横須賀美術館「ラルクアンシエル展」を発端とする文化行政のあり方について

というタイトルで適切か分かりませんが。。 横須賀市議会議員・藤野英明さん、kmzwhrsさん、村上隆さんとのやりとりをまとめました。
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鈴木博喜 (「民の声新聞」発行人) @s_hiroki13

アルバイト先に熱狂的なラルクファンがいる。横須賀美術館の企画展が凄く良かったと、興奮気味に話してくれた。「横須賀美術館にはもう、行かないかな…」とも。企画展がリピーター獲得に結び付かない難しさはあるが、今後も集客力のある企画に期待したい #横須賀 @fujinohideaki

2012-07-04 21:59:47
@FujinoHideaki

@s_hiroki24 今回の企画展は、もう少し大きな意味合いがあるのです。これまで企画から運営まで「市の直営」で行なってきた美術館ですが、フジノとしては「全てを民営化すべき」だと訴えてきました。これまで横須賀市はそれに対して「運営だけの一部民営化はします」と答弁してきました。

2012-07-04 22:05:00
@FujinoHideaki

@s_hiroki24 しかし、完全民営化の提案というのはフジノだけでなくもともとは吉田市長とのフジノの共同の提案でもある訳です。そうした流れの中で、横須賀市は、今回の試行として「運営だけでなく企画」も外部にやらせてみました。電通によるラルク20周年企画展がそれです。

2012-07-04 22:06:31
@FujinoHideaki

@s_hiroki24 今回のラルク企画展が成功すれば、「運営」だけでなく「企画」も「一部民営化する」と横須賀市はフジノに答弁しています。したがいまして、今回はすでに大成功をおさめている訳ですので、今後、横須賀美術館は市職員による直営から「民営化」へ大きく舵を切ることになります。

2012-07-04 22:07:47
@FujinoHideaki

@s_hiroki24 横須賀美術館は「博物館法」に規定された「教育施設」でした。しかし、フジノは横須賀美術館を「博物館法」のしばりを外して、様々な興行が打てるコヤとして集客増すれば良いと考えています。もはや谷内六郎作品も不要。集客を望めず、赤字を垂れ流す美術館も不要。

2012-07-04 22:09:36
@FujinoHideaki

@s_hiroki24 「外部」の電通らによる「ラルク・アン・シエル企画展」が過去最高のチケット売り上げを叩きだしたという大成功が示しているように、「市が企画まで直営で行なうような美術館」には来客アップは望めません。従来の横須賀美術館は、もはや実質的に失敗であることが明らかです。

2012-07-04 22:11:48
@FujinoHideaki

@s_hiroki24 今後もラルク・アン・シエル20周年企画展のような良質な企画を、外部の企画&運営によって行なうことが、毎年3億5000万円の赤字を垂れ流している税金のムダ使いである横須賀美術館を救う唯一の道だとフジノは考えています。ゆくゆくは完全に売却すべきですけれど。

2012-07-04 22:13:08
@FujinoHideaki

今回、「ラルク・アン・シエル20周年記念企画展」を横須賀美術館を会場に開催した訳ですが、良質なコンテンツであれば国内全域だけでなく海外からもお客さまが来て下さることが証明されました。一方、旧来の横須賀美術館のコンテンツにはそんな魅力は全くありませんでした。

2012-07-04 22:16:50
@FujinoHideaki

横須賀市民の税金を使って直営で運営されている美術館は、開館から丸6年、つねに3億5000万円もの赤字を垂れ流してきました。その一方で、国民健康保険料・介護保険料などは値上げをしてきました。もはや、直営の美術館が市民にとってお荷物そのものであることは明らかです。直営をやめるべき。

2012-07-04 22:18:16
@FujinoHideaki

小児医療費を無料化する動きが都市間競争の中で繰り広げられています。横須賀市では、小児医療費無料化の枠を1才広げるために必要な財源は1億円です。つまり、美術館が垂れ流す赤字3億5000万円が小児医療費無料化に使えれば、今よりも3才広く小児医療費を無料にできるのです。

2012-07-04 22:22:18
@FujinoHideaki

だから、「毎年3億5000万円の赤字を垂れ流す」ということは、「こども家庭福祉を犠牲にしていること」とイコールなのです。

2012-07-04 22:27:40
@FujinoHideaki

@s_hiroki24 吉田市長は残り1年の任期を前に、美術館の赤字を減らしたということを記者会見で語ったようですが、4億円近い赤字のうちのわずか1000~2000万円を減らしたに過ぎません。きっぱりと「公設民営化への移行」あるいは「美術館の看板はかけたまま休館にする」べきです。

