経済破局は来るのか?~金貸しが創りあげた近代市場の崩壊③~国家に対しカネを貸す『中央銀行制度』と『基軸通貨』の誕生

ユーロ危機?、ドル暴落?、中国バブル崩壊?・・・果たして、世界経済破局は来るのか?リーマンショック前夜に書かれた「GRAND THEORY VOL4 経済破局は来るのか?~金貸しが創りあげた近代市場の崩壊~」http://bit.ly/HR2o1fを元に「金貸し」によって仕組まれた「市場」の真の姿について考えてみます。 Part③は、国家に対しカネを貸し、利息を取ることでボロ儲けしてきた金貸し達が所有する民間銀行である『中央銀行』の秘密、そして、ポンド→ドルへと移行し、崩壊しつつある『基軸通貨体制』についてです。
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花盗人 @nusubito_hana

73.果たして、世界経済破局は来るのか?「GRAND THEORY VOL4 経済破局は来るのか?~金貸しが創りあげた近代市場の崩壊~」http://t.co/KDkNxOxPを元に「金貸し」によって仕組まれた「市場」の真の姿を暴く連続ツイートを続けます。#金貸

2012-05-12 19:37:29
花盗人 @nusubito_hana

74.今回は、「金貸し」=国債金融資本が国家(「保証人」は我々国民です)からカネを巻き上げる最大の武器である「中央銀行」の成り立ちやカラクリを暴いていきたいと思います。アメリカの中央銀行はFRB、日本の中央銀行は「日本銀行」ですね。#金貸

2012-05-12 19:38:11
花盗人 @nusubito_hana

75.【国家にカネを貸すために誕生した中央銀行】17世紀、財政難が続く国家に対しより多く資金を貸し出すため、金貸し達が「同業者が資金を持ち寄り国家に貸し付ける」目的で作られたのが中央銀行制度。(1694年イングランド銀行 http://t.co/pLwTy0tz) #金貸

2012-05-12 19:38:44
花盗人 @nusubito_hana

76.【中央銀行=民間銀行】つまり、中央銀行は、あたかも国家・政府の(=国民の)銀行であるかのように装っているが、実はそうではなく、あくまで民間銀行。それは現在のFRBも日銀も同様。しかも、取りっぱぐれのない国家からの利息で儲けるために設立された。#金貸

2012-05-12 19:39:26
花盗人 @nusubito_hana

77.【通貨発行権の獲得】その際、中央銀行は国家にカネを貸す代わりに、大量の銀行券=紙幣を発行する権利(通貨発行権)を手に入れ、その特権的地位と豊富な現物準備(金の備蓄)きら、国家による正貨(金貨・銀貨)と同等の信用を獲得、流通しはじめた#金貸

2012-05-12 19:40:07
花盗人 @nusubito_hana

78.そうなると、一般の民間銀行も中央銀行の持つ信用力(=だまし)に依拠し、中央銀行券を用いて預金管理を行うようになっていった。(現在も何の疑問もなく金貸し達が流通させている紙幣を日々我々は使っている) #金貸

2012-05-12 19:40:42
花盗人 @nusubito_hana

79.こうして、【金貸しが作った中央銀行だけが紙幣を発行し、国家は中央銀行から借金をして財政を維持するという「中央銀行制度」が誕生した#金貸

2012-05-12 19:41:12
花盗人 @nusubito_hana

80.中央銀行は国王への資金提供を通じて国家に対し絶大な権力を握り、また、他の一般銀行への貸し出し(中央銀行券の供給)を通じて、一般銀行及び銀行からカネを借りている我々庶民に対し絶大な影響力を持つようになった。#金貸

2012-05-12 19:41:47
花盗人 @nusubito_hana

81.【日本の紙幣は「日本銀行券」】明治15年に日本銀行が設立され、日本の紙幣は基本的に「日本銀行券」となった。一方、金貨・銀貨は明示初期から政府(国家)が発行を独占。硬貨が紙幣の「補助通貨」となった現在も政府が発行。#金貸 http://t.co/ksia2xXQ

2012-05-12 19:42:27
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花盗人 @nusubito_hana

82.【国家がカネを借りた分だけ紙幣(銀行券)が増える】この中央銀行制度の下では、通貨発行券を握る中央銀行がカネを貸した分だけ、原資(金や銀)以上の紙幣が発行される。つまり【国家が国債を発行した分だけ、紙幣流通量が増加する】#金貸

2012-05-12 19:43:08
花盗人 @nusubito_hana

83.原資以上に紙幣が発行されているため、全ての紙幣が原資(金や銀)と交換できるわけではない。もし一度に大量の人間が銀行券を金に交換しようと銀行に殺到すれば(=取り付け騒ぎが起きれば)全ての預金者に金を用意することができずに信用は暴落する。#金貸

2012-05-12 19:43:31
花盗人 @nusubito_hana

84.【中央銀行制度の誕生】黄色の矢印に注目。実は民間銀行である中央銀行は、上は国家に、下は市中銀行を通じ我々庶民にカネを貸し、双方から利息収入を得ている。超儲かる商売! http://t.co/RhHQC9Qg

