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@Pyoncororin
このオリンピック期間にまさかのおじプラスの続きを。まただらだら書くのでスルーでお願いしますすんませんすんません(´・ω・`) 前の続きのホテルバイトの時の上司のおじさんの話。この日は大きなパーティーがあって大忙し。 #おじプラス #オジプラス
@Pyoncororin
ばたばたと料理を運んでるとお客様から飲み物のオーダーが入ります。私が担当してた卓は男性のお客様ばかりで、お酒がどんどんなくなる。 この時も、何度目かの「ビールください」。バックに引っ込んで、瓶ビールを持って再び会場へ。笑顔で卓に置いていたら…… #おじプラス #オジプラス
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酔ったお客様が私に気付かず、どんっと背中にぶつかられた。ヒールで働いてるので、バランスを崩して思わずよろける。その時、手元にあったお客様の飲みかけのグラスを倒してしまった。…しかも、ばっちり席に座ってるお客様側に。バシャッとお客様のスーツにビールが。 #おじプラス #オジプラス
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一瞬何が起こったのかわからず呆然とする私。ビールがかかったお客様も酔っていて同じく状況を把握するまで呆然としてた。(大変な事をしてしまった!!)すぐに我に返って、「申し訳ございません!!」と頭を下げ、跪いて持っていた綺麗なフキンでお客様のスーツを拭く。 #おじプラス #オジプラス
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すでに会場は盛り上がりまくりで、相当ざわざわしてた。会場も広かったし、同じ卓のお客様は気付いてたけど、他のお客様は全く気付かず、スタッフさえも気付いてなかった。(どうしよう!どうしよう!!)そう思ってたら、隣に影。「大変申し訳ございません!」 #おじプラス #オジプラス
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隣を見たら、おじさん。沢山のフキンを抱えて。「お客様、お怪我などございませんでしょうか?」お客様に声を掛けながらフキンでテキパキとビールを拭いていく。お客様もハッと我に返って「あ、いえいえ、大丈夫ですよ。ビックリしただけです」と優しく答えてくれました #おじプラス #オジプラス
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私はすでに涙で前が良く見えない位だったけど、何とか辛うじて泣くのは我慢してた。おじさんが来てくれて喉のところがキューっとしたけど、それも何とか飲み込んだ。今泣いたらダメだ。せっかくのパーティが台無しになる。何度も何度も来る涙の波を何とか抑える。 #おじプラス #オジプラス
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完全にとはいかないけれど、一先ず問題ない位まで拭いた。おじさんがお客様に「誠に大変申し訳ございませんでした。お召し物のクリーニング代はこちらで負担させていただけますでしょうか?」と。私は必死に謝る。お客様はお怒りにもならずにこっとしてくださった。 #おじプラス #オジプラス
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「逆にすみません、大丈夫ですよ」と言ってくださったお客様にもう一度謝罪して、おじさん共々一旦バックへ。他のスタッフは相変わらずばたばた。何人かのスタッフは私の大失態に気が付いていたけど、みんな忙しくて話す暇もなく、ポンポンと肩や頭を叩いてくれた。 #おじプラス #オジプラス
@Pyoncororin
皆の優しさにまた涙がぶり返す。おじさんが「ちょい、TとS。お前ら二人でぴょんこの卓も半分づつ担当してくれ。頼んだ。」と大学は違うけど同い年のT君とSちゃんに私の仕事を振り分ける。二人とも「はい!」「りょーかいしました!」とにこっと笑ってブイサイン。 #おじプラス #オジプラス
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「ごめん…ありがとぅ」言いながら、我慢してきた涙がこみ上げて来て声が震える。「お前はこっち」おじさんに呼ばれて後をついていく。ついていった先はバックルームの一番奥。突き当りで誰もいない。おじさんはそこまで行ったら足を止めて後ろを歩いてた私に向き直った。 #おじプラス #オジプラス
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「…どうした?何があった?話してみろ」腕組みをして首をかしげて私を見下ろす。「はい…ビールを運んで…テーブルに置いているときに、バランスを崩して…それで…グラスが手に当たって、お、お客様に…ビールをかけて、しまいました…」言いながら、ぼろぼろ涙が零れる #おじプラス #オジプラス
