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夫婦別姓問題、反対派も賛成派も、根っこにあるのは「アイデンティティ」の問題なのだな。…いや、そんなの改めて言及するまでも無く当たり前といえば当たり前なの話なのだが。
2010-07-15 16:35:32すごく雑にまとめると、反対派:夫婦が別姓になる事に起因する家族のアイデンティティの崩壊を問題視、賛成派:結婚に際し姓を変える側(主に女性)のアイデンティティの継続性を問題視、てところか。
2010-07-15 16:37:32現状、結婚に伴う改姓は圧倒的に女性の方が多いから、性差別の視点も入って来る。改姓の割合がイーブンだと、夫婦別姓問題もまた随分違った見え方をするはずだ。
2010-07-15 16:40:03夫婦別姓問題は、賛成派の言う事も反対派の言うことも、どちらも一理あると思えてしまうので、当事者度の低い現在の自分には、安易に賛成とも反対とも言えない。みんなが納得出来る第三の道とか無いもんかね?
2010-07-15 16:46:58@yunyundetective ないでしょう。ただし一ついえることがあります。「夫婦同姓」を続ける限り、原理的に名字は減り続ける、という問題があります。案外意味のある論点だと自分は思ってます。
2010-07-15 16:50:18@kitayamatakeshi ああ、あと社会的圧力の変化というものあるのですが。昔だったら私らみたいないまいち所帯を持つことに積極的じゃ無い人間も、周囲が強制的に所帯を持たせてた。今はそういう周囲からの圧力が低いですから。
2010-07-15 16:51:23@snapwith ああ、それは面白い観点。中国だとかなり姓が少なかったりするようですが、そういう力学が働いた結果かも知れませんね。
2010-07-15 16:52:24@yunyundetective 日本の場合、多様なのは明治に名字をつけられたからで、すごい勢いで減っています。行き着く先はどうなるかというと、例えば自分が暮らしている韓国では金さんだらけで「○○XXの金さん」という表現をする、馬鹿らしいことになるわけです。
2010-07-15 16:58:20@yunyundetective ああ、読んだ本はこれだ。「姓の継承と絶滅の数理生態学」佐藤葉子・瀬野裕美著、京都大学出版会刊(2003)
2010-07-15 17:00:04@yunyundetective つまり名字を保存したい、と思うなら夫婦別姓、子供はどちらの姓を選ぶのも自由、というシステムの方が圧倒的に有利なわけです。
2010-07-15 17:01:38@yunyundetective 皮肉を言うなら家族のアイデンティのための同姓主義は、結果的には彼らの主張するアイデンティを姓からなくしていく方向に進むわけです。
2010-07-15 17:02:58このシステムを取ると「家系のつながり」という物は完全に無視される。現在の核家族のあり方をかなり強力に現状追認してるという見方が出来る。でも、都市部ではいいけど、田舎だとこれはあり得ないな。
2010-07-15 17:49:18その2「結婚しても夫婦は姓を変えない。子供は夫婦の姓を足した物を姓として使い、成人する時にどちらの姓を名乗るか選択する」
2010-07-15 17:49:50田中一郎さんと山田洋子さんが結婚して生まれた子供に凶真君と名をつけたら、彼の名前は成人するまでは田中山田凶真になる、みたいなイメージ。
2010-07-15 17:51:49離婚したら親権を持つ方の姓を名乗り、親が再婚したら再び姓が変わるような感じか。あと、このシステムの場合、結婚可能年齢と成人年齢も一致させないと矛盾が出る。
2010-07-15 17:52:37この場合姓は「家族に属する物」というイメージであって、成人すると同時に親の庇護下から独立するという考えがつよく反映されている。
2010-07-15 17:53:14姓の問題はつまるところ、「家族と家のシステムを、今後我々の国日本では、どのように設計していきたいのか」という問題なんだな。
2010-07-15 17:54:14姓の問題は家族のシステム設計の問題って観点から考えると、「夫婦別姓」って言ってそこだけ切り出して議論するのは筋が悪い、という事は言えるかも知れん。
2010-07-15 18:02:06@itoga だねえ。「家族」という制度のグランドデザインの問題。だから「夫婦別姓だけ個別の問題であるかように議論して拙速に制定するものじゃない」という反対論には一定の説得力は感じる。
2010-07-15 18:07:50