英語の It is..., Ther is..., 重文・復文、カンマ
there is; there are...These phrases are enemies of a lean writing style. —Bryan Garner
2012-08-17 08:50:051/2 「フォレスト」も「ロイヤル」も、なぜそんな表現形式が使われるのかを説明しないまま、It is 構文の説明をしています。しかし Longman English Grammarは、To lie/Lying in the sun is pleasant.より
2012-08-17 09:03:282/2 It is pleasant lying/to lie in the sun.を英語ユーザーはgenerally prefer.と説明しています。
2012-08-17 09:04:18Penguin English Grammarは、端的に英語では長くて重いものは後ろに回すという感覚があるので、That...is plain.のようにthat節を主語の位置に置いて頭でっかちになるのを避け、It was plain that...とするのだと明快です。
2012-08-17 09:06:51なぜthere is 構文かについてもロングマン英文法は、An accident has occurred.などよりThere has been an accident.とする方が、新情報である accidentを後ろに持って来ることができるという意味で英語らしくなると明快です。
2012-08-17 09:10:39区別の利益を何ら示さないまま文法書がただ分類を紹介しているものに、単文・重文・複文の別があります。しかし、重文を使って書くのと、複文を書くのとでは大違いです。
2012-08-17 10:31:06Management was unable to secure financing, so the company went bankrupt. という重文では経営陣が資金を調達できなかったことと、会社が破綻したことのウェイトが等しくなっています。
2012-08-17 10:36:59As management failed to obtain financing, the company went bankrupt. では、破綻が主で、原因である資金調達の失敗は従たる要素です。やはり複文か重文かの選択は書いたもののメリハリを考える上で重要です。
2012-08-17 10:38:40「フォレスト」も「ロイヤル」も従属節が文頭にあるときはカンマで主節と区切るとしているけれど、従属節が主節に続く場合、境目でカンマを打つかを明らかにしていません。
2012-08-17 13:08:21ロイヤル英文法などは、We were just to go out, when we felt our house shake.ではカンマあり、We hadn't gone far when it began to rain.ではカンマなしですが、何の説明もありません。
2012-08-17 13:09:55whenで始まる副詞節につきロイヤル英文法は「・・・したらそのとき〜」と訳す場合は、「when の前にカンマがあることが多い」と曖昧な指南。これでは怪我をします。
2012-08-17 13:11:59主節に続く従属説の頭にカンマを打つかどうかは、その従属節の内容が削除可能か否か次第で、削除可能な補足情報のときは、カンマを打ち、そうでなければ、カンマなしです。
2012-08-17 13:27:30We will be delighted [カンマあり?なし?] if you decide to stay. のときは、if以下を削除したら意味をなしませんから、restrictiveであり、カンマを入れてはいけないとされます。
2012-08-17 13:29:05Jill is going to Jack's farewell party [カンマあり?なし?]even though she knows she'll be bored.では、退屈がどうのと関係なく行くと決まっている以上、even though以下は削除可能で、カンマあり。
2012-08-17 13:31:28We hope to move by May[カンマあり?なし?]if all goes well.では、if以下は削除しても影響がありませんから、カンマを入れて補足情報であることを示します。
2012-08-17 13:36:47I will meet you on Monday[カンマあり?なし?] when you arrive at Narita. では、月曜で会う期日が特定されていますから、when以下はあってもなくても変わらず、それを示すためカンマを入れます。
2012-08-17 13:38:381/2 ロイヤル英文法の例文、We were just to go out, when we felt our house shake.の場合、We felt our house shake when we were just to go out. と書き換えればわかるとおり、
2012-08-17 13:41:522/2 ちょうど出かけるところだったということと家が揺れたことは不即不離の関係にありますから、when以下は主節が意味をなすのに不可欠なrestrictive infoであり、したがって、ここでカンマを入れるのはまずいと考えます。
2012-08-17 13:43:32