岡田育さんによる同人活動に対する10代と今の違い

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岡田育🍥『我は、おばさん』 @okadaic

ああ、消えた下書きの中に「コミケで同人誌を出すということ」というtweet群があったのだけど脳内で復元できないや。10代の頃は「商業出版の真似をする」感覚でやってて何頑張っても赤字で、でも楽しかった。30代の今は「手弁当で本気で遊ぶ」感覚でやっててオマケみたいな黒字がついてくる。

2012-08-23 09:50:02
岡田育🍥『我は、おばさん』 @okadaic

続)要するに10代の頃は「商業的な成功」の擬似体験が欲しくて同人誌を作ってるキライがあった。でも今は「オマケみたいな黒字が塵のように積もっていくとさらに楽しいことが待ってるんだなー」という感覚。電子書籍市場でガッポリ儲けたいとか言ってる大人を見ると、中学生の自分を思い出すのよね。

2012-08-23 09:54:28
岡田育🍥『我は、おばさん』 @okadaic

続)これって「本を作る」だけじゃなく「アマチュアで音楽やる」「自主制作で映画を撮る」とかもきっと同じような感覚ではないだろうか。自分の意識が大人になる過程とインターネットの普及がシンクロしてるから本当の原因はわからないけど、今の若い子も部活内で意見の対立で揉めたりしてるのかなー。

2012-08-23 09:59:08
岡田育🍥『我は、おばさん』 @okadaic

続)もっと平たく言うとですね、10代の頃は「こんな私にも本が出せる!」「これを続けたらいつかメジャーの側に手が届くかも!」とか無駄に足掻いてたのですよ。出版社に勤めることも経験した今は「せっかく同人なんだから商売では絶対できないことやろうぜw」という境地で、望外の黒字が出ている。

2012-08-23 10:04:51
岡田育🍥『我は、おばさん』 @okadaic

続)完売するのは久谷女子だからだろ、的なツッコミが来るだろうけど、違う意味で「久谷女子だから」なんだよな。「コミケ? で同人誌? とか出してみたら面白いかなって、作り方わかんないけど!」という集まりだからこそ。一冊も売れないのを屈辱だと感じて同人活動を辞めてった旧友たちと違って。

2012-08-23 10:16:34
岡田育🍥『我は、おばさん』 @okadaic

今もTLに「原稿書かなきゃ!」って学生さんなど見かけてなごむわ。仕事じゃないのに。笑 “@acrylica_yoko: @okadaic 10代の頃は楽しかったよね、「シュラバごっこ」。お姉さま方の手書きフリートークに散見された「修羅場」はひどく魅力的でした。原稿合宿とかもね。”

2012-08-23 10:19:08
岡田育🍥『我は、おばさん』 @okadaic

続)10代≒90年代は青少年漫画と音楽芸能の二次創作の狭い界隈をウロウロしてたのだが、20代から初めていわゆるコミケ三日目の文芸評論セクションの空気を知って、ちょっと驚いたりしたのですよ。「えっ、なんでこんなに商売ッ気あるのここのサークル参加者たち?」みたいな。もう慣れたけど。笑

2012-08-23 10:31:22