研究者サマがムカつく人のために
- hoshicaribou
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「個人的な専門性」とは、その研究者自体があるトピックに対して人生の内、大半の時間をかけて取り組んでいること。これは研究者以外の人にも理解されやすい。
2012-08-12 02:41:02これは、トピックに対しての数多くの疑問が「解決済み」の状態である、という結果を生む。その何人、何十人もの研究者によって、既に大抵の答えは出揃っているということ。
2012-08-12 02:49:50さて、分かりやすくするために、話を研究者以外の人たちの目線から整理してみよう。あなたがある事柄やトピックに対しての疑問を持ったとする。また、それに対しての答えもある程度検討がついていたとする。当然あなたは喜ぶ。
2012-08-12 02:53:42「なんだよ!お高くとまりやがって!」あなたは思う。しかし、研究者の何人、何十人の「歴史」の中で既にその疑問と答えは出ていたとしたら?そしてあなたが接触した研究者がそれに対して別の視点や資料を用いて反論していたとしたら?
2012-08-12 02:57:37大抵の研究者の論文、書籍はこの作業を紙面上で行っている。即ち、一旦まずは前の研究成果を引用し、その問題点を指摘・批判、新たな論として自分の考えを述べるのである。
2012-08-12 03:08:12もっと言うと、あなたが研究者にぶつけた質問と答えが、より完璧な形を持った研究成果として論文の中に引用され、それをより確かな論によって批判されているのだ。
2012-08-12 03:10:38「何を馬鹿なことを。」「研究者は予言者ではない。」あなたは思うかもしれない。そう。その通りである。研究者は予言者でもなければ超能力者でもない。あなたの考えなど分かるはずもない。
2012-08-12 03:12:29「そりゃ何人か俺と同じ疑問を持っている人は居るだろ。」そう、当然居る。研究者の中にも全く同じ疑問を持った人が既に居たのだ。ある事柄が社会に出てから何年、何十年。その間に何人、何十人もの人がそれについて人生の大半の時間を使って考えている。
2012-08-12 03:22:18「それでもめんどくさがらなくたっていいだろ!」あなたは思う。その通りだと思う。しかし研究者がなぜ論文を書いているのかを考えてほしい。
2012-08-12 03:25:30それはあなたみたいな人はたくさん居て、一から説明すれば一人の力では足りないからだ。論文は皆に分かりやすく説明するために書かれたものだ。はっきり言ってパッと読んだ方が対話より手っ取り早い。研究者も、書けば読んでもらうだけでいい。研究者自身の限界も、論文を読めばすぐ分かる。
2012-08-12 03:33:54「でもお金を取るのは許せん!」許してください。研究者お金ないの…。ミュージシャンにCD無料で配れって言わないでしょ。技術でご飯食べてる人間が、その技術の成果物にお金出してもらえなくなったら死んじゃう。
2012-08-12 03:37:57どうしてもお金を使いたくないなら図書館が手っ取り早い。地域図書館のHPにアクセス!「一般的な図書館の使い方」みたいなマニュアルはネット上でゴロゴロしてると思う。いいのあったら教えて。またはAmazonか「日本の古本屋」ってサイト。日本の図書館が使いにくいのは文科省を恨め。
2012-08-12 03:42:28