『甲状腺に最大○○mSv』報道時系列まとめ

ここのところ多かったのでまとめました。
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基本情報

以下の報道に出てくる「甲状腺被曝」「甲状腺への被曝」「○○ミリシーベルト」などは全て「甲状腺等価線量」です。
実効線量」とは違います。

2012年3月9~11日

事故後、4月まで浪江町に残っていた成人を、事故直後の3月12日にヨウ素を全て吸い込んだという仮定で計算すると87ミリシーベルト

リンク asahi.com 甲状腺被曝、最高87ミリシーベルト 50ミリ超も5人 東京電力福島第一原発事故で、放射性ヨウ素によって甲状腺に90ミリシーベルト近い被曝(ひばく)をしていた人がいることが分かった。弘前大学被ばく医療総合研究所の床次眞司(とこなみ・しんじ)教授らが、事故
リンク t.co NHK【ETV特集】「ネットワークでつくる放射能汚染地図5 埋もれた初期被ばくを追え」3/11(日)夜10時、再放送:2012年4月1日(日) 「ETV特集」は毎週日曜日よる10時から教育テレビにて放送。ひとつのテーマをじっくりと時間をかけ、徹底的に取材し、深い視点で読み解いていくドキュメンタリーです。
まとめ shbttsy74 さんの「20120311 ETV 特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図5 埋もれた初期被ばく.. 「3月11日」は参っていた私でしたが、本日はまとめを読む元気が出てきました。@shbttsy74さんのETV 特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図5 埋もれた初期被ばくを追え」のまとめを読み、弘前大学の床次眞司先生のスペクトロメーターによる甲状腺実測の結果をみて、はて、と思ったので線量について再検証をしてみた次第です。 16842 pv 141 6 users 4
まとめ チェルノブイリの甲状腺等価線量と福島の比較 87ミリシーベルトの甲状腺等価線量とは? 22002 pv 263 3 users 3

2012年7月11日

小児甲状腺サーベイの結果1080人分を分析したところ、最大で42ミリシーベルト、平均で12ミリシーベルト

リンク t.co 甲状腺被ばく最大42ミリSv | 国内外ニュース | 福島民報 東京電力福島第1原発事故による原発周辺の子どもの甲状腺被ばく線量は、最大で42ミリシーベルト、平均で12ミリシーベルトとする推計結果を、放射線医学総合研究所(放医研)の研究チームがまとめたことが11日分かった。甲状腺がんを防ぐための安定ヨウ素剤の服用基準は国際的に50ミリシーベルトとされ、今回の推計はこれを下回...
まとめ 朝日新聞科学医療部の甲状腺被ばくの取り上げ方について 甲状腺への被ばくについて度々署名記事を書く、朝日新聞科学医療部の大岩ゆり記者についての感想まとめ。 46986 pv 947 33 users 36

2012年7月12日

最大で87ミリシーベルトの被ばくがあったと公表していた結果を、福島県飯舘村のモニタリングデータに基づき、同月15日の午後1時~同5時の間に被ばくしたと条件を修正、再解析した結果最大で33ミリシーベルト

リンク t.co 甲状腺被ばく最大で33ミリシーベルト 弘前大、福島の住民調査 : 47トピックス - 47NEWS(よんななニュース) 甲状腺被ばく最大で33ミリシーベルト 弘前大、福島の住民調査

甲状腺被ばく最大で33ミリシーベルト 弘前大、福島の住民調査 

 弘前大被ばく医療総合研究所(青森県弘前市)の床次真司教授のグループは12日、福島県の62人を対象に、東京電力福島第1原発事故で放出された放射性ヨウ素による内部被ばく状況を調査したところ、最大で甲状腺に33ミリシーベルトの被ばくをした人がいたと発表した。

 62人のうち46人の甲状腺から放射性ヨウ素を検出したが、国際原子力機関が甲状腺被ばくを防ぐため安定ヨウ素剤を飲む目安としている50ミリシーベルトを超えた人はいなかった。

 床次教授は3月、62人が昨年3月12日に被ばくしたと仮定し、最大で87ミリシーベルトの被ばくがあったと公表していたが、福島県飯舘村のモニタリングデータに基づき、同月15日の午後1時~同5時の間に被ばくしたと条件を修正、再解析した。

 調査は昨年4月、原発事故で福島県南相馬市から福島市に避難した45人と、福島県浪江町津島地区周辺にとどまっていた17人を対象に行った。

 今回、未成年の最大被ばく量は23ミリシーベルトだったが、床次教授は、子どもは大人よりも影響を受けやすいとした上で「福島県は行動調査で被ばく量の多い子どもを特定し、健康支援をするべきだ」と提言した。

 調査結果は12日付の英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載される。
(共同通信)

リンク mainichi.jp 甲状腺被ばく量:弘前大チームが最高値下方修正 東京電力福島第1原発事故で放出された放射性ヨウ素の甲状腺被ばくを調べている弘前大被ばく医療総合研究...

