【奇才発明王X超伝導トオル】エキセントリクウ

エキセントリクウさんのツイートノベル【奇才発明王X超伝導トオル】天才男子高校生トオルが発明した反重力発生装置はクラスメイトの姫路城優妃のスカートを浮揚させることができるのか?
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エキセントリクウ @RikuPPP

【お知らせ】いよいよ明日、エキセントリクウ作Twitter小説の連載がスタートします!一日3〜4ブロックずつ、6/1~6/17までの毎日お昼頃、配信して行きます。普通のツイートを見る感覚で(というコンセプトです)お気楽に読んでみて下さい!#twnovel#ツイノベ

2012-05-31 19:50:33
エキセントリクウ @RikuPPP

@orange_kinoko ありがとうございます!例によって、はじけた感じのストーリーです!

2012-06-01 00:18:23
エキセントリクウ @RikuPPP

ツイッター連載小説【奇才発明王X超伝導トオル】作:エキセントリクウ #twnovel #ツイノベ

2012-06-01 12:14:24
エキセントリクウ @RikuPPP

【連載小説(1)】「よし!完成だ」男子高校生、超伝導トオルーー二つ名、『奇才発明王』。これまで驚異の発明品を数々産み出してきた彼が、今またトンデモナイものを創り出した。『反重力発生装置』。一見、普通の携帯電話だが、任意の地点に反重力を発生させる事が出来るのだ。(2へ続く)

2012-06-01 12:14:43
エキセントリクウ @RikuPPP

【連載小説(2)】この装置には一つの特徴がある。それは「ある特定の物質」に対してのみ、反重力が作用するという点だ。装置を作動させると「特定の物質」は重力に反して浮き上がる。他のものに何ら影響は無く「特定の物質」だけがピンポイントで反重力を受け、浮揚するのだ。(3へ続く)

2012-06-01 12:14:59
エキセントリクウ @RikuPPP

【連載小説(3)】装置には「特定の物質」の形状、材質等のデータが入力されており、「特定の物質」を判別した装置は物質と地上の間に介在する重力の概念を異化することで、反重力状態を生み出す。ーーさて。では「特定の物質」とは果たして何か?有り体に言えば「スカート」である。(明日へ続く)

2012-06-01 12:15:16
エキセントリクウ @RikuPPP

【奇才発明王X超伝導トオル〜昨日のあらすじ】「奇才発明王」の異名をもつ超伝導トオル。新たな発明は、『反重力発生装置』。装置は「特定の物質」のみを反重力で持ち上げるという。「特定の物質」とはスカートのことだった… #twnovel #ツイノベ

2012-06-02 12:03:21
エキセントリクウ @RikuPPP

【連載小説(4)】超伝導トオルの新作発明品は、反重力によってスカートを浮き上がらせることを目的としている。何の為に?言うまでもなく、スカートという緞帳を上げ、下着という役者を登場させる為である。ここで何だ只の助平か、と思うのは早合点であり誤解と言わざるを得ない。(5へ続く)

2012-06-02 12:03:38
エキセントリクウ @RikuPPP

【連載小説(5)】反重力発生装置は、ある一人の人物に向けて開発された。トオルのクラスメイト、姫路城優妃ーー彼女こそ、スカートを浮き上がらせる対象に他ならない。とは言え「パンチラが見られて僥倖」などという下世話な話では無い。これは姫路城優妃に叩きつけた挑戦状なのだ。(6へ続く)

2012-06-02 12:03:53
エキセントリクウ @RikuPPP

【連載小説(6)】「見えそうで見えない」という言葉は姫路城優妃の為にあると言っても良いだろう。町工場の熟練工はコンマ数ミリの世界で勝負すると言う。同様に彼女も、あとコンマ数ミリスカートの裾が動けば見える、という常にギリギリのところで巧みに下着を覆い隠していた。(7へ続く)

2012-06-02 12:04:08
エキセントリクウ @RikuPPP

【連載小説(7)】可視と不可視の境界線に在りながら、決して線を踏み越えることは無い。まるでその危険と緊張感を楽しむかのように、姫路城優妃はバランスをとりながら、瀬戸際を悠々と進み行く。崖と崖の間を繋ぐ一本の綱を渡る、命知らずの曲芸師さながらに。(明日へ続く)

2012-06-02 12:04:24
エキセントリクウ @RikuPPP

@Marboh_NT 今後ますますアホアホな展開になっていきますよ(笑)。お楽しみに!

