避難した方と在住している方どちらも支援することについて

私は当事者の方自身が望む「選択」をするための「障害」をなくしたいと避難・保養・サロン・現地支援を行ってきました。このスタンスはやはり在住している方を傷つけるでしょうか。私は視野が狭いので、宜しければおかしい点を指摘してください。 ※8月9日 ご意見ありがとうございました。私の「当事者が選択しうるように選択肢を広げる」という視点と、「ある情報に基づき合理的な選択をするために伝える」という視点は異なり、結果取り組みも異なるのかなと思いました。健忘録としてあとでツイートを足します。
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疋田香澄(Hikita Kasumi) @ikasumi0

@buvery 3.私の質問の意図としては、仏版エートスが話題になっているので、フランスの方なのでもしかしたら知っているかなと質問しました。どういう活動か分からない場合は、ベラルーシのことはベラルーシの方に、フランスのことはフランスの方に直接訊くのがいいかなと思いましたので。

2012-07-28 01:23:26
疋田香澄(Hikita Kasumi) @ikasumi0

@buvery 4.公害の被害が、行政によって過小評価されたことはあっても過大評価されることはあまりないように思うので、科学的判断の議論とは別に、行政の意向に巻き込まれることが心配でした。そこで色んな国の色んな立場の情報があればいいと伺い、それなら選択肢も広がりいいなと思いました

2012-07-28 01:28:36
buvery @buvery

Dupuyは哲学の教師で、2005年にチェルノブイリを訪問した記録をRetour de Tchernobylという本に書いている。そこでは、ウクライナの女学生が『わたしは、国が恥ずかしい、人類が恥ずかしい』と泣き叫ぶとか、感傷的なことばかり書いている。@ikasumi0

2012-07-28 07:03:26
buvery @buvery

エートスとその後継のコアに関しても、Dupuyは以下のように書いている。『エートスとコア計画は、事故にもっとも影響を受けたベラルーシでフランス人研究者たちが始めたもので、今はウクライナでも展開されている。この計画の目的は、サイエンス・フィクションのようなものだ。@ikasumi0

2012-07-28 07:03:55
buvery @buvery

「核の終末のあとで、できる限り健康に暮らすのにはどうすればよいのか」が標語であると言えよう。この計画の人たちは現地で、これまで人類が経験せずに済んだ文化を作り出し継承しようとしている。@ikasumi0

2012-07-28 07:04:29
buvery @buvery

この文化が根をおろせば、現代のはやりの言い方では『リスク・カルチャー』なるものを体現することになる』@ikasumi0

2012-07-28 07:04:43
buvery @buvery

もちろん、被災した人にとって事故が不条理であることは言うまでもない。問題は、じゃ、どうするのか。Dupuyは文句を垂れて感傷を述べるだけで決して解決策を語らない。@ikasumi0

2012-07-28 07:05:49
buvery @buvery

『目の端で同僚(注:フランス人の研究者たちのこと)を眺めながら、この文脈で「文化」という言葉を用いるのは猥褻である、と感じたのは私だけではあるまいと思う』(チェルノブイリへの帰還)@ikasumi0

2012-07-28 07:05:24
buvery @buvery

私は、常に現実の利益を優先すべきだと思う。彼は典型的なダメ文系で、何ら現実の役にたたない人種であると考える。これが、『フランス政府の広報を使用すれば良いのではないか』とあなたに言った理由である。そもそも、彼には何の現実的な対策もないからだ。@ikasumi0

2012-07-28 07:07:27
疋田香澄(Hikita Kasumi) @ikasumi0

@buvery 1.おはようございます。私の方からエートスさんについて言及したのではなくリプライに対して考えたことを返しているだけなので、日本版エートスさんの活動をとくに敵視する立場ではないと先にお断りいたします。私自身避難する人も保養する人も残って防御する人も支援しています。