甲状腺被ばく量:弘前大チームが最高値下方修正
毎日新聞 2012年07月13日 02時05分

 東京電力福島第1原発事故で放出された放射性ヨウ素の甲状腺被ばくを調べている弘前大被ばく医療総合研究所の調査チームは12日、福島県の住民62人の調査データを再解析した結果、内部被ばく線量が最高で87ミリシーベルトだったとする今年3月の発表を下方修正し、成人で33ミリシーベルト、未成年(17歳)で23ミリシーベルトだったと発表した。

 同研究所の床次眞司(とこなみしんじ)教授らが記者会見した。住民が放射性ヨウ素を吸ったとみられる時間帯を、放射性物質の塊(プルーム)が同県飯舘村に到来した昨年3月15日午後1時から雨が降り始めた同5時までに限って再解析し、数値を修正した。調査は同県浪江町の住民と同町経由で福島市に避難した人の計62人が対象。

 一方で、調査チームは成人の最大値を基に調査対象外の同県浪江町の子供の被ばく線量を推定すると40〜60ミリシーベルトになるとし「甲状腺がんを防ぐヨウ素剤の服用基準(50ミリシーベルト)を超える子供がいた可能性も否定できない」とした。【松山彦蔵】

リンク t.co Thyroid doses for evacuees from the Fukushima nuclear accident : Scientific Reports : Nature Publishing Group A primary health concern among residents and evacuees in affected areas immediately after a nuclear accident is the internal exposure of the thyroid to radioiodine, particularly I-131, and subsequent thyroid cancer risk. In Japan, the natural disasters of
まとめ 福島県民62人の甲状腺被ばく調査 床次眞司・弘前大教授ら ― その詳細と疑問 2012年3月から度々報道された床次教授らによる甲状腺被ばく調査の詳細が、ようやく論文として公表されました。その詳細と疑問点についての、まとまり切らないマトメです。 論文: http://bit.ly/N25beJ (無料! 投稿2012/6/19,採択2012/6/28,公表2012/7/12) 報道: 2012年3月 http://bit.ly/yc4aRs ,2012年7月 http://bit.ly/MuYKuZ 調査対象: 南相馬市から福島市への避難者45人,浪江町津島地区の住民17人,計62人 調査項目: 甲状腺被ばく量.喉にスペクトロメータを当てる方法で推計.測定日は2011/4/12-16 実施者: 床次眞司 弘前大教授,細田正洋 弘前大助教,秋葉澄伯 鹿児島大教授ほか 23013 pv 545 5 users 67

2013年1月12日

リンク 朝日新聞デジタル 甲状腺被曝、体内セシウムから推計 弘前大が考案 【大岩ゆり】東京電力福島第一原発事故による甲状腺の内部被曝(ひばく)を、セシウムによる内部被曝から推計する方法を、弘前大が考案した。甲状腺被曝を起こすヨウ素は半減期が短いため実測できた人はわずかしか

甲状腺被曝、体内セシウムから推計 弘前大が考案
朝日新聞 2013年1月12日11時31分

東京電力福島第一原発事故による甲状腺の内部被曝(ひばく)を、セシウムによる内部被曝から推計する方法を、弘前大が考案した。甲状腺被曝を起こすヨウ素は半減期が短いため実測できた人はわずかしかないが、セシウムは数万人が検査を受けている。弘前大の手法を使えば、不明だった甲状腺被曝の実態解明につながると期待される。

 ヨウ素による甲状腺被曝の線量が分かれば、甲状腺の定期検査などを積極的に受けるなど健康管理にもつながる。弘前大の床次眞司教授らは、事故1カ月後の2011年4月、原発に近い地区から福島市に避難した人たちの甲状腺の放射性ヨウ素の濃度を計測した。当時のデータを解析した結果、体内セシウムの濃度に対する比率がわかった。

 床次さんは、11年8月末までに内部被曝検査を受けた浪江町民約2400人のデータの提供を受け、体内セシウム濃度から、年齢を考慮して、ヨウ素による甲状腺被曝線量を推計した。この結果、最大の推計では、0・9~18、中央値2・7ミリシーベルトだった。