旭丘大戦最終巻第一章〜水深100mの魔物〜
- b_skywalker
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記者は旧物同連合フィジ大佐に渡されたメモの通り、水さわと書かれた飲食店の前に立っていた。何故ここを指定してきたのか、彼にはわからなかった。だが、これだけは察していた。
2012-08-16 22:37:03「ついに、たどり着いたようだね。」「ここに来たってことは、ほとんどの話を聞いたってことか。いやいや、さすがだな。」眼鏡をかけた男性と長身の男性が話す。
2012-08-16 22:37:57その二人に隠れて、「女子だったらよかったのに・・・」と二人の男性がつぶやく。「そういうことをいわないでくださいよ。先輩」隣にいた背の低めの男性が冷静に突っ込んだ。
2012-08-16 22:38:09「東軍・・・あんたか総司令官、ふくとみ総参謀長、西軍・・・かーくん大将、ホーリィ中将、中部軍・・・おじさん提督。ですね?」
2012-08-16 22:38:33「・・・それでは、取材を始めさせていただきます。」そう言って、記者は既に半分以上埋まり始めているメモ帳を取り出した。
2012-08-16 22:39:31また現役軍絶対防衛圏以外の場所も防衛地域として取り入れ始めた。ADF第五軍とAAF第四軍。この二つの軍の創設は、現役軍の攻撃パターンをさらに増やした。訓練が続く日々は、平和に思えた。
2012-08-16 22:40:37その記念式典に帝国民であり、ADF第2軍司令官でもあるアフロが出席することになる。そのアフロ少将以外の第二軍は、同行するかしないかは自由になっていたのだが・・・
2012-08-16 22:43:01「なんでお前ら全員ついてくるんだよ・・・」「良いじゃない、にぎやかで!」全員ついてきたようである。「式典開始は15時となっていますので、よろしくお願いします。」「わかった。」
2012-08-16 22:43:15はるにょ先輩お疲れ様でした!」この日、ADF特別軍司令官はるにょ中将が退役することになった。「まあいつまでもここにいる訳にもいかないしね。また戻ってくるかもしれないけど。」
2012-08-16 22:43:54そう言い残して、彼女は旭丘を去って行った。 これと言って、大きな事もなく、いつも通りの日を過ごす。そんな日のはずだったのだが・・・
2012-08-16 22:44:17