1歳児の甲状腺被曝線量と甲状腺ガン発症リスクの試算

2011/3/15 ピーク時の呼吸による被曝線量試算(東京といわき市)がメインです。 新聞記者、ジャーナリストは等価線量と実効線量の違いくらい解かってから記事にして下さい。 甲状腺等価線量の最大が100mSv以下なら安心していいです。 ただし国の調査は3月26~30日でNalシンチ、床次氏の調査は4月11~15日で母数70名弱と、どちらも精度に疑問があります。 福島県では4年後以降、発症数増加の可能性を想定して子どもの健康管理をする必要があると私は考えます。
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3/15 4:00 いわき市I131濃度ピーク
http://p.twipple.jp/sNRbB

3/15 5:00 赤いの(10万Bq/m3超)がまだ残ってる
http://p.twipple.jp/LXiYu

3/15 6:00 薄まった 黄色い1万Bq/m3超の雲は茨城へ
http://p.twipple.jp/ckgmx

akachun @akachun

3.15 福島県いわき市のヨウ素131呼吸被曝による甲状腺等価線量を試算してみよう 元にするのは先の拡散シミュレーション 15日2時半~5時半の3時間 大気中I131濃度は平均10万Bq/m3だったとする 線量を最大見積もりするため、この時この場に1歳児が屋外でおきてたと仮定

2012-07-13 09:35:54
akachun @akachun

(続き)呼吸率の資料 5頁目 http://t.co/9VAhk11R (文科省/ICRP72,CD1998)より 1歳児 呼吸率(平均) 0.285m3/h ヨウ素131の吸入摂取量は 100000Bq/m3 × 0.285m3/h × 3h = 85500Bq

2012-07-13 09:43:22
akachun @akachun

(続き2)ヨウ素吸入摂取による甲状腺等価線量の換算係数3.2μSv/Bq (吸入摂取 ICRP Pub71 1歳児 ヨウ素単体)使って等価線量を試算 85500Bq × 3.2μSv/Bq =273600μSv =273.6mSv

2012-07-13 09:46:54
akachun @akachun

(続き3)子どもが250mSv(等価)の甲状腺被曝を受けたとして Jacob et al. 2006 EAR を使って年間の小児甲状腺がん過剰発症率を求める 2.66 /万人・年Gy(=Sv) × 250mSv = 0.665 /万人・年 → 年間10万人あたり6人 

2012-07-13 10:03:36

数字が半端なので、わかりやすく年間2万人あたり1人としていいかと思います。

他の人による線量推計

akachun @akachun

WHOの被曝線量推計 浪江町の1歳児の甲状腺被曝は100~200mSv それ以外の福島県10~100mSv 福島県以外は1~10mSv http://t.co/UDMJJV4Q

2012-07-13 12:53:09
akachun @akachun

study2007氏の線量推計 http://t.co/2hKPMDBl 1-2歳児の甲状腺等価線量 東京都(新宿区):0.94mSv、千葉県(市原市):3.3mSv 福島県(双葉郡):850mSv 18~30歳の甲状腺等価線量 千葉県(市原氏):1.5mSv

2012-07-13 13:01:43
akachun @akachun

日本分析センターの線量推計 http://t.co/5tWEB8Wf 千葉市大人の呼吸による内部被曝 2011/3/14~5/14 ヨウ素131 50.8μSv 組織加重係数0.05とすると 等価線量は1mSv 1歳児は約2倍とすると 千葉市1歳児の甲状腺等価線量は2mSv

2012-07-13 13:06:29

今回参考させていただいたまとめ

まとめ チェルノブイリの甲状腺等価線量と福島の比較 87ミリシーベルトの甲状腺等価線量とは? 22002 pv 263 3 users 3
まとめ 事故直後のI131大気浮遊塵・ガスによる甲状腺癌発症リスクの推計 福島を除きICRP準拠で約150人(30歳以下対象)の追加発症という推計になりました。 チェルノブイリスケールがその10倍だとすると1500人の水準かもしれません。 (いずれも野外に居た場合を仮定) 牛乳と野菜の見積もりはこちら⇨「事故直後のI131経口および吸入摂取による甲状腺癌発症リスク」牛乳で4.4人、野菜で40人(いずれもICRP準拠) http://togetter.com/li/305866 12336 pv 294 3 users 8

合わせてよみたいまとめ

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