スウェーデンではどうして自然放射線量が高いのか?

自然放射線量の欧州各国比較(http://togetter.com/li/361794)で、特にスウェーデンの線量がなぜ高いのか、議論しました。 この関連でのスウェーデン情報提供は、スウェーデン・ヨーテボリ(Göteborg)大学経済学部の@yoshisatoseさんです。 なお、さらに関連して、スウェーデン語談義も追加しました。
自然
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MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
スウェーデン・ヨーテボリ大学経済学部 @yoshisatose さんの、スウェーデンの自然被曝線量に関するコメント「← スウェーデンはヨーロッパの中でフィンランドに次いで、自然放射線量の高い国です。」.. http://t.co/4PDqmaIw
Yoshihiro Sato @yoshisatose
スウェーデンではどうして自然放射線量が高いのか?についてですが、既に書かれているようにラドン222が多いためです。私が聞いた話では、スウェーデンの地層にはカンブリア紀に堆積した頁岩が占める部分が多く、そこにウランが多く含まれているとのことです。@y_mizuno
Yoshihiro Sato @yoshisatose
専門外なのですが、U238が「ウラン系列」で崩壊を繰り返していき、Rn222になるという理解で、良いのでしょうか? @yoshisatose @y_mizuno
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
はい、まずは、その通りです。それで結構です。(補足は後で書きます)。 @yoshisatose 専門外なのですが、U238が「ウラン系列」で崩壊を繰り返していき、Rn222になるという理解で、良いのでしょうか? @y_mizuno
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
補足とは、オタク的で恐縮ですが、実はトリウム系列というのの崩壊の途中でもラドンが生成。これは、出発点の違いからRn220(半減期1分)。この自然被曝影響はRn222の1/7程度。でも無視できない。@yoshisatose U238が「ウラン系列」で崩壊を繰り返していき、Rn222
Yoshihiro Sato @yoshisatose
手元でトリウム系列の図を見ています。なるほど。でも、これはウランに由来するものではありませんよね?RT @y_mizuno 補足とは、オタク的で恐縮ですが、実はトリウム系列というのの崩壊の途中でもラドンが生成。これは、出発点の違いからRn220(半減期1分)。この自然被曝影響は
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
そうですね。ウランUは原子番号92、トリウムThは原子番号90の別の物質。共に最初はα崩壊から出発というだけで、途中も含めて全部が全部、別の核種になります。@yoshisatose 手元でトリウム系列の図を見ています。なるほど。でも、これはウランに由来するものではありませんよね?
Yoshihiro Sato @yoshisatose
ウランが豊富な頁岩の一つを、スウェーデン語で "Alunskiffer" と呼びます。Alunとは「ミョウバン」、skifferとは「頁岩」の意味で、中世後期からこの頁岩を使ってミョウバンが作られたことに因むそうです。 @yoshisatose @y_mizuno
Yoshihiro Sato @yoshisatose
エネルギーの自給のために、第二次世界大戦中はこの頁岩地層から石油の採掘、戦後はウランの採掘も行われました(現在は中止)。また、セメントとして建材にも使われましたが、室内のラドン濃度が高くなるため、80年代以降は使用が禁止されています。@yoshisatose @y_mizuno
Yoshihiro Sato @yoshisatose
この頁岩の特徴である青色を帯びているため、一般に「青セメント」と呼ばれます。地震がないこの国では建物の耐用年数も長く、この頁岩のセメントが使われた古い建物も残っているようです。 @yoshisatose @y_mizuno
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
頁岩(けつがん)と読むんですね。よく考えたらページは日本語ではない(苦笑)。 @yoshisatose この頁岩の特徴である青色を帯びているため、一般に「青セメント」と呼ばれます。地震がないこの国では建物の耐用年数も長く、この頁岩のセメントが使われた古い建物も残っているようで
Yoshihiro Sato @yoshisatose
私の知人のアパートも「青セメント」を使って建てられた疑いがあるとして、市だか国だかの職員がやってきて、放射線量の測定器を設置していったそうです。(4年ほど前に聞いた話です) @yoshisatose @y_mizuno
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
なるほど。興味深いです。日本では人形峠に立派な展示館があるくらいで…。縁遠いかも。@yoshisatose 私の知人のアパートも「青セメント」を使って建てられた疑いがあるとして、市だか国だかの職員がやってきて、放射線量の測定器を設置していったそうです。(4年ほど前に聞いた話です)
Yoshihiro Sato @yoshisatose
そのような「青セメント」の問題とは別に、やはり土壌から発生したラドンが屋内に溜まって内部被曝を起こすことが懸念されているので、どの建物も換気設備はしっかりしています。 @yoshisatose @y_mizuno
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
アメリカでは電話1本で家屋地下室のラドン濃度を測りに来るサービスがあるとか。スウェーデンはいかがですか? @yoshisatose 「青セメント」の問題とは別に、やはり土壌から発生したラドンが屋内に溜まって内部被曝を起こすことが懸念されているので、どの建物も換気設備はしっかり
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
ところでスウェーデンのヨーテボリ(Göteborg)というと、英語では、Gottenberg、たぶんゴッテンベルグと発音すると思う。おそらく神山、神岡?、と同じ意味では?