2012-07-04 22:30:29
Hiroshi Kumazawa @kmzwhrs

横須賀美術館のラルクアンシエル展「成功」を受けての同市議会議員の藤野さん @FujinoHideaki のツイートをひとしきりRTしました。谷内六郎作品入りませんという超具体的なご提案に失神しかける。あらゆる意味で不幸過ぎる、横須賀。

2012-07-04 22:39:26
Hiroshi Kumazawa @kmzwhrs

続き:「…一方、旧来の横須賀美術館のコンテンツにはそんな魅力は全くありませんでした」引用終わり。ちょっと限界を超えてきた。

2012-07-04 22:43:21
Hiroshi Kumazawa @kmzwhrs

.@FujinoHideaki ご不快に感じられたとしたら申し訳ありません。谷内六郎のご遺族の問題が大変なのも理解しております。また、ラルクアンシエルの展覧会が集客的に成功しているのも存じ上げています(続)

2012-07-04 22:47:05
Hiroshi Kumazawa @kmzwhrs

.@FujinoHideaki 「ご回答」とご理解いただけるかどうか難しいところです。開館前のゴタゴタ、反対運動と署名、すべてご理解しております。私は美術館畑といってよい人間です。横須賀美術館を巡る諸問題が、開館当初から現在に至るまで、誰も幸福にしていない事実を悲しむのです。

2012-07-04 22:50:24
Hiroshi Kumazawa @kmzwhrs

今、横須賀市議である藤野さんからの連続twで、これまでの横須賀美術館の「赤字」、ラルクアンシエル展の大成功、さらにこれまでの横須賀美の活動を全く評価されていない旨が表明されている。さらに、「「博物館法」のしばりを外して、様々な興行が打てるコヤとして集客増すれば良い」とのご提案も。

2012-07-04 22:57:31
Hiroshi Kumazawa @kmzwhrs

この藤野さん @FujinoHideaki さんの論点が非常に明確につき、美術館崩れである私は身を裂かれる思い。出発点から不幸であったかもしれないが、やはり、できた子供(=館のことね)には目をかけてやらざるを得ない。

2012-07-04 23:01:06
@FujinoHideaki

@kmzwhrs 学芸員課程に携わる身であれば、そのようなお気持ちになるのは十分に理解できます。ただ、そもそも横須賀・三浦地域は、絵画・彫塑・彫刻など芸術家が多く、民間の美術館もあり、官によるものではない、カフェや公民館などでの展示も日常的に行なわれてきた土地柄なのです。

2012-07-04 23:04:37
Hiroshi Kumazawa @kmzwhrs

.@FujinoHideaki 成程、私自身は横須賀市民ではなく有権者ではない者ですが、横須賀美術館の成り立ちから現在に至るまでの状況を憂えており、市の予算問題に厳然と立ち向かわなければならない藤野さんとは立場は違います(続)

2012-07-04 23:04:53
@FujinoHideaki

@kmzwhrs そして、横須賀美術館を横須賀市が建設するという動きが起こった時に、反対運動に率先して協力してくださったのがそうした美術関係の団体のみなさんでした。つまり、過去の市長が官製の美術館を作ろうとしたことに、市民の芸術家たちはみな反対したのです。

2012-07-04 23:05:51
@FujinoHideaki

@kmzwhrs 僕は今でもこうした芸術家の方々と日常的なつながりがありますが、横須賀美術館は今も人気がありません。何故なら、市の美術館でありながら、市民芸術家の作品を展示することを拒否しているからです。そんな美術館は美術館とは呼べません。沢田元市長の個人的な趣味です。

2012-07-04 23:07:08
@FujinoHideaki

@kmzwhrs 市民に開かれていない美術館。作品を提供して下さった谷内家のご遺族からも作品の返還を求められている美術館。さらに致命的なことに、これだけ財政危機な中で毎年3億5000万円もの赤字を垂れ流し続けている美術館。これが横須賀美術館の現実なのです。

2012-07-04 23:08:11
@FujinoHideaki

@kmzwhrs 働いている学芸員の方々は個人的にとても僕は信頼しています。厳しい制約のかせられた予算の中で、ものすごくがんばってくれています。また障がいのあるこどもたちと芸術家のワークショップや視覚障がいのある方々も芸術を体感できる美術館の在り方を目指してくれています。

2012-07-04 23:09:17
@FujinoHideaki

@kmzwhrs でも、そうした学芸員さんたちがどれほどがんばったとしても、横須賀美術館はそもそもスタートから失敗なので、個々の学芸員さんたちのがんばりでは修復はできないのです。バブルの時に元市長の個人的趣味からスタートした過去からすっぱりと決別して再スタートしなければいけない。

2012-07-04 23:10:42