渡邊芳之先生ynabe39の「学校は命をかけて行くようなところではない。」

そんなことは誰でもわかっているはずで,だから病気になればみんな学校を休むし,それを先生が責めたりは(ふつうは)しない。しかし「いじめられるから学校を休む」ことはなぜか認められにくい。 怖いのはその「学校には行かなくてはならない」という価値観あるいは道徳が「いじめられている子」にも共有されていることだ。行けばつらいし行ったら生きられないのにがんばって行って,そして死んでしまう。 「いじめをなくす」ために行われることが「いじめそのもの」になるのも学校。by 渡邊芳之
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二日前

まとめ 渡邊芳之先生ynabe39の「「学校はなんの目的で生徒のどのような権利をどこまで制限できるのか」をきちんと議論すべき。」 「いじめ自殺」が「殺人」とされないのも学校が「教育の目的で生徒の人権を制限する」ためになし崩し的に「外の法律の適用されない場」になっていることの結果。こういうことをなくすためにも「学校はなんの目的で生徒のどのような権利をどこまで制限できるのか」をきちんと議論すべき。 学校が「治外法権」になっているのは学校が機能するためには法律が保証するような生徒の人権をある程度制限しなければならないからだが,そのことが教師や生徒の不法行為も容認するように働いてしまっているのが問題なのだと思う。by 渡邊芳之 7440 pv 54 7 users 2

一日前

まとめ 渡邊芳之先生ynabe39の「いじめは「指導」 道徳は「同意され正当化されたいじめ」ですからね。」 「心のノート」(小中学校の道徳の副読本)を見れば「どういう人をいじめたらよいのか」のヒントがいっぱい書かれていますよ。by 渡邊芳之 60055 pv 674 264 users 55

渡邊芳之 @ynabe39

私も含めて学校の先生というのは,学校で起きるなにかのトラブルの解決策として「学校に来ない」ことを提案するのは嫌いである。とにかく学校に来ることは前提としてトラブルを解決しようとしてしまう。私もそれで失敗したことが何度もある。

2012-07-06 07:19:27
渡邊芳之 @ynabe39

まあ電気屋がテレビのトラブルを「テレビを見ない」ことで解決させようとは思わないだろうし,ボーリング場の経営者がボーリングがうまくできない人に「じゃあボーリングやめたら」とは言わないだろう。

2012-07-06 07:22:30
渡邊芳之 @ynabe39

しかしわれわれ教師がそういう「商売っ気」を捨てたほうがいい時というのは確かにある。もちろん頻度的にはわずかしかないのだけれど。

2012-07-06 07:23:40
渡邊芳之 @ynabe39

「一般論」として学校には行かないよりは行ったほうがいい,ということには私も深く同意するし,そう思うからこそ学校の先生なんかやっているわけだが,それは「学校に行かないほうがいい明確な理由」がないときだけだ。

2012-07-06 07:25:56
渡邊芳之 @ynabe39

学校は命をかけて行くようなところではない。

2012-07-06 07:29:06
渡邊芳之 @ynabe39

そんなことは誰でもわかっているはずで,だから病気になればみんな学校を休むし,それを先生が責めたりは(ふつうは)しない。しかし「いじめられるから学校を休む」ことはなぜか認められにくい。

2012-07-06 07:30:44
渡邊芳之 @ynabe39

怖いのはその「学校には行かなくてはならない」という価値観あるいは道徳が「いじめられている子」にも共有されていることだ。行けばつらいし行ったら生きられないのにがんばって行って,そして死んでしまう。

2012-07-06 07:33:21
渡邊芳之 @ynabe39

これは自分も親になってよくわかったことだが,われわれ親も「学校は行くのが当然」と思っているから子どもが毎日学校に行くと喜ぶし,行かないと怒ったり悲しんだりする。そのことが子どもに与えているプレッシャーは大きい。

