『あたしら!カーマ協同組合』(TBS)はオネエブームの一つの到達点!と感じたことなど。

2012年7月12日19時~21時TBS放送 「あたしら!カーマ協同組合」 ◆オネエは有名人のヤバイこと、何でも知ってる…でもオネエだから全部しゃべるわ総勢100人の暴露祭りに泉ピン子絶叫…私を駆け抜けた男は超一流アスリート&あの韓流スター…はるな愛が元カレ登場に涙 二輪明宏(泉ピン子) 吉野ママ(吉野寿雄)
0
島田 暁 @Akira_Shimada

今夜19時「あたしら!カーマ協同組合」TBS◆オネエは有名人のヤバイこと、何でも知ってる…でもオネエだから全部しゃべるわ総勢100人の暴露祭りに泉ピン子絶叫…私を駆け抜けた男は超一流アスリート&あの韓流スター…はるな愛が元カレ登場に涙 二輪明宏(泉ピン子) 吉野ママ(吉野寿雄)

2012-07-12 08:21:07
島田 暁 @Akira_Shimada

TBSで放送中『あたしら!カーマ協同組合』で、出演者が「パ・リーグでもセ・リーグでもないプロ野球選手Iと暗闇でヤった。食べられた」と告白する場面が放送されてました。「えー!!ヤダー」とのスタジオの反応。そしてアナウンサー「これ以上触れると夢が壊れますので先に進めます。」

2012-07-12 19:24:14
島田 暁 @Akira_Shimada

TBS『あたしら!カーマ協同組合』。いわゆる「オネエ」の恋愛事情を面白おかしく取り上げているわけですが、スタジオ出演者の「多数派がオネエ」になっているので無下に否定されるわけでもなく、すごく伸び伸び語れる世界になってて面白い。テレビ界でここまで「オネエ」の立場が上がったのか!

2012-07-12 19:36:47
島田 暁 @Akira_Shimada

TBS『あたしら!カーマ協同組合』。話の聞き手が、美輪明宏さんのパロディをしてる泉ピン子さんと吉野のママなのが大きい(進行役は局アナで自身の意見を挟まない)。これが例えばダウンタウンや島田紳助が進行する場合、常に「否定され落とされることでの笑い」になるけど、そうならずに済んでる。

2012-07-12 19:40:07
島田 暁 @Akira_Shimada

楽しんごの母親がスタジオに登場し、「男性から告白された恋愛話」に入ろうとしたら、泉ピン子さんが「ちょっと待ちなさいよ。お母さんとしてはやはり目の前で男性が男性を好く話は聞きたくないものなの」と制止しました。その場面だけを見ると「やっぱり異端視か?」とガッカリしてしまいがちですが→

2012-07-12 19:53:37
島田 暁 @Akira_Shimada

→よく考えてみたら、楽しんごの母親は「息子がオネエだということをまだ受け入れきれていない」という紹介で出てきたので、泉ピン子さんのフォローは、現時点での母親のショックを和らげるという意味では「その場に適していた」のかもしれません。そのあたりを考えさせる場面になってました。

2012-07-12 19:54:44
島田 暁 @Akira_Shimada

吉野のママのエピソードは3/9に放送された『ぴったんこカンカン』と重なりそう。でも今回は美輪明宏さんやカルーセル麻紀さんのインタビューも付いてて豪華。高倉健さんが初めて店に来たエピソード、『網走番外地』に出演した話などが再び紹介。映画の中では田中邦衛にキスする場面がw

2012-07-12 19:58:52
島田 暁 @Akira_Shimada

銀座の『ブランスウィック』って吉野のママも行ってたのか。三島由紀夫も常連だったとよく語られるゲイバー。(2階でヤレたという噂w)。美輪明宏はそこで働いてて、吉野のママと出会ったという。

2012-07-12 20:03:08
島田 暁 @Akira_Shimada

銀座のブランスウィックについては本が出ている。→『戦後のゲイバアをのぞく①~銀座・ブランスウィック~』(伊藤文学のひとりごと) http://t.co/dl8MRuRi

2012-07-12 20:04:13
島田 暁 @Akira_Shimada

民放のゴールデンタイムで2時間のスペシャル番組が組まれ、日本のゲイバーの歴史が丁寧に語られているという事実がスゴイ。オネエブームの一つの到達点が、今夜のこの番組ですね。

2012-07-12 20:05:45
島田 暁 @Akira_Shimada

不況によってギャラの高い大物司会者がスペシャル番組に起用されにくくなって局アナが起用され、あまり進行に私情を挟まなくなったことによって、「オネエ」たちが卑下されたり否定されることによる笑いから解放され、リスペクトされながら歴史まで語られるようになった。この流れは本当に幸運。

2012-07-12 20:08:38
島田 暁 @Akira_Shimada

お、うれしい。吉野のママの戦時体験まで詳しく掘り下げてくれるみたい。戦時中にセクシュアル・マイノリティがそれぞれどんな思いを味わったか、ちゃんと記録されておくべき。本とか映画とかで。(いずれ取り組みたいテーマの一つ。←時の経過を待てないので、それほど先延ばしにできないことだけど)

2012-07-12 20:13:26
島田 暁 @Akira_Shimada

TBSは今年、2/28にBS-TBS『関口宏の昭和青春グラフィティ』での「時代を駆け抜き花開いた昭和のゲイ」で青江のママやカルーセル麻紀さんを取り上げ、3/9の『ぴったんこカンカン』で吉野のママを大フィーチャー。そして今夜の番組と、「オネエの日本近代史」を放送してきた。

2012-07-12 20:18:24
島田 暁 @Akira_Shimada

→どれもすごくいいなと思うのが、性やSEXに関することまで、ちゃんと「俗っぽく率直に」描いていて、決して格好つけてないところかと僕は思う。東大の寮に女装して忍び込んで男子学生を誘惑していた吉野のママのエピソードとか放送してるしw。一方ではこういう側面も含めて知られていくのは大切。

2012-07-12 20:22:21
島田 暁 @Akira_Shimada

番組の殆どが吉野のママのエピソード。最後は、2週間密着して過ごしたというTBSの山本アナウンサーが「マロン山本」として「これからは人の心に寄り添う『オネエ系男子』のアナウンサーとしてやってまいります」とのカミングアウト(!?)で終了。「男」を楽にしていくメッセージ発信に好感です。

2012-07-12 20:54:38
島田 暁 @Akira_Shimada

日本テレビで『おネエMANS』が始まった2006年当初は、新聞の投書欄や週刊誌の識者の論説に「夕飯時にあのような不謹慎なものを放映するのはいかがなものか」とよく載ってるのを見かけましたが、それから5年。オネエブームの一つの「到達点」を見た気がしました。

2012-07-12 20:57:25
島田 暁 @Akira_Shimada

テレビのバラエティ番組というのは「仕切りを誰が行うか」が世界を規定する傾向が強いので、これからオネエタレントが「仕切り側」に進出していく期待も持てるという意味で、まだまだ伸びしろのあるブームだと思います、オネエブーム。主導権をあと少しで握れるところまで来てると感じました。

2012-07-12 20:59:34