今問われる法科大学院の意義
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nukegara_yami
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5日東京新聞朝刊26面「法科大学院崩壊寸前?-相次ぐ学生募集中止」愛知大法科大学院の森山文昭教授「多様な人材を集めようと、法律を勉強した経験のない人を入れようとした結果、法律に適正のない人まで入学させている」「司試の受験資格から法科大学院修了の条件を外し、以前の制度に戻すべき」
2012-07-05 06:51:04
同東京新聞記事から。法科大学院を修了した向原栄太郎弁護士(38)は「授業は司法試験には全く役立たなかった。本来は合格後の司法修習で学ぶ実務の一部まで詰め込んだカリキュラム。受験対策にもならず、実務にも役立たない。すべてが中途半端だった」。同弁護士の同級生80人のうち司試合格は4人
2012-07-05 07:19:20
東京新聞に向原先生のインタビューが。正直、ロースクール内でどんな教育がなされているかがよく分からないんですよね。非常勤講師をやっていた時も、自分の担当以外がどんなことやっているかは良く分からなかったですし。ただ、生徒による授業の評価はしていて、得点化もされていた記憶。
2012-07-05 08:54:28
もちろんローの教育にも良いところは沢山あるのだろうし、ロー卒の弁護士が劣っているとも思えない。旧組に比べて優れているところもたくさんある。私が抵抗を感じるのは、受験資格としてロー卒を要求している点であって、人材の多様性を妨害し、優秀な人材の一部を逃がしている気がしてならない。
2012-07-05 09:25:52
ローが無意味だと感じるのは自由だけど、(少数かもしれないけど)ローの授業や勉強が役に立ったと考える人がいることも忘れないでほしい。
2012-07-05 09:04:48
私はまだまだロースクールには理想はあると思っているけどなぁ。多すぎるという問題はあるし、少子化の影響もこれから出てくるだろうし、専門教育の一般化という問題だろう。でもまだ可能性はあると思うのだよね。あとは奨学金などの充実の問題があるね。
2012-07-05 09:58:14
さすがに法科大学院は、かすかにも役立ちません、という主張してる人はいないとおもうけど、現実はそっちに向かってたりするのかね。ローに入れて合格したヒトにすら役に立ってなければ、即刻廃止すべきなだけで、何の正当化にもならんでしょう。
2012-07-05 10:26:26
「司法試験も経験したことがなく実務も知らない教授がローで何を教えられるか」という意見には、「あなたは2年間ほぼ毎日あるローの講義を経験したことがなく全講義過程を知るわけでもないのに何をいうのか」と反問したい。予備校も、ローの授業も、基本書も、いかに自分の勉強に役立てるかに尽きる。
2012-07-05 10:52:21
教育に関する話は拡散してとりとめなくなるからあまり好まないが、今朝のTLでの話を見ていて疑問に思うのは、学校って各個人にとってどれくらいの存在だったんだろうということ。いろんなことを経験した場ではあるが、授業の内容や教師の言葉が人格形成に大きく影響を及ぼしたという自覚は特にない。
2012-07-05 09:02:31
@Khachaturian 同感です。エピソード的に楽しかったこと感動したことなどありますが、それが自分の全人格を形作ったとまでは思いませんね。素晴らしい師に学校で巡り合えたひとは幸運とも思います。
2012-07-05 10:59:02
何度も何度も繰り返してるけど,問題は「強制するな」の1点。主戦場がローの授業の質の評価の話になって泥仕合繰り広げるのはもう勘弁して欲しい。仮に質が良ければ強制してもいいってことにもならないでしょう。
2012-07-05 11:08:25
私は質がいいとも思っていませんし無駄だらけだと思ってますけどね。でもそれは強制反対の主張を補強するものに過ぎない。
2012-07-05 11:11:43
そもそも「こんなに素晴らしいから強制してもいい」という着地点を目指してローを語る人が疑問です。@harrier0516osk: 少なくとも現状は、強制するほどのものではないですよね。 RT @worldjourney: 何度も何度も繰り返してるけど,問題は「強制するな」の1点。
2012-07-05 11:27:38
法科大学院については、制度上の問題と個々の大学院の問題を立て分ける必要がある。伝聞情報ではあるけど、そんな授業をしてたんでは司法試験に対応できないな、と思える授業をしている大学院もあるし、そうでないところもある。
2012-07-05 10:39:29
司法試験の問題自体が相当実務を意識しているのだから、法科大学院の授業の質というのは、研究者教員が実務を意識するかどうかでかなり変わると思う。実務家教員はほっといても実務教えるし。つか、実務しか知らんしw
2012-07-05 11:25:00
法科大学院がスタートする前に、ある開学予定校で、うちが開学したらこういう授業をします、という研究者教員の模擬授業を見たことがあるが、そのテーマが「法人の犯罪能力」。こりゃだめだ、と思った。そして、予想は裏切られていない。
2012-07-05 11:42:18
法科大学院では、まず原則や基礎を理解させることが最重要課題。そしてそれは、原則や基礎の適用を通じてしかできない。個人責任原則の刑法においていきなり法人はないでしょ。
2012-07-05 11:50:51
「司法試験を意識した勉強をすれば実務にもそのままその勉強は通用する」と思っているのだけれど、なぜか「司法試験の勉強」と言った瞬間実務とも学問とも別物扱いで議論されてしまう風潮はいかがなものか。もちろん心ある教員は少なからずおられるのだけれど。
2012-07-05 11:34:14
当職の通っていた法科大学院にはある分野の権威の大先生がおりましたが,その大先生がなさる講義は教科書ベタ読みという素晴らしい授業で,試験問題も古き良き1行問題ばかりでした。非法学部の人間としては,法科大学院にいながらにして法学部の授業を体験出来て非常に勉強になりました。
2012-07-05 11:37:04
当職はロースクールが設立されていなかったまず間違いなく法曹のみちへ進んでいませんでした。残念ながら理念に合致する「多様な人材」とは言い難いですが,自分としてはこの制度に対して,なんというかそれなりの恩義を感じているのです。その恩義とロースクール制度を現状で存続させるかは別ですが。
2012-07-05 10:05:36
(続き)ロースクールでの授業は勉強になりました。しかし,それは授業そのものというよりも司法試験受験生という意識がもたらす部分が強かったのかもしれません。ロースクール時代に担当教授の許可を得て学部の授業を一部聴講させていただきましたが,それも同様に勉強になったので。
2012-07-05 11:38:51
(さらに続き)実務系科目や先端科目は勉強になったけれど,前期修習のかわりになったかと言われれば多分ノー(前期修習を知らないけど)。同級生が積極的に取り組んでいたかと問われれば「・・・」。いわゆる双方向授業は一部の学生と教師との間でのみ成り立っていた印象。
2012-07-05 11:48:21