売春需要抑制策と供給増大についての経済学的整理

小山エミ(@emigrl)氏と@uncorrelated 氏のやりとりをまとめています。 関連リンク:  『性産業の需要を減らす』アプローチが、性労働に従事している人にとって有害でしかない理由 - macska dot org   http://macska.org/article/397 続きを読む
経済 売買春 経済学 エミコヤマ
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エミコヤマ @emigrl
@anlyznews あー、これに似た図を昔作りました。某所でやった発表で使ったの。あと、*1の解説がタイポです。
エミコヤマ @emigrl
@anlyznews ただ、わたしが相談しているエコノメトリシャンは、売買春市場を少なくとも3つの個別の市場として見るべきだと言っています。供給の下方価格弾力性が低い市場、需給ともに価格弾力性が普通な市場、需要の価格弾力性の低い市場、です。
エミコヤマ @emigrl
@anlyznews 規模としては一番最初のものが最も大きいし、フェミニストやリベラルが救済を叫ぶ(が、結果としてさらに追い詰めている)のもその層であり、なおかつ需要抑制策のターゲットとなるのもその部分なので、わたしの記事ではそれを中心に話をしました。
エミコヤマ @emigrl
最後の「需要の価格弾力性の低い市場」というのは、超高級娼婦のデリバリーとかね。エコノメトリシャンのせんせーは、どこからもってきたデータだかよくわからないけど、全体の2%弱と試算していた。
uncorrelated @uncorrelated
@emigrl あちらは更新告知用アカウントなので、こちらから失礼します。なるほど、単なる売春婦ではなく、行き場の無い売春婦に注目したわけなので、供給の価格弾力性が無いわけですね。
uncorrelated @uncorrelated
@emigrl 追加の感想ですが、生活保護制度を充実したら供給の価格弾力性も増しますし、売春宿による管理売春の方が、売春婦と顧客の間の契約履行がしやすくなるので、取引費用が下がると思いました。
エミコヤマ @emigrl
@uncorrelated どちらもそのとおりです。管理売春については、「女性に売春をさせてその儲けを掠め取るなんて許せない!」という感情が優先されてしまって、どういうふうに労働者の権利を保護すればいいのか、という方向の議論は、なかなか進みません。
エミコヤマ @emigrl
@uncorrelated 契約履行がしやすくなるということは、取引費用の低下を別としても、より優良な顧客をつかめるということにもなりますね。契約を破るような(リスク選好的な)顧客は、契約執行者の介在を避けるでしょうから。ヴェンカテッシュ&レヴィットも言ってた。
エミコヤマ @emigrl
詳しそうなので、よろしければ教えて欲しいのですが、売春市場において供給側に他の選択肢が乏しい場合、下方価格弾力性がマイナスになる(という表現が妥当なのかはともかく)ことはないのでしょうか。逆ギフェン財というか。 @uncorrelated
エミコヤマ @emigrl
これまでギリギリの生活をしていた人が、市場が暴落したからといって収入減を受け入れられるとは思えないし、第三者に強制的に売春させられているケースはなおさら、搾取者が「これまで通りに必死に働いているけど、以前のようには稼げません」なんてのを許さないのでは。 @uncorrelated
エミコヤマ @emigrl
もしマイナス弾力性があり得るなら、需要抑制策が逆に取引量増大を引き起こす可能性もあるのでは。 @uncorrelated
uncorrelated @uncorrelated
@emigrl 直感でお答えしますが、今、聞いた要素だけでは、無いと思います。ただし、もう少し状況が複雑になれば、そういう事もあるかも知れません。母娘で母が売春婦のケースの場合、収入悪化で娘も売春と言う事はありえます。
uncorrelated @uncorrelated
@emigrl 開発経済学の貧困層を分析したモデルでBasu and Van (1998)と言うのがあって、これが親の賃金が低すぎると、家計が飢え死にしないように子どもも働きに出ざるをえない現象を説明しています。紹介はこちら:http://t.co/NNF3v435
uncorrelated @uncorrelated
@emigrl 無いと言うのは、搾取者が一方的に決定権があって、利益極大化を目指すのであれば、需要抑制アプローチ前から限界まで売春をさせているので、需要抑制アプローチ後に状態を変えられるかが良く分からないからです。
エミコヤマ @emigrl
@uncorrelated ええと、わたしが言っているのは、新たな売春婦の参入ではなくて、既に売春をしている人がいっせいに、一日当たりの客を増やそうとするのではないか、ということですけど...
エミコヤマ @emigrl
@uncorrelated ああ、なるほど、それは分かります。しかし現実には、必ずしも常に限界まで最大化はしないけれども、これまであった収入が減ることは、全力で回避しそうな。行動経済学の方面に行ってしまいますね。
uncorrelated @uncorrelated
@emigrl 今まで売春婦が限界まで客をとっていない状態であれば、ありえると思います。搾取者無しで。
エミコヤマ @emigrl
@uncorrelated 売春には地域的な特徴がありますが、わたしの住むポートランドのピンプには、たいして管理も契約執行もマーケティングもせずに、ただ「一日にこれだけ稼いでこないと家にいれない」と売春婦を外に出す連中がいるのです。人身取引というより、DVです。
エミコヤマ @emigrl
@uncorrelated そういう場合、市場が暴落したら、それにあわせてノルマを下げるのかどうか。すでに限界まで買春させているとしたら、下げるほかないはずなんですが。
uncorrelated @uncorrelated
@emigrl 売春婦が自発的に、余暇と労働を決めている状態で、客単価が下がれば貧乏になる。客単価が下がると価格効果で労働意欲が減る一方、所得効果で労働意欲が増す。価格効果<所得効果ならば、労働量が増えますね。
uncorrelated @uncorrelated
@emigrl 飲んだ暮れ夫(内縁)と妻の家計を想像していいですか?
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