(仮)LSS14報を見て。マキノさんのツイートまとめ(2012.8.8)

まとめました。
14

上記リンク先はPDF

Studies of the Mortality of Atomic Bomb Survivors, Report 14, 1950–2003:
An Overview of Cancer and Noncancer Diseases

Jun Makino @jun_makino

良く見る図は図 4 だが、実は重要なのは図 5 である。これは、「 0 からある 値まで」で ERR/Gy を求めたグラフ。信頼区間は 95% 。 0.1Gy 以下の被曝で も、 95% ではかろうじて有意にならない、という程度。 90% ならこれは多分有意。

2012-08-08 00:47:24

放射線影響研究所
寿命調査 第1報
TR番号 5-61
原子爆弾被爆生存者の寿命調査:第1報 医学調査サブサンプルにおける死亡率と研究方法の概略、1950年10月-1958年6月
Beebe GW, 石田保広, Jablon S
編集者注:この報告書に基づく論文は、下記の学術雑誌に掲載されています。
Beebe GW, Ishida M, Jablon S: Studies of the mortality of A-bomb survivors. 1. Plan of study and mortality in the medical subsample (Selection 1), 1950-1958. Radiat Res 16:253-80, 1962
Beebe GW, 石田保広, Jablon S: 原爆被爆生存者の寿命調査。第1報。ABCC医学調査の対象者における死亡率と研究方法の概略、1950年10月-1958年6月。広島医学 15:1397-422, 1962

Jun Makino @jun_makino

引用 : 非被爆者の死亡率は被爆者あるいは日本全国の平均と比較して異常 に低いことが注目された。このことは、非被爆者が少なくとも今回の調査期間 では対照として不適当であることを意味している。非被爆者群では特に結核お よび癌の死亡者が少ない。

2012-08-08 00:47:28
Jun Makino @jun_makino

引用 : 非被爆者は明白に、あるいは潜在的に医学的選択を受けていることが今回の資 料からうかがえる。また少なくとも癌で観察した、観察期間後期の差は、前期 に比較してはるかに重要性が少ないように思われた。

2012-08-08 00:47:30
Jun Makino @jun_makino

引用 : したがって、今回の報告では放射線の影響を検討するにあたって、非被爆者は考慮せず異なった距離の被爆者間の比較をすることとした。将来は、サンプルの選択の影響が減少し、非被爆群もコントロールとして十分使用できるようになると思う。

2012-08-08 00:47:32
Jun Makino @jun_makino

まあ結局この「非被爆群もコントロールとして十分使用」はできなかったのかな? 最新報告にも NIC を除いたもので評価したと書いてあるし ( 表 1 の註 ) 。

2012-08-08 00:47:33
Jun Makino @jun_makino

@SciCom_hayashi @skyhighever LSS 14報を読みなさいと誰かが言えばいいんだろうけど、私がいっても読まないだろうからいわない。

2012-08-08 01:54:35