広島教採塾さん「文章を書く上での戦略」についてのツイート。

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レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

もちろん、私がツイートでアドバイスしているのは、文章を書く上での一つのアプローチ、あるいは、戦略です。他のアプローチや戦略もあります。ただ、文章は書き手の満足ではなく、読み手の感動や共感でその価値が決まります。それを無視した書き方では教採で高評価・好評価を勝ち取ることは困難です。

2012-05-30 14:52:46
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

私はスピーチライターでもあり、選挙などで、候補者のスピーチを手掛けることもあります。候補者自身がスピーチを書く場合でも、どのようにすれば有権者の賛同・感動・共感を勝ち取れるかをアドバイスします。もちろん、候補者が確たる志と想いを持つことが第一ですが、表現の仕方もとても重要です。

2012-05-30 14:55:22
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

表現の仕方ひとつで、当選か落選かが決まるようなことも決して少なくはありません。教採でも同じです。まずは、受験者が確たる想いを持つこと、伝えたいアピールや、教師になってやりたいことを持つことが重要です。でも、それをどう表現するかで合格か不合格かが決まります。

2012-05-30 14:56:58
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

ひとつ具体例で説明しましょう。今年度のこのツイッター経由で行っている自己アピール等の無料添削には既にもう100人以上の方々から添削リクエストをいただいています。その中で何と10人以上の方が自己アピール文を「吹奏楽部」の部長・副部長の経験で書いていらっしゃいます。

2012-05-30 14:58:58
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

確かに、吹奏楽部に所属している人は人数的にも多いのでしょう。また、私自身、吹奏楽は大好きです。でも、10人以上の方はほとんどすべて同じ書きぶり、同じ内容なのです。「部員が多く、最初はまとまらなかったが、XXXして、最後にはまとめました。この経験から・・・」という趣旨なのです。

2012-05-30 15:00:32
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

私のこのささやかな無料添削でさえ、北海道から沖縄まで、幅広い層の受験者がいるのにもかかわらず、自己アピールといえば、吹奏楽部の部長として部員を苦労してまとめたというありふれた文章を書く人が10人以上いる。教採全体で、吹奏楽部で部員をまとめたと書く人が何百人いると思いますか?

2012-05-30 15:03:07
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

私は、毎年、10人以上の吹奏楽部で部員をまとめたという自己アピール文を添削しています。教採の面接官、採点官なら、毎年何百本のこれと同じ文章を読んでいると思いますか? そこの視点が大事なのです。いくらあなたが吹奏楽部で頑張ったとしても、面接官側はもう飽き飽きしている内容なのです。

2012-05-30 15:04:26
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

吹奏楽部をテーマにして自己アピールを書いてはいけないと言っているのでは決してありませんよ。吹奏楽部をテーマにするのならば、「部員を苦労してまとめた」以外の切り口で書く必要があるということを申し上げているのです。

2012-05-30 15:06:11
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

「部員をまとめる」なんて、別に吹奏楽部でなくても、野球部でも、サッカー部でも、茶道部でも、どのクラブ活動でも必要なことですよね。こんなありふれた、どのクラブでも言えるようなことで自己アピールを書いても何のインパクトも与えられません。吹奏楽部ならではのテーマを探すことが大切です。

2012-05-30 15:07:55
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

では、吹奏楽部ならではの切り口とはどんなものなのか? それを探し出して、インパクトある文章にするのが、自己アピール文を書く醍醐味です。これがない文章は平凡で駄文で、読んでも退屈です。合格が勝ち取れる文章ではないのです。

2012-05-30 15:10:07