『ギルガメシュ叙事詩』副読本を読む その3『シュメル神話の世界』
シュメル神話の世界―粘土板に刻まれた最古のロマン
http://www.amazon.co.jp/dp/4121019776
#ギルガメシュ叙事詩 『シュメル神話の世界―粘土板に刻まれた最古のロマン』 http://t.co/QkJ2td6j は、神話化した王としては「ビルガメシュ」表記。叙事詩の主人公としてはギルガメシュ。という使い分けなのかなこれ?
2012-07-16 09:56:11#ギルガメシュ叙事詩 ああ、シュメル人名の「ビルガメシュ」とアッカド語表記の「ギルガメシュ」で、叙事詩本文はアッカド語なのでそっちに準拠しているのか
2012-07-16 09:59:53#ギルガメシュ叙事詩 「「死を見据えた」英雄ギルガメシュは「ギリシア神話」の死を甘受した英雄アキレウスの先駆けといえる」「「人間は死すべきもの」と見据えたところから、行き方が定まる」という普遍的な考え方により多民族の共感を得たと述べる(p.iii)
2012-07-16 09:57:48#ギルガメシュ叙事詩 ギルガメシュ叙事詩の登場人物一覧がついてるんだけど、エンキドゥ、フンババ、ウトナピシュティムの三名以外はみんな「神」がついているんだな。ギルガメシュも父ルガルバンダも。
2012-07-16 10:01:10#ギルガメシュ叙事詩 ギルガメシュ叙事詩は、円筒印章の図柄にもよく採用されたと言及されているけど、実は私はこれ全然知らないんだよなぁ。イメージ化されたものももっと見たいんだけど。まとめてる論文あるかな、探そうかな
2012-07-16 10:04:35#ギルガメシュ叙事詩 「ビルガメシュの名前の意味は、ビルガは「祖先」「老人」、メシュは「英雄」「若者」なので、「祖先は英雄」「老人は若者」」「「若返りの草」つまり「不死の草」~この草の名前こそ「ビルガメシュ」なのである」(p226)
2012-07-16 10:04:51#ギルガメシュ叙事詩 「『ギルガメシュ叙事詩』「標準版」は前12世紀にシン・レキ・ウンニンニという呪術祭司がまとめあげたようで、」「セレウコス朝時代(前305~前64/63年)まで伝承されている」(p226)記録者の名前って残ってるんだ、初めて知った
2012-07-16 10:07:13そのシン=レキ=ウンニンニって人の価値観に合わなかったのか時代を考慮してなのか、ともかく彼がシドゥリのセリフを削り倒した人だったんだろうなー。対談したい。前12世紀のどの辺なのかわかんないけどアッシリアががんがん力付けてきた辺りだね。 #ギルガメシュ叙事詩
2012-07-16 10:14:44#ギルガメシュ叙事詩 ルガルバンダって人がいまいちよく分からん(ギルガメシュにおける存在感の薄さというか立場が)ので、この本にはギル詩の前にルガルバンダを主人公とする伝承についても扱っているのであとで読む
2012-07-16 10:16:19#ギルガメシュ叙事詩 フワワ退治のいきさつが結構詳しく書かれてるんだ。「ニ(驚愕の光輝、霊気の一種)」ってなんだ。フワワがこれを発するとギルガメシュは寝る。またかよ、よく寝るな
2012-07-16 10:18:28#ギルガメシュ叙事詩 エンキドゥが先に起きてギルガメシュを起こしてくれる。ギルガメシュは「姉エンメバラゲシと妹マトゥルを嫁にやるから『ニ』をくれ」と持ちかける。姉妹売ったー!!
2012-07-16 10:19:49#ギルガメシュ叙事詩 ギルガメシュがフワワに与えると言った姉と妹のうち姉は多分嘘である、と解説されている。うんキシュ王と同じ名前だもんね。フワワの世間知らずを馬鹿にしているんだとか。そのわりに妹は本当の妹らしいのが謎だな
2012-07-16 10:55:47#ギルガメシュ叙事詩 フワワが所有する「ニ」は7つなのだそうなのだが「『ニ』を発する」というのはどういうんなんだろう。ニを発せられてギルガメシュは眠りこけるのだがこのときニは消費されているのか。そんな弾丸みたいなもんじゃなくて単に光を発している物体ということなのか
2012-07-16 10:21:33#ギルガメシュ叙事詩 「7」については、ウトゥが道案内として遣わしたのも七勇士なんだな。シュメル語版ではここまではっきり助力をしているんだなー。「獅子の前足と鷲の後足をもっている」勇士。グリフィンっぽいですな。
2012-07-16 10:27:48#ギルガメシュ叙事詩 「エンキドゥによれば、フワワは、その剣呑な口は竜の口で、その顔はしかめっ面の獅子で、その胸は荒れ狂う洪水のような異形のものであるという」(p233)メソポタミアの竜かわいいよね。胸の比喩で洪水のようとは初めて聞いたわ
2012-07-16 10:25:19#ギルガメシュ叙事詩 「ギルガメシュ自身はウルク市で家も母もない五十人の若者を集め」(p232)父に息子を残さず云々の妥協点ここかぁ(ノ∀`) みたいな気持ちに一瞬なったけどまあ王の親征ですしなんらまずかぁないですな
2012-07-16 10:29:35#ギルガメシュ叙事詩 ん、ここではフワワにとどめを刺したのはエンキドゥになってるけど、標準版ではどうだっけ?エンキドゥが説得してギルガメシュにやらせたと記憶していたけど確認する
2012-07-16 10:30:33