IWC64_2012_議事Tweet by真田康弘:議題7生存捕鯨つづき(2日目分)
- shimanomusume
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今回の国際捕鯨委員会の議長(スイス)は、例年に比べて議事をかなりのスピード進行で進めていっています。この様子だと、もう木曜には議事日程が全部終わるかも知れません。
2012-07-03 09:15:41議長:今日の会議を始めます。その前にパナマ政府の皆様に昨夜の素晴らしいレセプションの御礼を申し上げます。レセプションを使って話し合いをし、解決できたものもあると思います。ですので今日の話し合いはスムーズに進むと期待しています。
2012-07-04 00:38:32米国:共同での付表修正案ですが、現在の捕獲枠を2018年まで延長することを趣旨とするものです。科学委員会はこの捕獲枠が持続的であると結論付けています。質問が昨日出ましたので、これに答えようと思います。
2012-07-04 00:39:33米国:昨日出た3つの疑問は、ブロック枠と繰越の問題でした。6年のブロックになった場合は、2018年にレビューが行われることになります。隔年開催がいつになろうと影響は出ません。ブロック期間が8年になっても、科学委の勧告を満たしていると考えています。
2012-07-04 00:40:09米国:ただ6年のほうが科学的に安全だという根拠はありません。繰り越しについては、科学委はシュミレーションを行い、コンピュータシュミレーションを行い、コククジラとホッキョククジラについて行いました。
2012-07-04 00:40:46米国:セントビンセントの捕鯨が生存捕鯨の概念に合致しているかについてですが、これはIWCの生存捕鯨の定義に合致していると考えます。セントビンセントの捕鯨については改善がみられるのに、これを投票でノーと言うのは適切でないと考えます。
2012-07-04 00:41:09アラスカ先住民:私はアラスカの捕鯨船の船長で、アラスカ捕鯨協会の議長です。北アラスカの11の漁村のうち4村を代表してきています。私たちは皆さんとは全く違い生活をしています。私たちのまちにはゼネラルストアが1店あるだけです。ガソリンは1ガロン当たり7ドル以上します。
2012-07-04 00:42:05アラスカ先住民:雇用機会もほとんどありません。ですので店から食料を買うこともあり得ませんし、海から食料をとるしかないわけです。そのように私たちは生きてきています。1977年からIWCには参加していますが、皆さんのほとんどが私たちの街にはきたことがないと思います。
2012-07-04 00:42:52アラスカ先住民:皆さんの決定は私たちの生死にかかわる決定になります。村の人間はIWCの捕獲枠のレビューがなされることを知っているので、とても心配しています。捕獲枠が減らされてしまったら、どうなるのかと心配しています。
2012-07-04 00:43:24アラスカ先住民:ホッキョククジラの資源量は健全です。私たちの観測からもそうですし、科学的にもそうであることが示されています。私たちが依存できる食料は海にあるものだけです。捕獲効率はここ10年で70%も改善しました。
2012-07-04 00:44:31アラスカ先住民:効率よくするために、ハンターをトレーニングをしたりIWCの作業の一環を反映しながら捕獲方法を改善して来ました。私たちの捕獲がこの場での政治的やりとりにやって危機に瀕しています。私たちの生活におおきな影響をもたらします。
2012-07-04 00:44:55アラスカ先住民:このようなやり方は我々のやり方ではありません。したがって皆さんがここで決める決定が私たちの現実の生活に影響を与えるということをどうぞご理解いただきたいと考えます。我々の食料安保は食料品店ではなく、海に依存しているのです。
2012-07-04 00:45:26アラスカ先住民:私たちが捕鯨をすることによってコミュニティが維持されるのです。私たちの捕獲枠に関する提案を支持してさるよう、予め皆様に感謝を申し上げておきたいと思います。どうぞ支持をお願いいたします。
2012-07-04 00:45:47議長:では議論の前に、NGOがこの議論の最後のほうで発言の機会があることを申し上げます。2団体の代表がお話になります。まずは各国政府代表の発言です。
2012-07-04 00:46:07ドミニカ共和国:わが国はカリブではザトウクジラの問題を別な観点から見ています。ドミニカはホエールウォッチングセンターを建設し、今では4万人がホエールウォッチングをしています。
2012-07-04 00:46:47ドミニカ共和国:ザトウクジラの捕鯨は適切ではないと考えます。科学委員会の要件に合致していないと考えます。例えば若いクジラなどを捕獲しています。カリブの歴史ではセントビンセントでは300年以上先住民はいません。3カ国全ての捕獲枠を支持するわけにはまいりません。
2012-07-04 00:47:04日本:提案を注意深く拝聴しました。米国からの回答は極めて正当なものと考えます。わが国としては科学的根拠に基づく持続的利用を推進しており、その観点から科学委員会はこの提案に持続的だと結論を出しております。したがいまして、私たちはこの共同提案を強く支持します。
2012-07-04 00:47:21エクアドル:エクアドルは先住民捕鯨を科学的証拠に基づくものであれば支持します。商業的でなければ支持します。わが国はセントビンセントによる捕鯨に関しては賛成できません。これは生存捕鯨ではありません。
2012-07-04 00:47:46エクアドル:1ないし2頭の捕鯨をするということについて、コンプライアンスも十分になされておりません。非致死的利用をセントビンセントは行うよう求めます。
2012-07-04 00:48:03メキシコ:アラスカの人々は非常に先住民捕鯨の質を高めたことを評価します。またロシアの捕鯨も評価します。しかしセントビンセントについては少し複雑です。これを一つのパッケージということになると、反対せざるを得ません。
2012-07-04 00:48:31メキシコ:これらは別々の提案にすべきです。セントビンセントの捕鯨は先住民が行っている訳ではありません。したがってセントビンセントに対してホエールウォッチングへのサポートを行いしたいと思います。
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