図書館の自由宣言と現場の学校図書館

ある小学校図書館でのできごとと、図書館の自由に関する宣言との兼ね合いについてのやりとりです。まとめて読ませろと言われたのでまとめました。結局ケースバイケースなのかなぁ?
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どろなわ @hontoasobo

こんなに腹立たしいことは滅多に無い。子どもが昨日借りていったばかりの本を親が(子ども同伴で)今しがた返しにきた。「(子どもに)借りたばかりだよね?」親「必要ないんで。」 

2012-07-20 15:16:14
どろなわ @hontoasobo

確かにこの子は支援が必要な子で、借りてた本もほんとに読めるか分からないけれど、今回彼女なりに相当がんばって選んでいた姿を知っている。それなのに!

2012-07-20 15:17:15
どろなわ @hontoasobo

支援が必要なのは、親子共々である。子どもの支援をしようとしたって、親がハードルになることはよくあるが、それ以前に親本人が社会生活を営むに不自由するような場合、周囲の人間は何ができるのだろう? 「子どもはかわいそうだけどね」としか言えないなんて、どっか間違っている。

2012-07-20 15:24:08
どろなわ @hontoasobo

先の件について、担任には一言こんなことがあったとお伝えしといたら、出張後図書館まで足を運んでくださり、その子が返した本をもしも夏休み中に借りにきたときのためにと確認しにいらした。このために帰る気にならず、居残ってたんだなあたし。これで気分良く帰れます。

2012-07-20 17:12:08
どろなわ @hontoasobo

担任が優れた人で良かった。泣けてくるほどである。この親は、文科省にまで前担任の名前が行った程のモンペであるが、現担任は覚悟の上で、ことこの件に対して何かあれば子どもの気持ちを考えろと闘うと仰ってくださった。かわいそうだけでは済まさないと思っている大人がいて良かった。

2012-07-20 17:23:41
どろなわ @hontoasobo

何か実効性のあるものができるかはわからないが、それでも、そう思っている大人の存在こそが何かにつながりうるのだと思う。

2012-07-20 17:25:06
にま @book_twinkle

@hontoasobo わたしもほっとしました。担任の先生もくまさんもついてるんですね!

2012-07-20 17:32:31
どろなわ @hontoasobo

@book_twinkle 何かができるというわけではないのだから、「通り過ぎるのを待つだけ」と違いは無いのですけれどね。 ただこの親子の存在が、公立と私立との決定的な差異だとは思います。

2012-07-20 17:47:53
どろなわ @hontoasobo

そういう親なので、校内中さわらぬ神にタタリなし状態。被害拡大を防ぐのが第一義だからと前担任からも言われた。どの方が担任になっても一人ご苦労されているように見える。校内レベルの話ではないので分からなくもないのですが、「通り過ぎるのを待つだけ」空気に抵抗感を感じていた…

2012-07-20 17:43:03
どろなわ @hontoasobo

何もできないのに、きれいごとを言っている気もする。

2012-07-20 17:48:52
ayaysd @ayaysd

その子が早く世界は家族だけでないことを知り、心ある大人たちとよい出会いがあるように…と思わず祈ってしまいました… RT @hontoasobo: 何か実効性のあるものができるかはわからないが、それでも、そう思っている大人の存在こそが何かにつながりうるのだと思う。

2012-07-20 17:50:52
つばさ @tsubasac

@hontoasobo 支援が必要な子の親にも支援が必要、ということはありますね。なかなか難しいですが、その子のために少しでもいいようになりますように。

2012-07-20 18:12:14
らら風 @SilverLine5

@hontoasobo 憤り、お察しします。内容は違うものの、少しずつ積み上がったものを親がなし崩しにする場面に私も出くわしたことがあるので、その時の残念さを思い出しました。ただ人間死ぬまで成長し続けられる、と信じています。親も子どもを通して変われるかもしれません。そこに希望を!

2012-07-20 18:22:21
かおる @kaoru_lib

@hontoasobo 信用できるおとながすぐ近く(学級担任)にいて、避難できる場所(図書館)があることが、どんなに心強いでしょう。

2012-07-20 18:36:40
yansenmu @yansenmu

@hontoasobo 今回の腹立たしい気持ち、よくわかります。私も支援に関わっていました。 保護者懇談の間、生徒は図書室で待っているのですが、 迎えに来る親と積極的にコミュニケーションをとるようにしていました。

2012-07-21 13:35:03
yansenmu @yansenmu

@hontoasobo 長期的には親の希望はそれほど違わないのですが、 短期的に見ると、「とにかく就労してほしい」「大学には入って欲しい(事実学力面では十分)」「本人のQOLが大切」 など様々です。

2012-07-21 13:36:29
yansenmu @yansenmu

@hontoasobo 学校図書館に求めるものも、 「社会を経験する場で、あいさつをきちんとさせて欲しい」 「授業ではできない本人の得意な難しいことを勉強させて欲しい」 「電車の本ではなく、心が豊かになるものを読ませて欲しい」 など少しずつ違います。

2012-07-21 13:37:04
yansenmu @yansenmu

@hontoasobo これが生徒の気持ちと一致しているととりあえずはいいのですが、そうではないときは難しいです。 ほとんどの場合は生徒の気持ちを優先させていました。 生徒は図書室は大好きなので、気づいていた親もまあ仕方がないと思っていたようです。

2012-07-21 13:38:05
yansenmu @yansenmu

@hontoasobo ただ、もっと単純に、「本なんて借りたら破ってしまうので手間を増やしたくない」「これから電車で帰るのにそんな巨大な図鑑など借りないでほしいなどというイライラ感」のほうが多いとも感じます。ただそれは、学校図書館が理解されていないわけで、我々の責任です。

2012-07-21 13:43:55
yansenmu @yansenmu

@hontoasobo むしろ私が現場で悩んでいたのはこっちで、担任に書名を伝えることは、自由宣言の「図書館は、利用者の読書事実を外部に漏らさない。」に触れます。私はこの手のことでも、なるべく最小限にとどめて報告していました。書名を言ったことはありません。

2012-07-21 13:56:17
yansenmu @yansenmu

@hontoasobo でも、「こういうことがあった」というのは、 「図書館は、読書記録以外の図書館の利用事実に関しても、利用者のプライバシーを侵さない。」なので結局触れるんですけどね。

2012-07-21 17:23:46
どろなわ @hontoasobo

@yansenmu まず、担任は「外部」か?という疑問が一つあります。

2012-07-22 23:22:51
どろなわ @hontoasobo

図書館の自由に関する宣言は利用者の知る自由を保障するためにあるとして、親から知る自由を制限された形の今回の場合、学校司書だけで保障することは不可能と判断したため、担任の力を借りようとした行為のつもりです。 @yansenmu

2012-07-22 23:30:22
どろなわ @hontoasobo

利用者の知る自由を保障するために、利用者の秘密を守るわけであって、その逆ではないと考えます。 @yansenmu

2012-07-22 23:33:08
yansenmu @yansenmu

@hontoasobo 担任が司書教諭や図書館に属する分掌でない限り、担任は「外部」です。『「図書館の自由に関する宣言1979年改訂」解説 』からは外部であると読み取れます。 http://t.co/2Glmusxf などを参考にしてください。

2012-07-23 12:08:12