Kentaro Hayashi @ken_no_ji
英語ではGothenburgでガーテンバーグが近い読みです.なお,Göteとは「ゴート人の」,Borgとは「城塞(化した町)」という意味です. @y_mizuno ヨーテボリ(Göteborg)
KITAMOTO Asanobu / 北本 朝展 @KitamotoAsanobu
@y_mizuno 以前Göteborg(ヨーテボリ、発音はイェーテボリという感じ?)に少し滞在したことがありますが、英語ではGothenburg(ゴーセンバーグ)と言ってました。
Ken-Ichi Sakakibara @quesokis
@ken_no_ji @y_mizuno ヨーロッパの人は英語native/非nativeとも[gɔθənbəːg]に近い発音する人も多いですね.
Ken-Ichi Sakakibara @quesokis
@KitamotoAsanobu @y_mizuno Göteborg は[jœteˈbɔrj]です.「ボ」を強く発音します.
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno
情報深謝。それは驚愕。スウェーデン人は皆、英語は上手いので、日本人は正確な発音を聞く機会がない?いや日本人でも理解されている方々、おられますが^^; @quesokis Göteborg は[jœteˈbɔrj]です.「ボ」を強く発音します. @KitamotoAsanobu
Ken-Ichi Sakakibara @quesokis
@y_mizuno @KitamotoAsanobu 因みに,スェーデン語でStockholm は,['stɔkhɔlm].最初の音節にアクセントがあるのは,日本人的には問題ないのですが,「クホルム」ではなくて「ストックォルム」の様な発音になります.
Kentaro Hayashi @ken_no_ji
@quesokis @y_mizuno 元の音がイェーとヨーの間ぐらいですからゴーにもなりますね。先のガーは研究社大英和辞典の発音記号由来でした。
KITAMOTO Asanobu / 北本 朝展 @KitamotoAsanobu
@quesokis @y_mizuno そうですね。「ボ」がアクセントですね。それを強調すると「イェーテボーリ」のように聞こえるかも。そういえば、ストックホルムとヨーテボリはスウェーデン第一、第二の都市として互いにライバル意識が強いようで、東京と大阪みたいな関係でしょうか。
Ken-Ichi Sakakibara @quesokis
来年はスウェーデンに行く用事があるけれど,今年も行かなきゃいけないかも知れず.急にスウェーデン語またやっとかなきゃと思い始めてたり.
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コメント

Flying Zebra @f_zebra 2012年8月26日
Göteborgのスウェーデン人の発音は私には「ギョーテンボーグ」みたいに聞こえました。英語での会話の中なので英語読みしたのか、普通に読んだのか、その中間かは不明です。gの発音は英語以外のゲルマン系言語はたいていもっと柔らかい音ですね。デンマークのスーパーのチェーンのFogは「フォイ」だし。
Yoshihiro Sato @yoshisatose 2012年8月26日
私の住む町"Göteborg"のgが、スウェーデン語ではなぜ「ヤ行」の音になるか不思議に思われるかもしれませんが、gは「ガ行」でも「ヤ行」でも読みます。次の母音によって決まります。
Yoshihiro Sato @yoshisatose 2012年8月26日
母音には硬母音と軟母音があり、a,u,o,åは硬母音、i,e,y,ä,öは軟母音です。硬母音が次に来る場合はgは「ガ行」になり、軟母音が来れば「ヤ行」になります。
Yoshihiro Sato @yoshisatose 2012年8月26日
ただ、他の言語と同様、文法やルールには例外もあり、スウェーデン語も上のルールが100%当てはまるわけではありませんが、私が思うに95%は成り立っていると思います。
Yoshihiro Sato @yoshisatose 2012年8月26日
あと、"Göteborg"は「ヨーテボリ」と書く人も「イェーテボリ」と書く人もいますが、これはöの発音が「オ」と「エ」の中間であるためです。ただ、私は「オ」にずっと近いと思いますので「ヨーテボリ」を使っています。
Yoshihiro Sato @yoshisatose 2012年8月26日
日本の方が「イェーテボリ」とカタカナをそのまま読んだときに、現地の人に分かってもらえなかった、という光景も何度か見たことがありますので。
Yoshihiro Sato @yoshisatose 2012年8月26日
母音の硬・軟によって発音が変わるのは、gだけでなく、kもです。硬母音が続けば「カ行」、軟母音が続けば「サ行」です。(ただし、sとは異なる音)
Yoshihiro Sato @yoshisatose 2012年8月26日
サッカー選手に「Kim Källström」というスウェーデン人がいますが、äが軟母音であるため「シェルストロム」という発音になります。「カル」ではありません。
Yoshihiro Sato @yoshisatose 2012年8月26日
しかし、Kim は「キム」です。これは上記のルールから言えば例外になりますが、もともと外来名だからでしょう。
MIZUNO Yoshiyuki水野義之 @y_mizuno 2012年8月29日
@yoshisatoseさん、これは何語でも、時々ありますよね。日本語として発音してしまうけれど、それのどこが問題なのか、なかなか気付けない。「日本の方が「イェーテボリ」とカタカナをそのまま読んだときに、現地の人に分かってもらえなかった、という光景も何度か見たことがありますので。」
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