僕は完璧な女の子が好き。クラスの委員長は、頭も良いし運動も得意、見た目も校外の高校生も含めるファンクラブが出来るくらいに美少女だし、優しくて真面目な性格で、性別関係なく人気者なのだ。僕はそんな彼女に想いを寄せている。「完璧」というのは綺麗で美しくて純粋で、とても素晴らしい。
2012-07-18 01:20:14別に両思いになりたい訳ではないのだ。至ってどこにでも居る、なんの特徴も無いような普通の男子である僕と、「完璧」としか言いようのない委員長が、上手くいくハズもないのだから。同じクラスで、席が近い、その距離から眺めて居るだけで幸せなのだ。
2012-07-18 01:22:53そして、「普通」な自分の事も、割と好きだったりする。「普通」で居られる事は幸せな事だとも思う。委員長の完璧さは、僕がいかに普通であるかを思い知らせてくれる。この関係性がとても気に入っていた。
2012-07-18 01:26:07気に入っていた。そう、気に入っていたのだ。なのに、そんなお気に入りが崩れてしまう事件が起きた。・・・委員長が・・・お漏らしを・・・脳内でそう言葉にするのさえ、嫌悪感が生まれて気持ち悪い。・・・委員長が、目の前で”お漏らし”してしまったのだ。
2012-07-18 01:31:19こんなシーンは見たくなかった。僕は完璧が好きなのだ。完璧である委員長が。例え委員長がお漏らしをしてしまったという事実がこの世の中に生まれてしまったとしても、僕がそれを知らなければ、それで良いのだ。それで良いハズなのに・・・何故、この場に僕は居るのだろう・・・。
2012-07-18 01:33:20遭遇してしまったこの運命を責めたい。そうか、お昼を食べる為に屋上へ上がったのが悪かったのか。何が「今日は天気が良いから、たまには屋上で食うかー」だ。普段は空なんか見上げない癖に、なーにが「今日は良い天気だなーw」どこの爽やかラノベ主人公だ。僕らしくない。
2012-07-18 01:36:26そんな気持ち悪い天気への感想を独り言で述べ屋上へ上がり、柄の悪い不良を引き連れたチャラい女子が委員長に迫っている場面へ出くわしてしまった。ここで引き返して居れば良かったのだが、完璧な委員長を追い求める僕は、隠れて様子を伺う事にしたのだ。
2012-07-18 01:39:21委員長が、どんな完璧な対応でこの場を切り抜けるのか、見届けたかったのだ。しかし良く見ると、今日の委員長は、いつもの委員長とは違った。いつもはもっと、堂々とした態度で相手を言い負かしているようなかっこいい人なのだ。過去に別の不良に絡まれた時も、そうやって乗り越えて居た。
2012-07-18 01:47:17僕は今日も、てっきり完璧な対応で乗り越えてくれると思っていたのに、目の前の委員長は、泣き出しそうな表情で、しかも全身がガクガクと小刻みに震えていた。そしてついに、チャラい女子の「(ヤれ)」というサインと共に、不良の男子に腹部を思いっきり殴られた。
2012-07-18 01:53:50抱えて居たお弁当箱と水筒が手から落ち、委員長自身も地面へ崩れ落ちた・・・。助けに入る気もなかった僕だが、いざこうなってしまうと、少しだけ助けようかどうしようかという感情が生まれていた。一割くらい。だが次の瞬間、それ以上に僕の感情を揺さぶる出来事が起きてしまった。
2012-07-18 01:57:42・・・委員長の膝から、水のようなものが垂れ流された。これは・・・これはまさか・・・おし・・・いや、そんなハズはない、あの完璧な委員長が・・・そんな・・・。だがその水のようなものは、どんどん増え、委員長の足元に水溜りを作った。黄色い。黄色みを帯びている。あれは・・・おしっこだ。
2012-07-18 02:00:31委員長がお漏らしを・・・見たくなかったものを見てしまった僕は、ついに耐え切れず屋上から走って逃げた。頭の中がぐちゃぐちゃになり、完璧だった委員長が、お漏らしをした汚い女に成り下がってしまった絶望の感情を抑えきれないまま、走り続けた。
2012-07-18 02:03:27ハッと気づいた時、僕はトイレの個室の中に居た。自分の荒い息を見ると、時間はそんなに経って居ないようだった。あんなに走ったのだから無理はない。我に戻ると同時に、まだ思い出したくないシーンが脳裏に浮かんで来て、なんとか思い出さないようにしようと、他の事に集中しようと手元を見る。
2012-07-18 02:07:29良く見ると白い物が付着している。間違いない、これは精液だ・・・どういう事だ・・・?頭が混乱し始めた。もう1つ可笑しい事は、一度射精したハズなのに、自分の性器は未だフル勃起という事だ。なんだこれは。なんなんだ。俺は我に戻るまでの間なにをしていたんだ。
2012-07-18 02:11:17昼メシ用に買ったパンを右手首にぶら下げて居たハズだと・・・自分の手元を見ると、そこには丸出しの自分の性器があった。僕の手は、パンの入った袋ではなく、自らの性器、ちんこを掴んでいた。
2012-07-18 02:09:07何があったのか思い出そうと、記憶を巻き戻そうとすると、また委員長の姿が頭の中に浮かんだ。思い出したくないハズの、お漏らしをした姿。「(いやだ!何を思い出してるんだ僕は!僕は・・・え?)」 掴んだままのちんこが脈を打ったのを、僕は見逃さなかった。
2012-07-18 02:14:58委員長のお漏らし姿を、思い出せば思い出す程、ちんこの脈拍が早くなり、我を戻したばかりの時から勃起して居たのに、その勃起も益々強く固くなり・・・委員長のお漏らし姿に嫌悪していたハズの自分の意思とは真逆に、僕の体が勝手に動いていた。
2012-07-18 02:19:20委員長がガクガクして震えているシーンから、お漏らしして、地面の黄色い水溜りが大きくなり、委員長が羞恥と恐怖が織り交ざり今にも泣き出しそうな顔で不良を見上げるシーンまでをエンドレスリピートし出し、ちんこを掴んだ手は、今までした事のないような激しい動きで扱き上げていた。
2012-07-18 02:22:25男性器にしようか悩んだけどなんかもうめんどくせーからもういいやーーーーーーーーーーーーみたいなアハハハハハハハ
2012-07-18 02:22:44快感に抗うことはできず、やがて僕は絶頂を迎えた。そして訪れる後悔や自己嫌悪。なぜだ?僕は、僕が望んでいたのは完璧な委員長ではなかったか?
2012-07-18 02:28:09