『おおかみこどもの雨と雪』は「NHK朝の連続テレビドラマ小説」を見てた人達が見るべき

哲学 @Tetsugaku

夜中にこっそりと映画「おおかみこども」の話でもしておこうか(コソッ

哲学 @Tetsugaku

映画「おおかみこどもの雨と雪」なんだけど、色んな感想が出てるけど、哲学さんのアンテナが乏しいせいか、一番感想を聞きたいクラスタの感想が聞けてない。それはどの層なのかと言われると、「朝の連続テレビドラマ小説」クラスタである

哲学 @Tetsugaku

哲学さんは朝の連続テレビドラマ小説とかそれほど詳しくないが、女性脚本家の書いた話を見ると、連続テレビドラマ小説クラスタの感想を聞きたいと思ったりすることがある。「花咲くいろは」が旅館ものだって聞いた時にまっさきに思い浮かんだ言葉が「"おもてなしの心"とか学ぶんですか？」みたいなー

哲学 @Tetsugaku

あと、「ちりとてちん」は名作な。「じょしらく」が好きになったアニメクラスタは「ちりとてちん」とか見ればいいんじゃないですかね。

哲学 @Tetsugaku

まあなんにしても、映画「おおかみこどもの雨と雪」ですよ。あれ見終わった後、思ったのは「朝の連続テレビドラマ小説クラスタの感想がききてぇぇー」てなものでした。こーね、「ひらり」とか「春よ、来い」とか「ほんまもん」とか「ちりとてちん」とか「ゲゲゲの女房」とか見てきた人達の感想聞きたい

哲学 @Tetsugaku

日本の、朝の連続テレビドラマ小説ってすんごい特殊な文化だと思うんですよ。基本的には、一人の少女が誕生して、恋をしたり、青春を送り、社会に出て、結婚し、子供を産み……と女性の半生を半年(昔は一年)かけて描くんですよ。題材が幾ら変わっても、やることは女性の伝記物

哲学 @Tetsugaku

毎回毎回、女の人生を、生まれてから子育て終了くらいまで延々見せられる、女性向け大河ドラマのようなジャンル。あの枠が何年も残っているのは今でもすごいと思う。

哲学 @Tetsugaku

で、それはとどのつまり、話の内容として「おおかみこどもの雨と雪」に一番近いジャンルになるのだ。他のどのアニメと比較するよりも、絶対に「朝の連続テレビドラマ小説」と比較するのがいい。脚本の真価を見極めるならそれだ

哲学 @Tetsugaku

ただし、題材が題材なだけに、基本的にはアニメクラスタの人達にとっては「面白いし、傑作だと思うけど、脚本はあんまり好きじゃない」て意見が多い……気がする。あの脚本にはもちろん作劇上の問題は様々にあるけど、あえて比較するなら、やっぱり朝の連続テレビドラマ小説だろう

哲学 @Tetsugaku

内面を掘り下げるより、外から他人の人生を見つめる演出スタンスも、アニメよりはドラマのそれに近いと思う。花という女性の半生を追う、という視点で見るならそこら辺のうんちくの深い人達がどのように感じ入ったか、そこら辺が哲学さんはとても気になるのである

哲学 @Tetsugaku

だって、あれはスゴイですよ？　平日だと朝に３・４回再放送があって、昼に２・３回、再放送があって、夜にも２回くらい再放送があって、さらに土曜日には総集編の再放送があるわけですよ。NHKスゴイ

哲学 @Tetsugaku

哲学さんの母みたいに、朝は二回見るし、昼飯時も見るし、晩飯食べてる時も見てるとか一日五回は同じ話を見てるような人達が日本には沢山いたのだと思うと驚きである。(※たぶん、哲学さんの母がヘビーユーザーだっただけだと思います。……思いたい)

哲学 @Tetsugaku

なので、たぶん、こう、連続テレビドラマ小説クラスタなら分かるけど、アニメクラスタの連中には分かりづらい、作劇的な『お約束』とか、読み取りやすいこと、読み取りづらいことって色々とあると思う

哲学 @Tetsugaku

まー、そこまで言うなら哲学さんの母に見せて感想聞いてこいや、て言うかもしれないけど、それはちょっと無理なんだ。まあ、うちの母については後で書く(笑)

哲学 @Tetsugaku

なんにしても、そんな母が見てる横でてきとーに連続テレビドラマ小説とか見せられてた哲学さんとしては、「おおかみこどもの雨と雪」を見たときに「あー、これアニメよりはドラマだわー」という感覚を共有しつつ、その先の感想を出せるクンフーのある人の意見が聞きたいのである(笑)

哲学 @Tetsugaku

あと、ついでにラストシーンの演出は1995年に公開された邦画「Love Letter」のラストシーンとかがなんかすっごく脳裏にフラッシュバックした。まあ、最後に静止画で終わる演出は珍しいものじゃないけど、哲学さんとしては９０年代の思い出がフラッシュバックしやすかったのだろう

哲学 @Tetsugaku

まー、ともかく強引にまとめるけど、「おおかみこどもの雨と雪」の脚本とかに関しては、ドラマクラスタ、特に「朝の連続テレビドラマ小説」を長年見続けてきた人達の感想を是非聞きたい。そして、そういう人達でアニメだから見てない、て人達は是非映画館へ見に行って欲しい。

哲学 @Tetsugaku

今時のアニメについてけいない、なんて言う方々でも、少なくとも、「朝の連続テレビドラマ小説」クラスタの人達ならきっと、楽しめると保証できるので、是非劇場へ足を運んで欲しい。そして、感想ください(笑)

哲学 @Tetsugaku

以上、唐突な深夜の「おおかみこどもの雨と雪」話終了。

哲学 @Tetsugaku

以下、誰にも需要のない「朝のテレビドラマ小説とおかんと、時々哲学さん」のお話である。

哲学 @Tetsugaku

哲学さんのフォロワーの何人かはよく知ってると思うけど、哲学さんはどちらかと言えば、物語を読み込む系、意味を考え込む系の人間である。まあ、名前も哲学ですしね。それに対して、我が母はまったくそんなことのない、物語を消費しない系の人間である

哲学 @Tetsugaku

おいまたなんでそんな人間が一日に五回も朝の連続テレビドラマ小説みてんねん、て話なのだが、物語は好きなんだけど、消費をしずらいのだ。むしろ、うちの母の行動を見てるとなぜ連続テレビドラマ小説が一日に何度も再放送されるかよく分かる

哲学 @Tetsugaku

母親という存在は忙しいのである。朝は家族の食事を作るし、昼も食事を自分で作るし、夜は夜でやっぱり家族の食事を作る。で、そんな時間帯に連続テレビドラマ小説は再放送をガンガン流しまくっているのである