp)のに、どうして私の最後のコメント(https://t.co/gJWWlebF)を載せてくださらないのでしょうか。
酋長仮免厨 @kazooooya
.@st7q 何か勘違いをしていませんか?恣意的にならないよう誰でも「編集可能」しておりますので、漏れがございましたら追加下さい。
高岡 滋 @st7q
原発勢力は、「仕方がない」と、公衆衛生の蓄積を捨てさせ、安全に対する考え方そのものをなし崩し的に変質させようと目論んでいるのではないかと思う。専門家の多くは従属するか、分かっていてもノーが言えない。だから、国民が常識的な公衆衛生の基本を携えて、国に要求し続けなければならない。
高岡 滋 @st7q
福島をはじめとした地域で、放射能汚染が避けられないとみるや、原子力勢力は、安全基準の格下げを計画しはじめた。それを福島で実行しつつあるようだ。彼らは地元民のためにということで現場に入りこんできているが、本来の狙いは、原発および原発勢力の温存にある。
高岡 滋 @st7q
これらの運動は、本来避けられるべきものとしての放射能汚染ではなく、積極的に人類と共存すべきものとしての放射能汚染を想定している。彼らは現場で実際に具体的活動をおこない役割を示して見せる。そうすることで、原子力勢力は、地球を汚しても自己の存在を保つことができると考えているのである。
高岡 滋 @st7q
原発事故前から、彼らはこのようなイデオロギー的そして現実的な準備をしていたようである。安全神話など、はじめから大ウソと分かっていたのだ。それにしても、儲けのためなら、いろいろなことを考えつくものである。
高岡 滋 @st7q
それにしても、ちょっと勉強すれば誰でもわかる安斎育郎氏の主張がどう導き出されたかという論理を解説してみせただけなのに、反原発ではないらしい人々から、論争ではなく、多くの悪罵がやってくるという現象は非常に興味深いことである。この人の役割を原発派がどう評価しているかよく分かる。
高岡 滋 @st7q
安斎育郎氏の見解についての私の解説に対する反応は、原発勢力や権力にとって、表向きのサヨク、ウヨクなど、どうでも良いことを示している。彼らは使えるものは何でも使う。
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