ハローワーク求人票の見方・ハローワーク活用法(大学生向け)
昨日6/28、授業にハローワーク(以下ハロワ)職員の方とPOSSEスタッフの方を迎え、ハロワ求人の見方のポイントとハローワーク活用法をうかがった。以下とりあえず25連投。話の内容そのままではなく、私が解説を随時補っています。
2012-06-29 10:21:23ハロワ1:まず大学生向けのハローワーク求人サイトは「大卒等就職情報WEBサービス」http://t.co/goO1dqWM (google で「大卒」「ハローワーク」と入れれば見つかる)。閲覧だけなら登録しなくても見られるが、「クラブ会員」になるとエントリーができる。
2012-06-29 10:21:34ハロワ2:クラブ会員になるには承認手続きが必要であるため、1日ほど時間がかかる。以下の求人票の見方を読むには、上記サイトの「求人情報の検索」から、何でもいいので求人票を1つ開いてみてほしい。
2012-06-29 10:21:46ハロワ3:求人の対象として「学生」を、そして例えば希望勤務地と関心のある業種を選んで検索してみる。一覧が出るのでどれか求人を選んで「求人番号」をクリックし、開いた画面からさらにもう一度「求人番号」をクリックすると求人票が開く。
2012-06-29 10:21:55ハロワ4:以下、ハロワ求人票の見方。冒頭に、この求人票がどの学歴の者を対象としているかが記載してある。あまり対象が広い場合は「誰でもいい」ということなので、なぜそうなのか、考えてみる必要がある。
2012-06-29 10:22:09ハロワ5:会社情報が簡潔に記載されているので、詳しくはその会社のホームページを自分で調べてみる。会社HPに採用情報が詳しく書かれている場合もあるので、それも自分で調べてみる。求人票1枚だけで判断しないことが大事。
2012-06-29 10:22:18ハロワ6:雇用形態にはもちろん注意。求人数は「会社の情報」の従業員数と比べてみる。求人数が多いと「内定が出そう」と思いがちだが、従業員数に比べて求人数が多い会社は、離職者が多いために多めに募集している場合があるので、注意が必要。
2012-06-29 10:22:28ハロワ7:「仕事の内容」欄と「職種」を合わせて読む。「仕事の内容」欄は、書ける字数は少ないが、学生が最も注目する欄のため、詳しく学生にわかりやすく書いてほしいと依頼している。会社HPの採用情報と併せて読むのがおすすめ。
2012-06-29 10:22:35ハロワ8:「労働条件等」基本給の他、いろいろな手当が記載されている。項目の内容と額をよく確認。(ちなみに民間就職支援サイトだと「〇〇手当」と記載はあっても額はわからない。「手当」の額は手取り額の結構大きな違いになる)
2012-06-29 10:22:49ハロワ9:(以下、民間就職支援サイトだと、というのは、当然ならがすべてのサイトのすべての求人についてそうだ、というわけではなく、大まかな傾向として、です。)
2012-06-29 10:23:00ハロワ10:(以下にも関係しますが、ハロワ求人は手当額、前年度賞与実績、育児休業取得実績など、「額」「実績」を書かせる形式になっていることに要注目(ただし賞与実績などは空欄の場合も)。民間就職支援サイトの採用情報は実績を書かせる形式になっていない。)
2012-06-29 10:23:10ハロワ11:通勤手当には上限(月5万円とか、10万円とか)が記載されていることもあるので確認。マイカー通勤が可か不可かも。(民間就職支援サイトだと「通勤手当」と書かれていても上限額は確認できない。)
2012-06-29 10:23:19ハロワ12:賞与(ボーナス)欄には賞与の有無と、ある場合の新規学卒者の前年度実績が記されている(これも、民間就職支援サイトだと「賞与年2回」といった記載のみで、実績額は確認できない)。
2012-06-29 10:23:29ハロワ15:「育児休業」「介護休業」「看護休業」について、取得「実績」の有無が書かれてあるので確認。制度があっても実質的に使えない、という企業もある。(民間就職支援サイトだと実績の有無は書かれていないことがたぶん、ほとんど)
2012-06-29 10:24:04ハロワ16:どの保険に加入しているか、退職金制度はあるか、入居可能な住宅はあるか、組合の有無、定年制・再雇用・勤務延長の有無。特に組合の有無は労働条件の確保・維持のために重要。(民間就職支援サイトだと、確認できない場合がたぶん、ほとんど)
2012-06-29 10:24:12ハロワ17:「補足事項・特記事項」欄。経験のない人、専門知識のない人にも研修制度があるので安心して応募を、と呼びかけている場合もあり、「安心できる」と受け取りがちだが、「釣り」である場合もある。「研修」という言葉だけで判断しない。
2012-06-29 10:24:24ハロワ18:ハロワ求人を自分で見てそのまま応募するのではなく、必ず窓口で相談してほしい。窓口職員が閲覧できるデータベースには求人を出した企業の過去の記録が蓄積されている。それをもとに、具体的なアドバイスができる。
2012-06-29 10:24:35ハロワ19:例えば頻繁に大量の求人を出している、新卒だけでなく中途採用求人も常に出している、といった企業は問題がある可能性。過去にトラブルが寄せられた求人なども注意喚起できる。求人票の見方もアドバイスできる。
2012-06-29 10:24:44ハロワ20:新卒支援に特化した「新卒応援ハローワーク」が各地にある(東京の場合、六本木から西新宿に移転)http://t.co/4dRWXgBx 予約相談もできるので、ぜひ足を運んでほしい。
2012-06-29 10:24:52ハロワ21:求人票を受け付ける段階で、問題のある求人はチェックする。特に新卒求人の場合は厳しくチェックしている。だが、虚偽の内容が含まれている場合のチェックは難しい。明らかに虚偽で、裁判で負けたといった場合は受付を拒否しているが、それ以外は難しい。
2012-06-29 10:25:06ハロワ23:(私見1:ハロワ求人だと組合の有無を含め労働条件が詳しくわかる、労働条件の「額」や「実績」がわかる、という点が民間就職支援サイトと違う利点だと上述した。民間就職支援サイトの場合、労働条件項目は簡素であり、「額」「実績」はほとんど確認できない。)
2012-06-29 10:25:29ハロワ24:(私見2:それに加えて、ハロワ求人だと、その求人の良し悪しについて、窓口で過去情報のデータベースを基にしたアドバイスが受けられる。民間就職支援サイトだと、「釣られやすいキャッチフレーズ」に釣られるがまま。面接では聞きづらい。)
2012-06-29 10:25:39