原発再稼働反対デモ報道をみて、ぷろどおむさんが思ったこと
原子力発電の意義を含め、国のエネルギー政策の基本理念見直しが急務であるのは確かなこと。でも、国のエネルギー政策などと言う近年起こった戦争理由の上位に位置付けられるようなものをそんな拙速に決めても良いことなんて何もないと思うわけです。
2012-07-13 23:07:01現在の原子力発電に一定以上依存したエネルギー政策は、オイルショックや過去の大戦の経験を生かし、石油に依存しすぎない社会を構築するために採用された理念であって、それには間違いなく一定の意味はあったと思うわけです。
2012-07-13 23:08:59ですから、これを転換するのであれば、必ず今まで回避できていたリスクを多少なりとも受け入れる必要が出るでしょうし、コスト負担も引き受けなければなりません。
2012-07-13 23:10:45現在の拙速的な原発停止は、止めようと思えば止まるのか、という事実を確認できたと同時に、いきなり止めればどのようなひずみが生じるのかも、明らかにしてくれました。
2012-07-13 23:12:48昨年以来、原発に依存しない電力供給を準備してきた東電がこの夏を乗り切るために充分な供給量を確保していたのに対し、対岸の火事的に見ていたかどうかわかりませんが、他の電力会社の供給量が不安定なままであることも、見逃せない事実であると思います。
2012-07-13 23:15:26おそらく、原発は止めようと思えば止められるんだと思います。ただ、それに必要なリスクやコストを、現在の日本の社会が受け止める覚悟を持っているのかといえば、残念ながら大きく疑問を持ちます。
2012-07-13 23:17:25増加した燃料費と人件費の金額がそれぞれどの位の規模なのかを比較せず、ただいたずらに東電社員の給料やボーナスを批判する人たち。
2012-07-13 23:18:58原子力発電のリスクを語るために、デマを流したり利用することに嫌悪感を全く抱かない、あるいはデマである可能性を考慮せず、風評に苦しむ人たちをさらに苦しめることを躊躇しない人たち。
2012-07-13 23:22:03大変申し訳ないですが、このような方々があまりに多い状況では、理性的に今後を語り合うことはあまりに難しいのではないでしょうか
2012-07-13 23:28:23何故、今後も電力というエネルギーを安定的に供給してもらう必要があり、それ以前に今後のエネルギー戦略を練って行く上で必ず登場してもらう必要があり、そして共通の理念を持っていてもらう必要のある電力会社を敵視するのか。
2012-07-13 23:33:10廃炉にするにしろ、より安全な形での運用を図るにしろ、必ずその力を借りる必要のある専門家を「原子力ムラ」などと揶揄して排除しようとするのか。
2012-07-13 23:34:51新しいエネルギー戦略を作り上げて行く上で、一番味方につけなければならない組織を、人材を、能力を、地域を敵視して、いったいどんな新しい社会が作り上げられるというのか。
2012-07-13 23:38:39最終的に目指しているゴールは同じものを見ているはずだと思ってはいるのですが、どうしても現在行われている再稼働反対運動に与する気持ちにはなれません。
2012-07-13 23:41:32なぜ原子力政策、エネルギー政策の見直しを迫るために、不必要な放射能に対する不安を煽る必要があるのか。言われのない差別を生み出す必要があるのか。味方にすべき人たちを敵に回す必要があるのか。
2012-07-13 23:44:33