新しい電子書籍としてのキネブック #キネブック
この間のイベントで紹介していたビジュアルアーツ社のキネ・ブック、実を言えば、一年以上前から開発は知っていたんだけど、正直、興味無かった。個人的にキネティック・ノベルの廉価版だと勘違いしていたからなんですが、いざ完成した現物見て、結構ショックで。
2012-08-01 13:20:36キネティック・ノベルが「ノベルゲーム」であるのに対して、キネ・ブックは正しく電子書籍。ただ面白いのが、諸々のアプローチが「ゲーム屋さんの発想」な所。例えば、必ず生じる「データ読み込みの時間」。これを通常の電子書籍プラットフォームでは「ただ短くする」方向なんですが、
2012-08-01 13:22:24ゲームのロード時間を誤魔化す手法(アイキャッチを入れる等)で「待たされてる感」を軽減していたり。また、行数文字数を変化させる時も、「レゴブロックみたいに文章を部品単位でばらして組み直すアニメーション」を見せたり。この辺は、ゲーム屋さん独特だな、と。
2012-08-01 13:23:54勿論、例えばamazonのキンドルとか、色々言われてるkobo とか、あの辺のやつはあの辺の奴で、「タブレットPCより電池長持ち」とか、「むしろ学術書読むにはこっちの方が」ってのはあると思うんですが、ラノベとかエンタメ系は、キネ・ブック系の方が馴染みやすいだろな、と。
2012-08-01 13:27:19なので、VAから頼まれた訳でもないのに、ついつい、「これいいんすよ!」と各社担当さんにキネブック見せて回っていた私。ラノベには本当に、いいフォーマットだと思う。
2012-08-01 13:36:49ただ、勿論、ラノベの場合には幾つか問題があって。iphone/ipad系のアプリ扱いとなると、アップル審査が通るかどうかとか(エッチ系ラブコメは無理っぽい)、とにかくアップルがごっそり儲けをぶんどっていく(採算の問題)、とかの問題はあるけどね-。
2012-08-01 13:38:09少し話が戻るけど、電子書籍の場合、物理的な制限が緩い(無い、とは言わない)ので、オマケをつけやすい。音楽、イラスト、そして今さっき言った様に「削っていない原稿」。勿論、オマケの分、紙の本よりもどうしても値段はあがる。でも、その上がり幅も、圧縮する手法は幾つかある。
2012-08-01 13:42:46例えば現代物であれば「共通の背景絵」を使う事でコストダウン出来るし、「共通の音楽」「共通のSE」でもコストダウン出来る。別に全部一緒にする必要も無い(例えばメインテーマは作品毎に違ってていいし)。まあよく「電子書籍は流通コスト削れるから」という人がいるけど、その分、
2012-08-01 13:45:36まあ、いずれにせよ、書き手の立場から見ていると、「泣く泣く削る部分」を減らせるのはありがたいんじゃないか、とか、絵師さんのすげえ綺麗な「設定画(勿論、表には出ません)」とかも収録する余地が(それもカラーで)あるんじゃないかとか、その辺が魅力的だな、と。
2012-08-01 13:54:02@ichiro_sakaki 電子書籍版なら挿絵増量だと嬉しいなぁとは一般読者としては思います。イラストじっくり楽しめるのは電子媒体でしょうし。
2012-08-01 13:23:42@den_trpg そうなんですよね。で、例えば挿絵もそうですが、設定資料的なキャラ絵とかも収録する余地が増えますしね。キネ・ブックでは四コマとかも入ってました。
2012-08-01 13:24:57そういう意味で、ふと思ったけど、これから電子書籍も平行して出すのが前提なら、「枚数制限をかけない電子書籍版」と「枚数制限のあるリアル本版」で棲み分けとかできたらいいのにとか思ったり。ほら、映画のディレクターズ・カット版と劇場公開版みたいな。
2012-08-01 13:17:12@ichiro_sakaki ああ、それはいいですね! 本当に、心から素晴らしいお考えだと思います!(割りといつも注意受ける人)
2012-08-01 13:21:11@sorano009 なんつうか「1か0か」ではなくて並列する方法考えた方が、皆幸せになれると思うんだ……
2012-08-01 13:25:31@ichiro_sakaki 普通のアプリケーションでも処理中は何か動いてる感を出すと苦情減りますね。ボタンを押して処理中です しかでないと止まったって苦情がでたりしますし。
2012-08-01 13:28:23@ichiro_sakaki 客側の意見からすると、物理的なモノが無いんだから電子書籍は紙で買うより安くないとおかしい。という意見が主流に見えますね
2012-08-01 13:45:34@one_asuka おっしゃる通りなんですけどね。先にも言った通り、物理部分の代わりにかかるコストがありまする。amazonのキンドルとか、タブレットの値段の安さは、そこから出てるんでは無いかな。はっきりと確認はしとりませんが。
2012-08-01 13:48:16@ichiro_sakaki 携帯の端末代金の値引きと同じ方法論ですね、たぶん。 物理的な紙媒体の方が視認性的にも読みやすいし、本の厚み(ページ残量とか)という情報もはいってくるし、書架の容積が許すかぎりそっちのほうがいいと思うんですけどね。
2012-08-01 13:53:54@one_asuka まあ、私も確かに物理的なリアル・ブック派なのですが。単純に「並列出来る可能性」の事を考えると、バージョン違い(ディレクターズ・カット)を出すというのが、電子書籍のアドバンテージかな、と。どっちかがどっちかに取って代わるのではなく。
2012-08-01 13:55:36@ichiro_sakaki 電子データの良さを生かすならば、ハイパーリンクをはじめとした参照(引用)の文化を生かして他シーンのシームレスな場面参照展開ができたら嬉しいですね。既読関連シーンの読み返しとか、脚註とか
2012-08-01 14:00:40@one_asuka ラノベの場合、士郎正宗先生の漫画みたいな設定多い作品だと、なお良いですよねw 売れるかどうかわからんですが。川上さんのとかはよさげだ。
2012-08-01 14:01:49