漫画を学校で学ぶ意義とは
代表作「海猿」「ブラックジャックによろしく」 連載中「特攻の島」 ピークを過ぎた漫画家です。後は余生だ!! ブロマガ「少年 佐藤秀峰」 http://t.co/WUeIA6Ktcy
大学や専門学校で漫画を学ぶことに疑問をずっと持っていました。 卒業生で漫画家になれている人の率が低過ぎるので。 僕の職場にも、漫画学科卒業生という人は時々来ますが、僕の職場で3ヶ月で教えられることが何百万円をいうお金を支払い、4年かけてもできていない。 意味ないと思う。
2012-07-26 17:59:33以前、文化庁の会議で津田大輔さんが竹宮恵子さんに「漫画って大学で教えられるものなんですか?」と質問したら、竹宮さんは「何も知らなかった子が4年間で断ち切りの位置が理解できるようになる」と答えていて、それは僕の仕事場で30分で教えられることだと思いました。
2012-07-26 18:02:53志望者からお金を吸い上げて教員が報酬と受け取るシステムは、日本では他の美術の分野でも同じで、絵画で教授をやってるような人も大抵は絵では食えなくて、教員で食ってる。 研究機関としても機能していないし、やっぱりいらない気がします。
2012-07-26 18:09:42ジャンプSQ.連載の『MANZEMI』と、誠文堂新光社の⭕️❌式で解説 誰でもかんたん!!シリーズの『パースがわかる本』と『構図がわかる本』の原作と構成を担当。 ヘッダーは平田弘史先生の揮毫。ロック・凍結された時はnote参照を。台湾独立支持(スパム対策)( ´ ▽ ` )ノ
@shuhosato 密度の差の問題でしょうね。クラスで大人数を相手にする場合と、徒弟制度で本人にカスタマイズした教え方をするのでは、自ずと差があるし。あと、なれるやつは大学や専門学校経由してもなれるし、なれないやつは良師についてもなれないというのが、自分の結論。運と才能の世界。
2012-07-26 18:13:00例えば生徒が80人いて、放課後にやる気のある生徒は別途時間をとって、課外授業をするよと言っても、来るのは16人ぐらい。つまり、20%程度。残りの80%は来ない。その中で、プロになれそうな才能があるのは半分の8人ぐらい。で、放置しても実力でデビューできるのがさらに半分の4人ぐらい。
2012-07-26 19:29:40承前)実際、昔の教え子がこの夏、週マガやIKKIでデビューを決めたし、たぶん3人目と4人目も年内になんとかなるだろうけれど、彼らは別に誰が教えても、袋中の錐のように頭角を現しただろう。実は、残りの4人のためにこそ、教育はあると思う。それにしても、5%の法則でしかないのは事実。
2012-07-26 19:34:48承前)また、日本の文部科学省は、大学が就職と直結するのを嫌う。大学は研究の場である、という建前がある。結果、フォークボールの後方に起きる空気の流れのメカニズムを研究解析はしても、それをどうやったら打てるか、については対象外である。ここら辺にズレがあるのは事実。
2012-07-26 19:38:28承前)もっとも、法学部の学生が全員司法試験を目指すわけでも、英米文学科の生徒が翻訳家を目指すわけでもないように、そもそも大学の漫画学科は、研究の場である。そこをキチンと把握せずに入学する生徒が多いのも、これまた事実。一般の大学なら、資格のためにはダブルスクールは当然なのに。
2012-07-26 19:41:21承前)確かに、デビューの近道はアシスタントだけれど、枠がいくらでもあるわけではない。一般公募される作家もいるが、ほとんどは投稿者で見所がある人間を編集部が紹介するというのが一般的。けっきょくアシスタントになるには数少ない公募のチャンスを待つか、投稿して担当が付くレベルを目指すか。
2012-07-26 19:45:09承前)ここら辺の問題を、解消したいなとは思うけれど。呉智英師匠が、志のある若者を集めて梁山泊にしようと以費塾を始めたら、集まってきたのは自分は優秀なのに世間が認めないという、ルサンチマンを抱えた連中がほとんど。梁山泊のつもりが、戸塚ヨットスクールに方向転換せざるを得なかったと。
2012-07-26 19:49:40承前)なぜ戸塚ヨットスクールかといえば、ダメ人間を何とか人並みにしようという自嘲。なので、一流トッププロの先生が、漫画講座を開いても、やっぱり集まって来る80%は、なれる才能も天運もないタイプなんじゃないかと。以費塾も、講義終盤には毎回半分以下に生徒が減っていたし。
2012-07-26 19:53:31承前)ただ、同じような年齢で同じ目的の人間が、周囲に大量にいるというのは、刺激になるし、実はこれの方が重要なんじゃないかと。親はなくても子は育つ、とは言わないが、雰囲気が重要。あとは、ポイントアドバイスできる人間がいれば、それで充分かなぁ。それで一人でも二人でも、可能性が開けば。
2012-07-26 19:56:06承前)けっきょく、映画学科を卒業して映画監督になるアメリカとは、システムが違うのが根本問題か。短大は四年制に比較して、その点ではもうちょっと文科省の縛りがゆるいけれど。他の学部も含め、教育制度改革は、必要だろうなぁというのが自分の雑感。
2012-07-26 20:00:58質疑応答
承前)もっとも、法学部の学生が全員司法試験を目指すわけでも、英米文学科の生徒が翻訳家を目指すわけでもないように、そもそも大学の漫画学科は、研究の場である。そこをキチンと把握せずに入学する生徒が多いのも、これまた事実。一般の大学なら、資格のためにはダブルスクールは当然なのに。
2012-07-26 19:41:21@mogura2001 ダブルスクールっていうのか?アナウンサーになりたいやつらが大学に行きながら土日はアナウンサースクールに行くようなもんか?
2012-07-26 19:48:46@okonaa 会計士を目指してる人間とか、普通に外部の学校に通って勉強していましたし。アナウンサーなら専門学校でしゃべりを磨いた人間の方がいいと思うのですが、有名大学のブランドも付加価値で必要なようで。
2012-07-26 20:02:42承前)確かに、デビューの近道はアシスタントだけれど、枠がいくらでもあるわけではない。一般公募される作家もいるが、ほとんどは投稿者で見所がある人間を編集部が紹介するというのが一般的。けっきょくアシスタントになるには数少ない公募のチャンスを待つか、投稿して担当が付くレベルを目指すか。
2012-07-26 19:45:09@mogura2001 韓国人作家を大勢抱え込んで「アシをしてれば日本デビューさせてやる」と嘯きながら超安価でコキ使ってるとこは知ってる。
2012-07-26 19:48:56