2012-07-06 07:35:37
渡邊芳之 @ynabe39

とにかく親が口だけでもいいから「学校が本当につらければ行かなくていいんだ」と言っておくことは大切だと思う。自分はそうしている。

2012-07-06 07:38:33
渡邊芳之 @ynabe39

しかしその「学校に行かない人生」を選べること,親が子どものそうした人生を容認できることは,多くの場合親の社会的地位や収入と正の相関になるだろうと思う。学校に行かなくてすむ子ども,それを容認できる親はある意味「社会的強者」である,というのもこの問題の複雑なところだ。

2012-07-06 07:40:23
渡邊芳之 @ynabe39

エジソンが学校に行かなくてすむようになったのは,エジソンの家にある程度の余裕があって,学校に行かない子ども,学校を出て働いて稼がない子どもを養っていく力があったからだろうとも思う。

2012-07-06 07:41:54
渡邊芳之 @ynabe39

義務教育というものほど誤解されているものはないと思います。 RT @tachi_giKZ: 教育って国民の義務じゃないんですかね。あ、それとも教育に学校は関係ないのかな?

2012-07-06 07:42:44
渡邊芳之 @ynabe39

内藤朝雄さんはそれを「システムの抜け穴」とはいわず「システム自体の当然の帰結」だと言ってしまったので教師からも,いじめっ子からも,またいじめられっ子からも,そして社会からも憎まれることになった。

2012-07-06 07:47:18
渡邊芳之 @ynabe39

でしたらあなたにも学問は不要でしょうね。 RT @ma_china: 人民の大半は学問など不要という現実に鑑みると校長先生は正しい_ RT @omiyas 「我慢も教育のうち」とかいう校長とかがいるくらい学校は修行の場 

2012-07-06 07:48:15
渡邊芳之 @ynabe39

あるシステムの中で,同じトラブルがそれが起きる場所や関係する人をそれぞれに変えて何度も何度も繰り返される時には,システム自体にそのトラブルの原因があることが多い。

2012-07-06 07:49:33
渡邊芳之 @ynabe39

母親が働かずに家にいることができた,ということですよね。 RT @berotti3: 母親が元教師で家で勉強を教えたからと聞きました。母は偉大です。

2012-07-06 07:50:31
渡邊芳之 @ynabe39

両親共働きだったら学校に行かない子どもはいつも家で一人でいることになります。それは心配だし学校に行ってくれたほうが安心で便利ですよね。

2012-07-06 07:51:46
渡邊芳之 @ynabe39

これもまさに金の問題です。RT @daihiko: 金の問題、階層の問題はやっかいだと思います。

2012-07-06 07:53:03
渡邊芳之 @ynabe39

大好きなふりをしてくれているのかもしれないのです。子どもはそういうものです。 RT @haukapua: それはウチのことですね。うちの子は学校大好きだから助かる。

2012-07-06 07:53:38
渡邊芳之 @ynabe39

あなたのその感覚をすべての親に強制することもできないですよ。 RT @kuhina: わが子は一人でいましたよ。低学年の時から、学校へ行くよりは留守番のほうがずっとましだと。学校は保育をするところという感覚なんですか?

2012-07-06 07:54:29
渡邊芳之 @ynabe39

しかしそれこそ「家に一人でいた結果おかしな子どもになった」としても子どもが死んでしまうよりはずっといいです。ずっといいですよね。

2012-07-06 07:55:24
渡邊芳之 @ynabe39

それを責めるのは簡単ですが親も子育てだけやってるわけではないですからね。 RT @AES_OP: 「うちの子供は文句言わないから楽」という思考停止ktkrRT @ynabe39: 大好きなふりをしてくれているのかもしれないのです。子どもはそういうものです。

2012-07-06 07:57:14
渡邊芳之 @ynabe39

そこで「子どもの命と仕事とどっちが大事なんだ!」と言ってしまったらそれも「いじめ」。

2012-07-06 08:21:49
渡邊芳之 @ynabe39

もともと明治政府が初等教育を整備した目的はそれですよね。だから体育や音楽にも非常に力を入れた。 RT @Gluck_Katze: …学校が子どもを拘束して一定の規範を身につけさせる場所として機能していて、それが中心的役割になりつつあるように思えます。

2012-07-06 08:33:00