為末大さんのつぶやきまとめ【習慣の客観視】について

爲末大 Dai Tamesue　熟達論発売中 @daijapan

おはようございます。今日は【習慣の客観視】について

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人には程度こそ違え誰でも自分なりの思考や、習慣があると思うのだけれど、その自分なりの癖や習慣を知っているのと知っていないのでは随分と世界が違う。でも習慣というのはほとんど意識されないから、敢えて眺めるような事をしないと、それが習慣なのかどうかもわからない。

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世の中にいい事なんて一つもないといった女性がいた。話を聞くとそうでもないのだけれど彼女にとってはそう感じられている。いい事が悪い事に見えている自分を知らない。悲観的に考えがちな自分を知らない。自分の考えの癖を知らないと、辛い事も多い。

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みんな俺の事を騙すんだと言っていた友達がいた。でも見ていると騙しそうな人に近づいている。騙してほしそうな振る舞いをしている。自分の日頃の習慣や振る舞いが、それを呼んでいる事を知らない。自分の習慣で環境が変わる事を知らない。

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習慣の客観視とは、突き詰めていうと、現実は自分の影響を受けていると知る事。自分がそう振る舞うから、現実も反応する。自分がそういう風に見るから、現実がそうなる。習慣を客観視できるようになると、自分から始まっている事に気付く。

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相手が自分にそうしてくるんだろうか、自分が相手にそうさせているんだろうか。世の中”が”暗いのだろうか。世の中”を”暗いと思うのだろうか。現実とそれを見ている自分。その見ている自分を知る事で、世界は随分変わる。

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自分の視点が固定されて自動的にそう考えてしまうと、行き詰まった時どうにもならなくなるけれど、実はどうにもならないのは状況ではなく認識の方である事は多い。状況がどうにもならないのではなく、どうにもならないと捉えている。

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【終わり】世の中は単独で成り立っておらず、世の中とそしてそれを見る自分がいて成立している。見ている自分にどんな傾向があるのか。そしてそれを少し変えてみると世の中はどう変わるのか。見ている自分が変わる事で、世の中が劇的に変わる事もある。