2012-05-12 19:46:12
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花盗人 @nusubito_hana

85. 果たして、世界経済破局は来るのか?「GRAND THEORY VOL4 経済破局は来るのか?~金貸しが創りあげた近代市場の崩壊~」http://t.co/KDkNxOxPを元に「金貸し」によって仕組まれた「市場」の真の姿を暴く連続ツイートを続けます。#金貸

2012-05-21 23:07:49
花盗人 @nusubito_hana

86. 前回は金貸し(国債金融資本)が国家から通貨発行券を奪取してつくりあげた「中央銀行」についてでしたが、今回は、まず、18世紀終盤にイギリスではじまった「産業革命」の秘密。そして、金貸し達の究極の収奪システムである「基軸通貨体制」について考えてみたいと思います。#金貸

2012-05-21 23:08:48
花盗人 @nusubito_hana

87.【中央銀行⇒「産業革命」⇒工業国家】中央銀行制度によって、金貸しは「必要に応じてカネを生み出す」ことが可能となった。中央銀行の生み出す大量のカネが産業に供給され、工場を建てるなどの設備投資が行われ、技術革新(=産業革命)が進んでいった。#金貸

2012-05-21 23:09:10
花盗人 @nusubito_hana

88.因みに、「自然に対する畏怖の念の喪失」も産業革命をはじめとする近代科学成立のポイントです。「山本義隆著「福島の原発事故をめぐっていくつか学び考えたこと」のポイントまとめ~原発問題が俯瞰できる!」 http://t.co/QuDPWjVKの47~90番を是非読んで下さい。

2012-05-21 23:09:52
花盗人 @nusubito_hana

89.市場におけるあらゆる産業にとって、原材料を調達するにせよ、工場を建てるにせよ、人員を増やすにせよ、カネの流通量が多い(カネ回りがいい)ことが発展に不可欠。カネが無ければ何もできない。よって、あらゆる近代国家が中央銀行を設立し、産業革命に突入#金貸

2012-05-21 23:10:22
花盗人 @nusubito_hana

90.【貿易量拡大⇒「基軸通貨」】当時のヨーロッパは、大航海時代(←略奪による富の蓄積)からの市場拡大で庶民も豊かさを享受。産業革命→機械による大量生産品は、質が良く安価だったため人気商品となり、大量に消費された。(中央銀行→工業生産→大量消費社会)#金貸

2012-05-21 23:10:54
花盗人 @nusubito_hana

91.いち早く中央銀行を導入して産業革命を達成したイギリスは、この工業生産品(綿織物製品)を他国に大量輸出して利益を上げた。一方、イギリス製品を輸入する国はイギリス通貨=ポンドが無ければ製品を買うことができないため、各国ともポンドを必要とする。#金貸

2012-05-21 23:14:39
花盗人 @nusubito_hana

92.カネをいくらでも生み出せる中央銀行制度もあり、ポンドが世界中の国々に急速に普及していく。そして、各国間の貿易決済でも共通通貨としてイギリス・ポンドが使われることになっていった。⇒【基軸通貨・ポンド】の誕生である。#金貸

2012-05-21 23:15:09
花盗人 @nusubito_hana

93.【国際貿易決済の仕組み】各国間の貿易決済では、決済通貨(=基軸通貨)が当事者国の通貨でなければ、その通貨が流通する国(基軸通貨国)が関与することになる。現在も、日本と中国の貿易が「ドル建て」で行われる場合、アメリカの銀行を通じて決済が行われる。#金貸

2012-05-21 23:15:33
花盗人 @nusubito_hana

94.【基軸通貨:ポンド⇒ドルに移行したのはなんで?】現在はドルとアメリカの銀行がその役割を担っているが、20世紀初頭までは、ポンドとイギリスの銀行がその役割を担っていた。ポンドが衰退し、戦後ブレトンウッズ体制移行ドルが主役になった経緯は後日ツイートします。#金貸

2012-05-21 23:16:13
花盗人 @nusubito_hana

95.独輸出企業が仏企業に機械を輸出する場合:①独輸出企業は手形発行し独銀行に買ってもらう。②独銀行は英銀行にポンドで買ってもらう。仏銀行は英銀行からポンドで買い取る。最終的に仏輸入企業がその手形を買い取り、決済完了。#金貸 http://t.co/hiU8da5s

2012-05-21 23:16:54
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花盗人 @nusubito_hana

96.この大量の資金需要に対して、イングランド銀行(イギリスの中央銀行)は大量の紙幣を発行。以降、世界中に広がったイギリス植民地を基盤にした金融ネットワークを背景に、あらゆる貿易取引がポンドで決済され、基軸通貨としての地位を揺ぎ無いものとしていった。#金貸

2012-05-21 23:17:53
花盗人 @nusubito_hana

97.【金融ネットワークによって台頭したロスチャイルド家】この金融ネットワーク構築にあたって多大な力を発揮したのがロスチャイルド家。その歴史は18世紀ドイツのフランクフルトから始まる。#金貸

2012-05-21 23:20:28