この部分が気になる。つまり社会保障やるカネがない現在、死に方は重要。『今となっては『文藝春秋』はすっかりオジイサン雑誌になってしまい(毎号、病気特集と死に方特集を繰り返しやっている‥)』なぜフリージャーナリストは震災後に劣化したのか? http://t.co/UxSqjoQJ
2012-08-24 01:31:57→ 日本は借金大国だし、政策面でもあらゆる分野で資金不足。なかでも高齢者医療と介護、社会保障には国家予算の大部分を締めてしまう。これは、医療の高度な発達で、重篤な容態でも「死なない医療」が確立してしまったから。
2012-08-24 01:34:28→ 倒れてしまった患者に後先考えずに、というかタブーになって、全面的な医療をしちゃってきたという今までの状況がある。近年になって終末期の「人工呼吸器」は声も出せないし、望んでいない人に設置するのは非人間的だという見方が日本でも出現している。自分のオヤジも拒否ったし。
2012-08-24 01:38:35→ 日本の長寿化の実態は、延命処置が過剰なのが原因だという見方は何年も前からある。これは高齢の人に言える話であって、死生観の変遷が前提で取り扱える話。生きたい人の人権を奪うような乱暴な話じゃない。というながら難病の人、高齢者ではない人、ジャンル違いの人が警戒しているけど。
2012-08-24 01:42:48→ 死生観の協議が進んでいる欧米になると、自分で嚥下(飲み込み)できない状態になると、生きる力が失われたという解釈で、ケア(介護)はするけど、キュア(治療)はない、という事らしい。本人の意志が前提になるけど。
2012-08-24 01:46:13→ 医療レベルが高くても、それをどういう風に使うかという価値感の違いがあると思う。日本でも高齢者でも脳卒中で倒れたら、医師に黙って従うと人工呼吸器が普通に設置される。その場の判断でおそらく一生会話できなくなる、という苦しい事態を経て見直されるようになった。
2012-08-24 01:49:52→ 高齢者の間ではPPK(ピンピンコロリ)という用語はよく使われる。PPKは突然死のことであり、その確率は3~4%になる。だから倒れても必ず生き残ると思った方がいい。全身麻痺や半身麻痺など、かなり厳しい状態に置かれる。
2012-08-24 01:52:53→ じっさいにPPKを押し通そうとすると、具合が悪くなっても救急車は呼ばずに、24時間に一回ぐらいの連絡体制で、トイレでも行ったときに血管がブチ切れて、それでもガマンして救急車を呼ばないという、かなりハードな事態になる。知ってないとすぐに119番してしまう。
2012-08-24 01:55:38→ 日本では高齢者でも救急にかかれば、その場ではまず死なないというのが、長寿化の背景にある。非常に発達した救急医療のおかげ。その影で老々介護が当たり前になって、長期化する。介護保険はあるけど、負担が重すぎる状況にある。
2012-08-24 01:58:25→ そこで、今までのいろいろな段階を経て死生観の変化が起こっている。しかし、年齢的に早くて、急病で突然容態が悪化してという場合は「急」だから、たいがいは該当しない。フル稼働で処置してもらうルートになる。年齢と死生観の変化に依るんだな。
2012-08-24 02:01:20→ もし自分が年齢的に80歳以上で、歩けなくて寝たきり同然になって、その状態で当たって、ついに寝たきりになったとき、これ以上の処置を望むかどうか。自分の場合は、人工呼吸器・投薬・点滴・胃ろうなどを個別に検討して、どの年齢で仕切るかを考えている。
2012-08-24 02:03:56→ いま起こっていることは、あまり死に方について考えて来なかった世代が、医療介護技術のおかげで予想以上に長生きして、少々当惑している状態だと思う。どれだけお金がかかるかでも、かなり怖いようだ。長く生きちゃえば貯金も無くなっちゃうから。
2012-08-24 02:06:34→ だから、文藝春秋だけじゃなく、死に方特集には大きな意義があるし、若い世代・中年世代はこれから親の介護と看取りを通して、自分がどうするか身の振り方を考えることで、次の世代の負担を大幅に減らすこともできる。
2012-08-24 02:08:45→ 本屋の新書コーナーは、老いをどうするかっていう本がとても多い。老人コーナーだけど、20~30年後は自分のことになる。だいたい本を読める年齢って、70歳ぐらいまでで、あとは頭の回りが悪くなってしまうんじゃないかと危惧している。
2012-08-24 02:11:26→ 典型的な事例としては、団塊世代が介護世代になるとき、団塊ジュニア世代は親の年金にパラサイトしていて、介護と親の年金が一体となった逃げ場のない人生がやってきて、親を看取ると、自分にはなんの保障もない老後が待っている、という怖いシナリオ。
2012-08-24 02:15:01→ 自分が本当に一人ぼっちになって、独居老人になったとき、救急に頼らずにがんばればPPKできる。それが今起こっている「孤独死」で、死ぬ直前は一人で生きていた。そういう見方をしている学者もいるんだな。
2012-08-24 02:18:10→ いま老人になっていて、ただただ老後(いま)が不安だというお年寄りには、あんまりアドバイスはできないけど、自分のときは30年後ぐらいだと思うし、世間の終末介護・医療に対する見方も変わってくると思うし、自分の意志を尊重して貰える状況になっていると思う。
2012-08-24 02:21:11→ 年間医療費は36兆円ぐらいで、そのうち75歳以上が12兆7千億ほどで、この予算に国が苦しむ状況が続く。自分が死ぬ頃には、個人の心がけだけで何割か減っていて欲しいと思うな。袋いっぱいに薬もらったりしないで。
2012-08-24 02:25:40→ 書いてみたけど、あんましいい話じゃなかったな。興味を引くようなテーマでもなさそうだし。社会や政治を変えたいっていう人が乗ってくる話じゃないな……
2012-08-24 02:42:34