UST: 6月30日14~17時「原発事故と民間事故調」@北海道大学 http://t.co/gBTV8flt 講演:下村健一(内閣審議官)、北澤宏一(民間事故調委員長)|パネル:下村健一、北澤宏一、堀尾健太(民間事故調・東京大学)、鈴木一人(民間事故調・北大)、司会・中島岳志
2012-06-30 13:49:52北澤宏一
北澤宏一(民間事故調委員長)「我々の事故調査委員会、国会でしたら命令し証言得ることもあるが、そうはいかない。私自身も、ちゃんとした調査できないのではないかと問われれば、そうかもしれない。しかし、科学者・技術者はどこにいるんだ、反省見えないと言われ試みを、私自身概要わかる程度だが」
2012-06-30 14:09:20北澤宏一「民間事故調は意見の場ではない。どのくらい危ない、チェルノブイリ事故後、原発が危ないと言われたが、日本の経済成り立たないと言われると…私自身の考えは、吟味しながら…という」
2012-06-30 14:11:03北澤宏一(民間事故調委員長)「原子力、100万倍のエネルギーだせる、我々のような技術屋からすれば夢のエネルギー、その夢のエネルギーがどうでてくるかといえば、燃料棒、γ線だとか中性子、高いエネルギーででてくるもの、我々は放射能と読んでいる、ものすごく高速で飛んでくる」
2012-06-30 14:14:29北澤宏一「エネルギーは欲しいが、放射能だけいらないというわけにいかない、そういう意味では私は、放射能はイヤだ、というわけにいかない、そこからスタートしたいと思います」
2012-06-30 14:15:13北澤宏一(民間事故調委員長)「燃料棒、水が沸騰して蒸気が出る。停止した後の熱、1時間にトンのオーダーで水を入れないと冷やせない、損傷、ときにメルトダウンしてしまう。漏れた放射能は、水、あるいは大気に拡散、閉じ込めておかないと外に出て行ってしまう。この黄色の部分が格納容器」
2012-06-30 14:16:57北澤宏一「保護してるわけですが、実際には漏れていたと。ごく一部が漏れたにすぎない状況で、現在止まっている。全部漏れたら大変なことになりますから、東電の人たちはいま現在も必死に対応。一にも二にも、燃料棒が溶けないよう冷却が重要、それにはポンプ、その電源が供給できずとまっちゃった」
2012-06-30 14:18:41北澤宏一「海水入れると、原子炉使えなくなる、これは経営者にとっては大損失。真水で冷却前提だが、それができなくなると海水入れざるを得ない。手遅れになった状況、どの段階かが、まだわかっていない状況、民間事故調は東電のヒアリングはできなかった、東電に関しては政府の事故調が」
2012-06-30 14:20:33北澤宏一「なぜ民間事故調が必要なのか、民主主義の特権、どう調べるか、これは結果論なのですが、若い大学院生、30人の若手ワーキンググループが、シニア、私たちの世代にヒアリング、何とはナシに2時間、3時間と話が進んだという面が、そうしたところ、日本も捨てたもんじゃないと」
2012-06-30 14:22:12北澤宏一「原子炉、停めたからといって、そのままにしていたら暴れ出す、技術屋からすれば欠陥商品、“原子炉は町の坂で急停止するトラック”のようなものと言われる所以。ブレーキかけたつもりがかかってなかった、どれがブレーキか扱ってるヒトがわかってなかった、ブレーキ普段使うことないから」
2012-06-30 14:23:35北澤宏一「普段使わない、事故がおこらないと使わないブレーキを知らなかった、あらゆる段階でそれがあった、マニュアルができていない、放射能漏れで住民が逃げなければならない段階、備えてあるはずだったが、実態は、きちんとできていなかった」
2012-06-30 14:24:45北澤宏一「原子力を安全に規制する側、非常時の電源喪失、考えないでいいとしてた。安全保安院は、安全のためのいろいろな規制しなければならないのに表向けには行わなかった、自主性、口頭でとの方針、文書残すと証拠が残ってしまうから。100%原子力安全ですと、だからそれ以上に規制できず」
2012-06-30 14:27:11北澤宏一「そこで、タブー、100%安全、安全神話、規制側も事業者側も空気の支配、自分の任期の間はコトナカレ主義、それが実態であると言わざるを得ない。多くの高官の方々にも我々ヒアリング、彼らの共通点、責任ある立場で“これではダメだ”と思いながら改善できなかったと」
2012-06-30 14:29:00北澤宏一「もうひとつ、テクニカルな側から申し上げますと、安全かそうでないかゼロかイチの世界ではない、福島の事故『0.1』くらいで済んでいる、不幸なことではありますけれども。なるべくはやく4号機、使用済み燃料プール守ろうと、そういう努力なされてると思う」
2012-06-30 14:31:57福島の事故が0か1かという評価で0.1 といってるが おいおい、そうじゃないだろう (live at http://t.co/mHlhtFho)
2012-06-30 14:32:21