2012-06-02 12:29:49
エキセントリクウ @RikuPPP

【奇才発明王X超伝導トオル〜昨日のあらすじ】スカートの下が常に「見えそうで見えない」姫路城優妃。そのギリギリのバランス感覚は、もはや神業の域。反重力発生装置の目的は、彼女のスカートを浮揚させること! #twnovel #ツイノベ

2012-06-03 13:16:58
エキセントリクウ @RikuPPP

【連載小説(8)】「見せるのか見せないのかハッキリしろ!」どっち付かずの曖昧なものに、超伝導トオルはただならぬ不快感と嫌悪を抱いた。白でもなく黒でもない、そんな中途半端が堪え難かった。姫路城優妃の姿が視界に入る度、抑え切れぬ苛立ちに気が狂わんばかりだった……。(9へ続く)

2012-06-03 13:17:18
エキセントリクウ @RikuPPP

【連載小説(9)】「白黒つけてやる!」トオルは決意した。姫路城優妃の下着を判然と露顕させる。全開に。余すところなく。うやむやな問題にケリを付けるべく。このフラフラした不安定な感情に、落ち着きを取り戻すべく。「全身全霊を賭けて俺は戦う!完璧に結着をつけてやるぞ!」(10へ続く)

2012-06-03 13:17:37
エキセントリクウ @RikuPPP

【連載小説(10)】<果たし状>『姫路城優妃どの。己の才能と知識と技術と発想と工夫と閃きを全注入した超絶新作発明品を以て、貴方に決戦を申し入れたく候。本日の放課後、コンビニエンスストア駐車場へ来られたし。「世界のすべては割り切れるべきである」〜超伝導トオル』(明日へ続く)

2012-06-03 13:18:30
エキセントリクウ @RikuPPP

【奇才発明王X超伝導トオル〜昨日のあらすじ】 曖昧であることを何よりも嫌う超伝導トオル。「見えそうで見えない」という姫路城優妃の曖昧さに耐えきれず、トオルは彼女に決戦を挑むことを決意し、果たし状を送りつけたのだった。 #twnovel #ツイノベ

2012-06-04 12:11:40
エキセントリクウ @RikuPPP

【連載小説(11)】「超伝導トオル!こんな場所に呼び出したりして、どういう積もり?」広さ約400平米のコンビニの駐車場、腰に手を添えて立つ姫路城優妃は、見下すような視線をトオルに向けた。長い黒髪はスカートの上にまで垂れている。髪と相反する極短のスカートにまで。(12へ続く)

2012-06-04 12:11:54
エキセントリクウ @RikuPPP

【連載小説(12)】「姫路城優妃!俺は俺のモヤモヤを払拭するために、お前に挑戦状を叩きつける!いいな?」「イヤだ」「まだ何も言ってない!」「なぜあんたの個人的な悩みの解消に、わたしが付き合わなければいけないわけ?」「それは……」トオルは拳をぐっと握り締める。(13へ続く)

2012-06-04 12:12:04
エキセントリクウ @RikuPPP

【連載小説(13)】「それは全てがお前に端を発しているからだ!」「わたしが何をしたっていうの?」「そのスカート……短過ぎなんだよ!」「それが?あんたに関係ないでしょ?」トオルは声を荒らげて、「耐えられないんだ!その見えるのか見えないのか、どっち付かずなのが!」(明日へ続く)

2012-06-04 12:12:12
エキセントリクウ @RikuPPP

【奇才発明王X超伝導トオル〜昨日のあらすじ】 対決の場となるコンビニの駐車場に姫路城優妃を呼び出したトオル。彼女へ苛立ちと怒りをぶちまける。 #twnovel #ツイノベ

2012-06-05 11:00:16
エキセントリクウ @RikuPPP

【連載小説(14)】己を制する為にひと呼吸置き、トオルは本題を切り出した。「姫路城優妃!今からスカートという緞帳を上げて下着という役者を登場させるぞ」「はあ?」「つまり!」赤面。「その極短スカートを持ち上げ、下着を白日の下に曝してやるって言ってるんだ!」(15へ続く)

2012-06-05 11:00:33
エキセントリクウ @RikuPPP

【連載小説(15)】「わたしの下着を……?」「この場で白黒つける。覚悟はいいな?」優妃はキョトンとして、「白黒つけるって……だったら見なければいいじゃない」「なに?」「見えるか見えないか、白黒つければいいんでしょ?下着が見えなくたって、白黒つくじゃない」(16へ続く)

2012-06-05 11:00:54
エキセントリクウ @RikuPPP

【連載小説(16)】「ぐ……!」トオルの表情に焦りの色が浮かぶ。「見なくても白黒つくけど?」「ーーそういう問題じゃない!」トオルは吠えた。「何だかんだ言って、結局わたしの下着が見たいだけでしょう?」「違う!曖昧なものを曖昧なままにしておきたくないんだ!」(明日へ続く)

2012-06-05 11:00:58
エキセントリクウ @RikuPPP

「超伝導トオル」って、我ながらクールなネーミングだと思う(超伝導のことはよく解らんが)。

2012-06-05 15:30:39
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