buveryさんによる「ここしばらくの訳の分からない人たちの主張」分析

被曝を灰色をできる限り減らしていくために行われている地元の人たちの努力に対し、子どもを実験台にしているなどと訳の分からない非難を飛ばす人たちがいるが、それらの主張を整理し、問題点を指摘している。
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末続地区ふるさとを守る会 @SuetsugiMamoru

福島で暮らすことを人体実験という方々へ、想像で私たちの暮らしを否定するのはやめて下さい。あなた方が思うほど、私たちは何も知らない訳ではありません。あなた方が心配するより、私たちはずっと冷静に状況をみています。本当に私たちを思ってくれるのであれば、ここへ足を運んで真実を見て下さい。

2012-07-27 23:59:58
buvery @buvery

エートス http://t.co/Ftqc8C7B 簡単まとめ http://t.co/6LDNCsFN RT @raven2020: エートスプロジェクトってなんじゃらほいとググっても妄想派のページばかり出てきて実際どんな活動なのかよく分からない罠。

2012-07-28 04:36:48
buvery @buvery

Dupuyは哲学の教師で、2005年にチェルノブイリを訪問した記録をRetour de Tchernobylという本に書いている。そこでは、ウクライナの女学生が『わたしは、国が恥ずかしい、人類が恥ずかしい』と泣き叫ぶとか、感傷的なことばかり書いている。@ikasumi0

2012-07-28 07:03:26
buvery @buvery

エートスとその後継のコアに関しても、Dupuyは以下のように書いている。『エートスとコア計画は、事故にもっとも影響を受けたベラルーシでフランス人研究者たちが始めたもので、今はウクライナでも展開されている。この計画の目的は、サイエンス・フィクションのようなものだ。@ikasumi0

2012-07-28 07:03:55
buvery @buvery

「核の終末のあとで、できる限り健康に暮らすのにはどうすればよいのか」が標語であると言えよう。この計画の人たちは現地で、これまで人類が経験せずに済んだ文化を作り出し継承しようとしている。@ikasumi0

2012-07-28 07:04:29
buvery @buvery

この文化が根をおろせば、現代のはやりの言い方では『リスク・カルチャー』なるものを体現することになる』@ikasumi0

2012-07-28 07:04:43
buvery @buvery

『目の端で同僚(注:フランス人の研究者たちのこと)を眺めながら、この文脈で「文化」という言葉を用いるのは猥褻である、と感じたのは私だけではあるまいと思う』(チェルノブイリへの帰還)@ikasumi0

2012-07-28 07:05:24
buvery @buvery

もちろん、被災した人にとって事故が不条理であることは言うまでもない。問題は、じゃ、どうするのか。Dupuyは文句を垂れて感傷を述べるだけで決して解決策を語らない。@ikasumi0

2012-07-28 07:05:49
buvery @buvery

私は、常に現実の利益を優先すべきだと思う。彼は典型的なダメ文系で、何ら現実の役にたたない人種であると考える。これが、『フランス政府の広報を使用すれば良いのではないか』とあなたに言った理由である。そもそも、彼には何の現実的な対策もないからだ。@ikasumi0

2012-07-28 07:07:27
buvery @buvery

エートスにはエートスの方針があるから、これは、直接にはエートスとは関連しないのだけれど、昨今の錯乱している状況は、フランスやヨーロッパでも同じで、それを輸入している感がある。それぞれの人がそれそれの思惑で状況に働きかけているので、何を言っているのかよくわからない人も多いと思う。

2012-07-28 07:08:02
buvery @buvery

だから、どうしてこんな狂気なことになっているのか、私の考えを書いておく。

2012-07-28 07:08:23
buvery @buvery

今回、コリン・コバヤシとミシェル・フェルネックス、ネステレンコの立場は近いようで違う。コリン・コバヤシは、sortir du nuclaire に近く(実際そこで発表している)、戦略としては、グリーン・ピースやECRRのクリス・バズビーと似ていている。

2012-07-28 07:08:34
buvery @buvery

政治目標は反原発であって、そのために被曝の効果を過大評価するという方法をとる。そして、その反原発運動から利益を得る。

2012-07-28 07:08:43
buvery @buvery

フェルネックスは、ベラルーシのエートスの悪口を言っているが、主張は2点あって、一つは子供の健康状況が悪化したという主張、もう一つはエートスがベルラドの民業を圧迫しているという主張。ところが、フェルネックスは子供の健康状況が悪化したといいながら、それを調査していない。

2012-07-28 07:09:05
buvery @buvery

報告書もなければ、そんな論文を出しているわけでもない。pubmedには載っていない。そして、その悪化したという根拠は小児科医が会議で手書きで発表したと本人がいうだけで、その手書き原稿自体も公表されていない。

2012-07-28 07:09:16
buvery @buvery

他の調査で断片的には小児の健康状態が悪化したという大雑把な報告はあるが、汚染地域で悪化しているものの、実は非汚染地域でも悪化している。となると、一番大きな原因は90年代のソビエト崩壊後の経済混乱に求められるべきではないか。

2012-07-28 07:09:29
buvery @buvery

旧ソ連ではソ連崩壊後、チェルノブイリと関係ない諸国でも寿命が低下している。

2012-07-28 07:09:36
buvery @buvery

少なくとも、被曝と健康状態の相関を出さないと、こういうことは、何も言えない。そもそも、被曝量を減らして(食物の汚染がエートス計画で減らせていることはフェルネックスも認めている)健康状態が悪化するのであれば、放射能が健康状態を悪化させている主原因ではないことになる。

2012-07-28 07:09:46
buvery @buvery

ネステレンコは、もう少し複雑。ベルラドとしては、収入を稼がないといけないから、ヨーロッパからの資金援助が欲しい。それでエートスに参画することになる。

2012-07-28 07:10:00
buvery @buvery

ロシャールさんやエリアール=ドブレイユ(以下ドブレイユさん)は、EC側の立場で、もともとは、西ヨーロッパでこのような核事故が起きた時の対応を調査したい、という話だった。

2012-07-28 07:10:16
buvery @buvery

その結果、ロシャールさんは、住民が直接測定して被曝制御をすることが重要であるという考えになり、ドブレイユさんは、リスク情報を個々人がもつこと、その情報伝達が大事である、という考えになる。

2012-07-28 07:10:31
buvery @buvery

初期のエートスでこの二人は共同で行っているが、後にドブレイユさんはヨーロッパでのリスク情報をいかに公平に伝達するのかに興味が移る。だから、リスク情報の公平な配布を趣旨とするアーハス協定と核(Aahus Convention and Nuclear, ACN)で活動することになる。

2012-07-28 07:10:46
buvery @buvery

先日の上杉隆の捏造は、このACNでドブレイユさんにインタビューしたもの(記事内容は捏造)。

2012-07-28 07:10:54
buvery @buvery

ネステレンコとロシャール/ドブレイユの方針の違いは、ペクチンの実用性にある。ネステレンコはVidapectというペクチン商品をつくり、それでセシウムの排出が促進するという論文をだしている。ネステレンコ以外のグループで追試されたことはないが、論文そのものはそんなにおかしくない。

2012-07-28 07:11:09
buvery @buvery

もっとも、IRSNの動物実験ではペクチンの効果はラットで全く再現されていない。それでも、『人間の子供』『チェルノブイリ級の汚染=セシウム137がだいたい75Bq/kg程度』『ペクチン』の3条件を満たすことは、世界でも難しいから、この実験は追試されていない。

2012-07-28 07:11:17