NHKラジオ第1 私も一言!夕方ニュース 夕方特集 「原発事故調査出そろう どう生かしていくか」

●2012年7月24日 午後5時-6時50分 ●NHKR1『私も一言!夕方ニュース』(@nhk_hitokoto)さん ■WEB http://nhk.jp/hitokoto ■twilog http://twilog.org/nhk_hitokoto 東京電力福島第一原子力発電所の事故で、政府の事故調査・検証委員会が最終報告を公表しました。「深刻な事故は起こりえないという、安全神話にとらわれていたことが根源的な問題だ」と東京電力を厳しく批判したうえで、「日本は古くから『災害大国』だということを肝に銘じて安全対策に取り組む新たな防災思想が必要だ」と提言しました。 続きを読む
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【きょう(24日)の「夕方特集 私も一言!」】 「原発事故調査出そろう どう生かしていくか」。同じ事を繰り返さないためにどんな対策が必要だと思いますか? 住民の安全を守るために何が求められているのでしょうか? ご意見は番組HP→ http://t.co/I5DJHg1r へ。

2012-07-24 15:44:34
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<夕方特集・私も一言!「原発事故調査出そろう どう生かすのか?」>

2012-07-24 17:34:10
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東京電力福島第一原子力発電所の事故で、政府の事故調査・検証委員会が最終報告を公表しました。

2012-07-24 17:34:19
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「深刻な事故は起こりえないという、安全神話にとらわれていたことが根源的な問題だ」と東京電力を厳しく批判したうえで、「日本は古くから『災害大国』だということを肝に銘じて安全対策に取り組む新たな防災思想が必要だ」と提言しました。

2012-07-24 17:34:28
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政府事故調が最終報告をまとめたことで、民間、国会、東電とあわせた一連の原発事故の調査は区切りを迎えます。

2012-07-24 17:34:35
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しかし、原子炉建屋での調査が高い放射線量に阻まれ、詳しい事故原因などはいまも解明されていません。政府事故調は、今後も国を中心に、事故原因や被害の全容の調査を継続するよう求めています。

2012-07-24 17:34:56
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【ご意見募集】 政府の原発事故調の最終報告についてどう思いますか? 同じ事を繰り返さないために、どんな対策が必要だと思いますか? 住民の安全を守るために、何が求められているのでしょうか?

2012-07-24 17:35:24
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スタジオゲストは、東京女子大学名誉教授の広瀬弘忠さんです。もう一方、福島県川俣町町長の古川道郎さんと電話がつながっています。

2012-07-24 17:37:29
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(福島第一原発の北西33~55kmほどの所にある川俣町は、今も一部の地域が計画的避難区域になっています)

2012-07-24 17:44:09
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古川「1200人の避難者。県外に3%、3割は県内に、残りは川俣町の仮設住宅や借り上げ住宅で暮らしている」

2012-07-24 17:44:22
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古川「(政府事故調の委員に)被災者の代表として。原発立地町でないにも関わらず避難区域になった。どうして事故が起きたのか。いろんな情報が錯綜していたので、いろんな意味で、混乱する中での原発事故の対応に追われてきた。その現実を訴え、今後の課題としていきたい」

2012-07-24 17:44:55
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古川「今もって避難生活を送り、食の安全・安心も。風評被害もある。除染は始まったばかり。まだこれから。引き続き、国は事故を検証し、生活再建に向けた国の責任を明確にするという提言したことは、一つできたこと」

2012-07-24 17:45:21
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古川「避難者の受け入れは、当該の町長から直接連絡を受けた」「土壌の汚染や水の汚染、われわれに連絡が来る前に国が発表している。危機的な状況での情報共有については、国は一方的だったし、われわれには後出しになっている」

2012-07-24 17:47:05
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広瀬「(民間事故調・国会事故調・政府事故調の比較をして)今回の政府事故調、細かな事例は多くあるが、具体的な提言はない。国会の事故調に比べて、そのあたりは足りない」

2012-07-24 17:47:15
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政府事故調の最終報告の中には、国会や民間の事故調査委員会とは異なる結論になった問題もあります。その代表的なものが、放射性物質の広がりを予測するシステム「SPEEDI」です。

2012-07-24 17:47:23
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SPEEDIは、原発から放射性物質が漏れた場合に、各地で観測される放射線の値や被ばく量を、気象や地形などの情報とあわせて、コンピューターを使って予測するシステムです。

2012-07-24 17:47:32
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昭和54年に起きたアメリカのスリーマイル島の原発事故を受けて研究開発され、昭和61年から運用が始まりました。運用は、文部科学省が所管する原子力安全技術センターが担当し、研究や運用にこれまで120億円あまりの費用が投じられています。

2012-07-24 17:47:43
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福島第一原発の事故で、政府はSPEEDIについて、予測の前提となる放射性物質の放出源の情報が、地震の影響で得られず、事故発生の当初から仮のデータで予測していましたが、その結果を、当時、公表しませんでした。

2012-07-24 17:47:51
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SPEEDIの活用について、それぞれの事故調の見解。国会の事故調は、「初動の避難の根拠にできるほど正確性を持つものではない」という見解を示しています。一方、民間の事故調は、「住民の被ばくの可能性を低減するため、最大限活用する姿勢が必要だった」としていました。

2012-07-24 17:48:39
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これに対し、政府の事故調は、文部科学省が事故発生の当初から仮のデータで行っていた予測と、住民の避難を検証し、「放射性物質の放出源の情報が得られない場合でも、SPEEDIを活用する余地はあった」と結論づけています。

2012-07-24 17:48:46
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SPEEDIの活用は、今後の原子力防災の重要なポイントで、異なる見解をふまえて、国が今後どう取り組むのか注目されます。

2012-07-24 17:48:51
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古川「朝6時半に双葉町長から、原発事故のために避難をしなければならなくなった受け入れてくれ。と連絡があって、スタート。停電していましたから」

2012-07-24 17:51:01
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古川「SPEEDIの情報が公表されていれば、一時的とはいえ、放射線量の高い所に避難せずに済んでいたのではないか」

2012-07-24 17:51:28
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広瀬「スリーマイル島の事故後にこういうモデルが作られていた、日本のSPEEDIは後発。それを知らないというのは、ある意味、政府の無能さを示している」

2012-07-24 17:53:31
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古川「混乱していたのは間違いないが、責任ある立場の人が自覚していれば、情報も公開できたし、われわれも行動できたと考えている。私個人として、もっているものを使わない、というのは。使えなかったのならば、使えなかった理由を明らかにしなければ」

2012-07-24 17:55:03