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一旦泣き始めるとどんどん溢れてくる。話し終わる頃にはしゃくりあげるほどになってた。おじさんはちょっと黙ってから「それだけか?」と聞いてきた。はい、本当にすみませんでしたとヒックヒックの合間にやっと言葉にする。「…お前、お客様にぶつかられたろ?」 #おじプラス #オジプラス
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「それでよろけた、だな?」おじさんは表情一つ変えない。「…私の、後ろ失礼いたしますの声が小さくて聞こえてなかったんだと思います。だから、そのせいでお客様は私に気付かなかったんです。余裕がなくて周りも見れていませんでした。私のミスです。申し訳ありません」 #おじプラス #オジプラス
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頭を下げる。もう顔は涙でぐちゃぐちゃ。私の失敗を人のせいにしたくなかった。おじさんは黙ってそれを聞いて、はぁ、とため息をついた。「今回の事は、あってはならないことだ。でも、人間ミスはする。それは仕方ない。問題はその後の対応と反省だ。」 #おじプラス #オジプラス
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「お客様にすぐに謝罪してたのは見てた。お前が誠心誠意謝って、一所懸命処置をしたからお客様も許してくださった。ただ、もうこんなミスはないように。お客様をお見送りする時に、もう一度謝罪に行くぞ。いいな」はい、と返事をしてもう一度謝った。まだ涙が出る。 #おじプラス #オジプラス
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頭を下げたまま止まってたら、頭の上からおじさんの声。「…もう泣き止め」と同時に頭の上に大きな手。そのままその手にグッと力が入って顔を上げさせられた。おじさんは涙でぐちゃぐちゃの私の顔を見て「…お前、このまま会場には出せん。トイレ行って顏見て来い」 #おじプラス #オジプラス
@Pyoncororin
はぃ…とトボトボとトイレに向かう。トイレで顔を見てびっくりした。こんなに泣いたの相当ぶりだ。でも、泣いてるわけにはいかん、と涙を拭いて、顔の赤みが引くのを手でパタパタと扇ぎながら少し待つ。ちょっと見られるようになったところでまた気を取り直して会場へ。 #おじプラス #オジプラス
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もうパーティーも佳境。私の卓を見てくれてた2人にお礼を言う。すぐにお見送りの時間になり、私はおじさんと先程のお客様に謝った。お客様は全くお気を悪くされず、終始優しいお言葉をかけてくださった。それからは皆でいつもの様にじゃんじゃん片づけをして明日の準備。 #おじプラス #オジプラス
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終わったのは夜の11時過ぎ。バイト仲間で更衣室に向かってる途中で…あ、あれ?ロッカーの鍵がない。しまった、バックルームで外したエプロンのポッケの中だ…皆に事情を離して先に帰ってもらった。1人またエレベーターでさっきまで走り回ってた階へ。 #おじプラス #オジプラス
@Pyoncororin
一階丸々誰もいなくなったホテルはちょっと怖い。今日一日の自分の情けなさにもう、嫌になる。なんか、昔から肝心な時に失敗するなぁ…お客様にも、おじさんにも、友達にも迷惑ばっかりかけて。そんなこと考えてたらまた落ち込んできた。エプロンを取って踵を返す。 #おじプラス #オジプラス
@Pyoncororin
でも、今戻ったらまだ皆更衣室にいるなぁ。今日はちょっと1人で帰りたいなぁと思って足を止める。たまたま机の上にあったナプキン。明日これ綺麗に畳みなおすんだよね…これ畳んでから行こうかな。エプロンをテーブルに置いてナプキン畳みに取りかかる。 #おじプラス #オジプラス
@Pyoncororin
黙々と畳んで10分もしないうちにエレベーターホールの方からエレベーターの到着音と足音。 わ、まだ残ってこんなことしてるの見られたら変な奴じゃない?とか思ってワタワタしてたら足音はあっという間にバックルームへ。チャラチャラと鍵の音がする。戸締りだ。 #おじプラス #オジプラス
@Pyoncororin
バックルームの扉から入って来たのはおじさんだった。「わ!びびった~。お前、まだ残ってんの?皆あがったろ?」そう言いながら会場側の電気を消す。「…何してんだ、それ。」私の手元を見たおじさん。不思議そうな顔。「ナプキン畳んでます。」「うん、そりゃわかる」 #おじプラス #オジプラス
@Pyoncororin
「そうじゃねぇだろ。なんでそんな急ぎでもない物、残ってまでやってんだって聞いてんだよ。」 おじさんは私の隣に来てそのままテーブルに腰かける。「帰んないの?俺、電気消して戸締りしたいんだけど」私の顔を覗き込む。「…もうちょっと…いいですか?」 #おじプラス #オジプラス
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