政教分離の崩壊とアメリカ

猫充【福井の脱原発に一票】 @natsu_yuki_blog

博士も知らないニッポンのウラ 第9回 「アメリカ政治のウラ」: http://t.co/aMHpVg6F @youtubeさんから

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参考動画：博士も知らないニッポンのウラ 第9回 「アメリカ政治のウラ」アメリカの大統領選において強大な勢力となった「キリスト教福音派」の存在 http://t.co/S5KUpyGR

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核兵器のボタンを押してくれる大統領を待望する、過激プロテスタント、福音派。彼らがブッシュ政権へ投票した。彼らは核戦争が起こる前に自分たちだけは神の力で救われると考えている。それを携挙（Rapture）と読んでいる。参考資料Wiki千年王国 http://t.co/lulOoomx

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ちょっと脱線するが、日本でも一部の人々が信望している、日月神示、アセンションと呼ばれる考えと、キリスト教福音派の終末論が似通っている事は興味深い。共通点として、人類が滅亡する直前に神によって選ばれし人々が救われ、それから1000年（永遠）の平和な桃源郷がもたらされるという内容だ。

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個人的には、看板がキリスト教であれ仏教であれその他の名前であれ、人類滅亡説は信じては居ないし地球環境も人々の欲の暴走などもたいした問題とは思っていない。おそらくそれらのシナリオライターは政治的な目的を持って戦争や人々の選民思想を煽っているんだろうと考えている。

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ちょっと話はずれるが、創価学会でも日月神示でも、信者に「教典を毎日口に出して繰り返し読むように」と教えているようだが、それは自己催眠のセオリーなので、洗脳されたくなければしないほうが良い。したいのなら個人の自由なので止めはしないけれど、自分本来の意識と違う思想で生きる事になる。

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アメリカにおいて3000万人居ると言われるキリスト教福音派。彼らは「票が重い地域に集中している」日本でも度々違憲だと指摘されている1票の格差問題を計算に入れ、効率的に選挙で有利になる地域に彼らは布教活動を集中されている。日本においても創価学会が同じような分布となっている。

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アメリカのバイブルベルト：中西部や南部の人口が少ない地域。人口が少なく福音派が集中しているため、選挙を支配できる。日曜日の協会へ集まる人々は福音派の指導者の推薦する候補者への投票を隣組のような制度を使って選挙に動員している。 http://t.co/XtaClBsD

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アメリカはもともと建国時「政教分離」を重視し、キリスト教福音派も当初は選挙活動を行っていなかった。きっかけは1970年代アメリカで妊娠中絶が合法になった時（日本より20年も遅れて合法化された）聖書では禁止されていたため、それに反対する福音派が選挙活動を盛んに行うようになった。

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アメリカで人工中絶合法化の推進を行ったのはウーマンリブと呼ばれる女性解放活動だ。活動資金の陰には国際金融資本の動きあり、という資料も多いので参考にしたい。http://t.co/5yJA9KNZ 「人権問題」を掲げるNPO活動はえてしてこのような流れがあるので資金源に注目したい。

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つまり、国際金融資本が政治を操るための組織票つくりに宗教を使うというのは、歴史的常套手段と化しているので世界の常識だと言える。キリスト教福音派を組織票として活用すべく、対抗組織「敵」を作り、両方にお金を送り込み、対立を盛んにさせて、人々の憎しみや敵意、または自尊心を引き出す。

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再び脱線だが、今なら、脱原発派と推進派を対立させて、脱原発派の意識を耳障りの良い自然エネルギー（ソーラー、バイオ系のコストが高く大規模な資本を必要とするもの）に向かせる動きも、両方が経団連にとってメリットを産むため、飯田哲也氏などがたまにプロパガンダの布教師と呼ばれる理由である。

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ブッシュと争ったマケイン氏の敗因は、彼がアメリカ建国当時の基本に立ち戻り、政教分離は重要であると訴え、人工中絶を支持し、それが政治的最大勢力となってしまった福音派に大批判を受けたからだと言われている。マケイン氏はベトナム戦争を経験し現地民に助けられたため戦争反対論者である。

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もしも、ブッシュではなくマケイン氏がアメリカ大統領に当選していたらどうなっていたか。もちろん湾岸戦争は起こっていない。つまり、アメリカの軍需産業ロビイストや国際金融資本は、優秀なマケイン氏より操りやすいブッシュを大統領にしたかった。そのために福音派を使い宗教理論で投票させたのだ。

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アメリカ人が選挙で重視しているのは「アカ派、共産主義は自由主義の敵だ」という徹底的な共産主義排除論である。実はこれは日本の創価学会も同じような考えで共産党を敵だとしている。しかし経済資本主義は最終的に金融資本の奴隷国家となり自由主義とは理論矛盾している。そこには上手に触れない。

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アメリカ南部では、学校で進化論を教えていない。進化論を教えている学校には福音派は通わせず家で教育をしている。彼らは聖書に反する科学的な教育を、宗教の自由を掲げ憲法違反だとしている。アメリカで84％の国民が「神が世界を創造した」と信じている。科学の先進国の意外な裏面だ。

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アメリカの政教分離の崩壊に関しては、「ジーザス・キャンプ～アメリカを動かすキリスト教原理主義～ 」という映画に描かれている（※私は見ていない）http://t.co/Ho73xAeK　マイケルムーア監督のシッコなどが有名だが（※まだ見てない）、アメリカの内部事情告発映画のひとつだ

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注意していただきたいのは、問題は宗教自体ではないということ。宗教を政治的に利用し組織票とした金融資本が、アメリカを急激に「おかしな国」にしていった。宗教の自由は守られるべきだが、宗教洗脳を利用した政治的な圧力は国を一部組織の利益ために歪め、全体の意思の反映、平等な民主主義を崩す。

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アメリカで視聴率トップを誇るFOXチャンネルのニュース。イラク戦争の大賛成報道を行ったために、戦争を「楽しめる」ニュースとしてアメリカ人の視聴者の人気を上げて行った。その他のチャンネルではイラク戦争に懐疑的で、アメリカの正義を疑う報道が多かったためにアメリカ人には面白くなかった

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ヨーロッパやアジア各国に比べ、アメリカは極端な戦争論を掲げる事で国際的に異端視されている。その主張は「正義のために戦う」だ。アメリカに感化されている日本人にもそれは正当な主張に聞こえるかもしれない。しかし歴史的にも、正義は両国に存在していると見るのが歴史の長い国の捉え方である。

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ヨーロッパも中国やアジア周辺諸国も、これまでの歴史で嫌というほどの戦争の歴史を背負っている。歴史の浅いアメリカだからこそ勧善懲悪を主体にした正義論は使われているのであり、歴史を奪われた白雉教育のなされている日本もそれに追従している。もし「日本は正しい国だから戦争で勝てる」という

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主張を見かけたら、それは軍事産業や国際金融資本の洗脳プロパガンダと思って注意して欲しい。戦争は国と国同士の利益闘争であり、戦争に正義などは存在しない。