「いまを生きるために必要な歴史の学習と抵抗の実践について」

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@novluno

改定入管法施行スタート。外国人を治安対象とし、非正規滞在者の締め出し強化、人権無視の制度に断固反対!改定入管法廃絶!!すべてのひとは平和のうちに生きる権利をもっている。

2012-07-09 11:34:40
@novluno

オーバーステイ状態にあるひとびとはそもそも日本経済に利用されてきたのではないか。そのようなひとたちをジリジリと追い込んで追い出すための制度改悪、そして外国人のなかでも待遇に格差をつけ、分断を図る制度は卑劣極まりない。改定入管法をこのまま存続させることを許してはならない。即刻廃止。

2012-07-09 11:41:45
@novluno

日本本土に暮らす日本国籍者であるにもかかわらず「コスモポリタン」として普遍的な立場で唱える平和ほど陳腐なものはない。特権的立場を自覚することにより、それが自らの加害性に向き合うことに繋がる。植民地支配・侵略戦争・沖縄への基地の押し付けの自らの責任を問わずして実現できる平和はない。

2012-07-09 17:59:16
@novluno

植民地支配や侵略戦争は過去のことであり、敗戦後に生まれたひとびとには無関係なことだという意見があるが、そうではない。帝国主義日本が敗戦したとき、「一億総懺悔」で懺悔したのは侵略した国々に対してでも、戦勝国にでもなく、天皇に対してであった。→

2012-07-09 18:07:14
@novluno

→敗戦しても帝国主義日本の精神を克服できず現在まで継続させ、その社会を生きている。敗戦により「もたらされた」民主主義や平和主義といったものたちは、克服されなかった帝国主義の地金の上に塗られたメッキでしかなく、グローバリゼーションによる利益獲得競争のなかでそのメッキが剥げつつある。

2012-07-09 18:10:14
@novluno

新自由主義による競争を勝ち抜くために国民国家意識を再編成することで、勝ち組になれなかったものたちも、日本人であることで外国人排斥によるガス抜きと「強いもの(ファシスト石原や橋下)」たちへのおもねりによって癒しを得る。新自由主義とファシズムの親和性の高さに気づくことが必要である。

2012-07-09 18:14:25
@novluno

競争社会を生きさせられることでファシズムへおもねり、ナショナリズムによる「日本人であれば勝った日本に庇護される」という幻想が「非国民にならない」という保守的な意識へと転換される。しかし、非国民であることは本来であれば帝国主義日本の精神を継続させている国家に暮らしているのであれば→

2012-07-09 18:19:54
@novluno

地金としての植民地主義、侵略主義、差別排外主義への抵抗として、平和を志向するものには当然のことであった。かつての金子ふみ子や長谷川テルのように、普遍的な平和を志向するものであったからこそ、日本人という立場を引き受けたうえで、なおかつ非国民であることを信念として生きた。

2012-07-09 18:22:12
@novluno

今でも、野宿生活者の生存権や釜ヶ崎の日雇い労働者の参政権、朝鮮のひとびととの連帯から北東アジアの平和を主張したひとびとはことごとくこの「帝国主義日本」の治安対象として逮捕・弾圧されている。すでにこの国の掲げる平和や人権、正義といったメッキは剥がれ、地金が出ているのである。

2012-07-09 18:25:53
@novluno

なぜわたしたちは歴史を学ばなければならないか。歴史から、継続性、同一性、類似性を知ることで、繰り返されようとしている愚行に反対の声をあげるためである。今まさに、ナショナリズムとファシズムは進行し、平和憲法が形骸化することでかつての過ちが再び引き起こされようとしている。

2012-07-09 18:28:37
@novluno

そして、朝鮮や中国での「抗日」の歴史からこそ、帝国の解体を学ばなくてはいけない。そこで行われてきた実践や数々の言葉たちによってこそ、帝国日本を解体する視点の多くのヒントが隠されている。強者の論理でつくられたこの社会で勝とうとするのではなく、勝ち負けの概念自体を解体するのである。

2012-07-09 18:32:57
@novluno

グローバリゼーションを勝ち抜き日本という国家のために「国民」が利用され、外国人ですら同化させられているいま、抑え込まれているひとびとが「非国民」として生きること、システムの解体のために抗うことによってこそ、自らの選択によって自律して「自らの生」を生きることにつながる。

2012-07-09 18:36:30
@novluno

以上、長々と失礼。土曜日の講習ではこんな感じのことを話しました。テーマは「いまを生きるために必要な歴史の学習と抵抗の実践について」です。メモも兼ねて。

2012-07-09 18:38:09