Smips・全体セッション(2012年7月)【ラボノート再考:研究室におけるリーダーシップと知的財産マネジメント】
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参考記事
研究会のtwitter実況
Smipsの全体セッションは総合オーガナイザー隅蔵先生による「ラボノート再考:研究室におけるリーダーシップと知的財産マネジメント」
2012-07-07 15:09:38「よいラボ」の観点は大きく2つ。高い生産性(論文、特許、設備、データベース、人材、ノウハウなど)が1つ。構成員にとってのハッピーな環境(コミュニケーションの質、健全な競争、良いポストに着く機会など)が2つめ。
2012-07-07 15:28:33ラボラトリーマネジメントの一部は、URAによって支援できるかもしれない。が、基本的には、研究者(ラボの責任者)が大きな役割を担う
2012-07-07 15:31:36ラボラトリーマネジメントがしっかりしてないと、研究成果が出ないとか、研究成果が流出するとか、いろいろ問題が起こる
2012-07-07 15:32:13ラボラトリーマネジメントについて考える上で前提になること。ラボが閉じた場ではなくなってきている、研究成果の特許化の必要性が高まっている、研究の競争激化から情報管理が必要となっている、など。
2012-07-07 15:34:13その一方で、学術研究の推進において、ラボ内外の情報交換は最大限確保するべき。また、研究者の流動性も高まっている。
2012-07-07 15:35:21ラボラトリーマネジメントの要素。研究資金の獲得、実験室の設計、研究スタッフの確保。実験室設計は意外とおもしろい視点かもしれないな。実験装置の確保はもちろんのこと、メンバー間のナレッジ共有が進むレイアウト設計など。
2012-07-07 15:38:09アメリカの特許法が先発明主義から先願主義になったからといって、ラボノートの必要性がなくなったわけではない。日常の研究進捗管理の場面で必要になる。
2012-07-07 15:44:07不正競争防止法の話から営業秘密の定義の話。要件として「秘密として管理されていること」があり、秘密として管理されていることを証明できなければいけない
2012-07-07 15:45:09秘密保持契約は大事なんだけど、契約を結ぶ前に「誰が、いつ、どの段階まで達していたか」を明確にしておくことが大事。この辺は、学生の勉強会でも気になるポイントなんだよなー
2012-07-07 15:48:56秘密情報の定義をしっかりしないと、外でべらべらしゃべってしまうか、外で何も話せなくなってしまうか。研究室に被害を与えるか、学問の発展に貢献できなくなるか。
2012-07-07 15:51:17ラボノートの証拠能力を高めるためには「研究内容が理解できる第三者によるサイン」が有効なんだけど、「研究内容が理解できて」「研究成果が出たときに利害関係が無い」人を確保するのは大変である
2012-07-07 15:54:01包括的な秘密保持契約において、営業秘密を定義する際には、「ラボノートに記載された内容の中で公知(論文・学会で発表済み)でないもの」とするのが良さそう
2012-07-07 15:55:33研究室の他のメンバーのラボノートは見ていいのか。研究室の仲間もいずれ競争相手になる。とはいえ、他メンバーとの知の融合はラボにとって重要なので、このあたりのマネジメントはラボの責任者がしっかり考えるべき
2012-07-07 15:56:49iPS細胞のインターフェアランス(になりかけた)事例。インターフェアランスとは、複数の発明者のうち、誰が一番先に発明をしたかを確定する手続き(めちゃくちゃ大変)。証拠資料の1つとしてラボノートが有効になる
2012-07-07 16:04:58