2012-07-28 11:38:34
疋田香澄(Hikita Kasumi) @ikasumi0

@buvery 2.私のポイントとしては、様々な行政や様々な立場(極端ではない)の幅のある情報を伝える必要性を伝えたかったです。それが他国に住んでいる方から言われてなるほどと思いツイートしました。ドユプイさんの立場を擁護しているわけではないので「ダメ文系」かは重要ではありません

2012-07-28 11:40:37
疋田香澄(Hikita Kasumi) @ikasumi0

@buvery 3.burveryさんが仰るように「現実の利益」を優先させると言ったときに、「誰の(福島といってもどの地域の、那須は入るのか)」「どの立場や職業やどの階層の」人の利益かというのが重要だと思います。どの利益を優先させるかで利害は対立するでしょう。

2012-07-28 11:41:48
疋田香澄(Hikita Kasumi) @ikasumi0

@buvery 4.域内に帰還するより転出したい人は除染より 引っ越し費用の補償を求めるだろうし、行政はできるだけ「現実的に」全体の補償を抑えようとするだろうし、転出しない人はなぜ福島に住んでいないものにそんなに補償をするのかと思うかもしれません。

2012-07-28 11:42:14
疋田香澄(Hikita Kasumi) @ikasumi0

@buvery 5.「現実の利益」というのは、そこに社会がある以上対立し得るものです。それは危険派、安全派などというとはまた別の話です。

2012-07-28 11:42:42
疋田香澄(Hikita Kasumi) @ikasumi0

@buvery 6.また「情報」に基づく判断といった時に、その「情報」がどこからの誰への情報かによって異なります。郡山よりもいわきの久ノ浜のほうが被曝に対して気を付けていた。それは距離が近いことの他に東電の関係の保護者が学校を戻す際に放射能に関しての資料を作り学校に交渉した為。

2012-07-28 11:47:47
疋田香澄(Hikita Kasumi) @ikasumi0

@buvery 7.もし人間が、どの情報に遭遇するかではなくある種自然に線量に準じて合理的に判断するなら、郡山のほうが線量が高いので郡山の人が方が被曝に気を付けているはずです。その他伊達では隣家が避難勧奨地点になる状況に遭遇した方は不安に思い食べ物に気を付けている方が多かったです

2012-07-28 11:49:33
疋田香澄(Hikita Kasumi) @ikasumi0

@buvery 8.(合理的被ばく回避の是非は別として)福島市と南相馬市では、プールを回避する人数が後者のほうが多いと聞きました。それは南相馬の居住地の方が線量が低い場所があるにも関わらずです また、西からの食物や水の支援に関しても福島市より南相馬のほうが行き届いている印象でした

2012-07-28 11:51:07
疋田香澄(Hikita Kasumi) @ikasumi0

@buvery 9.例えば同じ区域内でも、原発立地等の近い場所とその外側のいつか帰還する(させられる)かもしれない場所では微妙に住民感情が違いました。戻るかもしれない地域は、被ばく自体より、どうそこで共同体維持できるか関心が高いようでした。もしくは住民の中でも割れているとのこと

2012-07-28 11:53:28
疋田香澄(Hikita Kasumi) @ikasumi0

@buvery 11.人間の判断というのは、その判断の以前に与えられる情報やそれを取り巻く状況によって変わってきます。「何の情報に基づくか」「誰によってもたらされるか」「どの地域に住んでいるか」その三つは、一人の人の判断を左右します。

2012-07-28 11:54:11
疋田香澄(Hikita Kasumi) @ikasumi0

@buvery 12.とくに放射能は見えないので、社会的な利害関係以外でも判断が割れ、恐らくそこが分裂の原因にもなっています。私は「情報」(幅のある)を伝えることと同時に、「選択肢」を用意することを重要視する立場です。それは押し付けるのではなく当事者が望む形に丁寧に行いたいです

2012-07-28 11:56:41
疋田香澄(Hikita Kasumi) @ikasumi0

@buvery 長々と失礼いたしました。お忙しいでしょうが、気が向いたらぜひご返信ください。

2012-07-28 11:57:18