よしのやー RT @takesuzume: かーぎやー RT @satomaru76: たーまやーー! RT @kitanokunikara: #twnovelOFF たっまやー http://t.co/ZL9UNXTc
2012-08-04 21:57:40たーがやァー QT @chiho_yoshino: よしのやー RT @takesuzume: かーぎやー RT @satomaru76: たーまやーー! RT @kitanokunikara: #twnovelOFF たっまやー http://t.co/h5jatd4F
2012-08-04 21:59:08家をでる、玄関をでて左折。そのまま直進20メートル。左手にある佐藤さん家の右隣の路地を突き当たりまで小走り。壁に手がついたら右向け右。少しだけ足に答える坂道を上へ上へと駆ける。辿り着いたその先は、一面の青。 #twnovelOFF
2012-08-04 22:04:31オフィス街のビルの間の小道は細い登り坂になっていた。その坂道は途中から舗装が途切れその先に大きな楠の木が見えた。何年も経ってからようやくその事を妻に打ち明けた。妻は静かに聞いてくれた。「時の流れが違うのよ。坂は下ると加速するから。」 #twnovelOFF #twnovel
2012-08-04 22:08:53特別補講が必要ですなー。 > @takesuzume @kiyoshiro_aoi RT @satomaru76: 竹雀さんとキヨシロウさんにワークショップ番外編するの忘れましたね #twnovelOFF
2012-08-04 22:28:27残されボーズ1号!^^; RT @Orihika: 特別補講が必要ですなー。 > @takesuzume RT @satomaru76: 竹雀さんとキヨシロウさんにワークショップ番外編するの忘れましたね #twnovelOFF
2012-08-04 22:43:012号 RT @kiyoshiro_aoi: 残されボーズ1号!^^; RT @Orihika: 特別補講が必要ですなー。 > @takesuzume RT @satomaru76: 竹雀さんとキヨシロウさんにワークショップ番外編するの忘れましたね #twnovelOFF
2012-08-04 22:44:38#twnovel #twnovelOFF 坂道の国の人と恋に落ちた。私の国で一緒に暮らすと言うと、彼の母は今生の別れだと泣いた。そう、彼も私も知らなかったのだ。坂道の国の住民が平地の国に来るとどうなるのか。彼は平地では立っていられず、平地をどこまでも転げ落ちて行ってしまった。
2012-08-04 22:49:13#twnovel なんでこの坂はこんなに長いん? 文句言わんとしっかり押せや! 下りでは快調だった二人乗りの自転車も上りになればただのお荷物。日は暮れたというのにふき出る汗、汗、アセ。もうあきらめようか。と、その時坂の頂上の向こうの空に大きな花火が弾けた。#twnovelOFF
2012-08-04 22:52:41宿題やったよー。諸星大二郎のどれかの作品、旅人がある星で見た、坂を家が滑っていく、その家の住民は悲しそうな目をして家と一緒に崖下だったかに消えていく、というシーンが頭に浮かんで、それがどうしてこうなった。 #twnovelOFF
2012-08-04 22:53:15特別料金(ニヤリ RT @Orihika: 特別補講が必要ですなー。 > @takesuzume @kiyoshiro_aoi RT @satomaru76: 竹雀さんとキヨシロウさんにワークショップ番外編するの忘れましたね #twnovelOFF
2012-08-04 23:03:45下から歩き出せば、上り坂。上から歩き出せば、下り坂。どちらにしても歩く、歩く。ひたすら足を動かして。考えても、仕方ないことがある。どうにもならない時もある。だから今は、歩け、歩け。泣きながらでもいいから。そんな日も、あるんだから。 #twnovel #twnovelOFF
2012-08-04 23:23:37#twnovelOFF この坂道をブレーキなしで下れたら男として認めてやる。言われて走り出した。ブレーキはかけなかった。途中で2体の幽霊を見た時も。「生温かい風が通り過ぎなかった?」「よく事故があったんだ、ここ」そう言って2人は幽霊坂を登っていった。#twnovel
2012-08-04 23:49:48#twnovelOFF 運動エネルギーの無駄であるとして、世界から坂道が失われた。デコボコをならしてみた都合上の不都合において、位置エネルギーの消失は思ったよりも深刻だった。あと狭いし、誰かを見下ろす事もままならない。かくして、高低差は再生産され、世界は不均一性を取り戻した。
2012-08-05 00:06:54#twnovelOFF #twnovel 坂道を登り切ると五階建ての校舎がみえた。市内が見渡せる事だけが自慢の、凡庸な学校。もう登る事もない通学路を振り返る。住宅街を突き抜ける一本道。まるで、街へと突き刺さる、滑走路のようだった。卒業証書を片手に、もうすぐ私はこの坂から飛び立つ。
2012-08-05 00:27:26ごろん。ごろんごろん。ごろんごろんごろんごろん。坂道を転がり落ちていく。体のどこかが地面にぶつかる度に、手から、ポケットから色んな物がこぼれていく。大きな看板にどしんとぶつかってようやく止まる。看板を見上げる。恋、と一文字書いてある。 #twnovel #twnoveloff
2012-08-05 01:01:42