マネジメントは合理的でない人間を相手にできるのか?

ドラッカーは、「保守主義」の思想の持ち主だと理解しています。 「保守主義」とは、人間が理性的な存在でも、「経済人」もしくはその洗練された新たな定義である「階級的利害によって行動する人びと」であることも否定する。 世界に法則は存在する。真理も存在する。しかし、人間は、合理的な存在ではない。不確実な行動を取る存在だ。 人間がもし完全に合理的な存在として行動するなら、それは人間ではないだろう。そしてそれを完遂する社会は、「全体主義」と呼ばれるだろう。 続きを読む
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repon @repon

人は数人の組織を作ると、とたんに既得権益の確保と、足の引っ張り合いに終始する。マネジメントしようとも、彼らの「真摯さ」とは、以下に空気を乗りこなして職場での人間関係の上位に立つか、だから、かみ合わない。業績が下がったら、「自主的に」苛め抜いた人間を減棒するか退職に追い込めばいい

2010-07-18 01:13:12
repon @repon

組織を作ると、そこには悪魔のような人間が一人か二人混じっている。彼らはたくみに同僚の「真摯さ」をコントロールし、自らは手を汚さず、仕事をせず、「成果」を上げる。これこそ、最高のマネジメントではないか、と上層部は思う。全体主義こそ、最高の「成果」を上げることができる一例。

2010-07-18 01:14:49
repon @repon

儲けのしくみと、組織のあり方は全く別のものだ。儲けのしくみがあれば、会社は儲かる。そして、一旦儲かれば、分け前の配分が問題になるが、そこで力を振るうのが悪魔的な、他人をあの手この手でコントロールする人間だ。彼らは癌細胞だが、癌細胞は通常細胞よりもずっと強い。そして転移する

2010-07-18 01:18:01
repon @repon

組織に入るときには、「儲けのしくみ」と、「人間のコントロール関係」に気を配る必要がある。そして、悪魔的な人間を、逆に利用する。それが、「組織人」となる、という意味だ。

2010-07-18 01:19:42
repon @repon

多くの自己啓発書には、儲けのしくみなんか書いていない。悪魔的な人間に取り入るすべが書かれている。「仕事」とは、そのほとんどが利益を生まないにもかかわらず、すでに「儲けのしくみ」によって生まれた利潤を再配分するという、全く違うロジックで動いているからだ

2010-07-18 01:21:39
repon @repon

「成果主義」が本当に可能なら、是非導入して欲しい。儲けにどのように各人の労働が寄与しているのか、その観点から情報収集し、分析し、納得のいく裁定を出して欲しい。

2010-07-18 01:25:05
repon @repon

だが、「内側から見た富士通「成果主義」の崩壊」で書かれたとおり、組織人はすでに得られた儲けの配分しか考えない。だから、課長以上はすべて「S]だった。結局、社内の力関係が全てだった。

2010-07-18 01:25:40
repon @repon

最高なのは、信頼できる仲間と小さな企業を作ることだ。次に良いのは、儲けのしくみを見つけだして、自分ひとりのマイクロ法人を作ることだ。ここには純粋な儲けへの追求しか無い。異常な人間との接触や駆け引きなど必要ない。異常者は社会にいる。まんべんなくいる。一人いれば企業を潰すことも可能だ

2010-07-18 01:28:13
repon @repon

小さな会社で悪魔を招き入れてしまった場合、数週間でそれは判明するから、出来れば速やかに排除すべき。組織を食いつくされてからでは遅い。

2010-07-18 01:29:11
石田香凛 @KarinIshida

@repon とてもおもしろいつぶやき。その手の人は排除してもまたとつぜんへんいでうまれてくるよね。かならずそーいうニッチがあると。

2010-07-18 01:23:40
repon @repon

@KarinIshida 悪魔は最初はしっぽを隠しているんですよ。でも、数週間も経てば、仮面が剥がれます。そこで排除することが大切だと思います。儲けの仕組み自体がボロボロにされかねませんから。

2010-07-18 01:30:13
石田香凛 @KarinIshida

ぎょい。ただ視座がおなじだとそーいう人は排除できず、しかもそーいう人が最初にやるのは頭1つ飛び越えての上へのねまわしだったり。しかも排除の気配が漂うと即座に顧客リスト持って逃げるすごいさいのーもあるよ。こわいこわーい! RT @repon 悪魔は最初はしっぽを隠しているんですよ。

2010-07-18 01:35:22
repon @repon

@KarinIshida まさに悪魔ですね。会社を、「うまいことやって、自分の提供する労力は最小限に、ワケマイは最大限に」する場所だと最初から実に「真摯」に考えていますから。悪魔は「儲けのしくみ」には興味がないです。それをいかに、場をコントロールして掠め取るかに長けています。

2010-07-18 01:39:56
repon @repon

@KarinIshida そして悪魔は、普通の人が絶対太刀打ち出来ないくらい、そういう経験を積み、そして強いです。本当に厄介な「内部の敵」ですね。

2010-07-18 01:40:42
repon @repon

「もしドラ」読んだ。面白かった。これは売れるわ。納得満足。さっそく「もし、みなみちゃんのマネジメントに違和感を感じる礼風斗(レフト)君がマルクス・エンゲルスの『ルイ・ボナパルトのブリューメル18日』を読んだら」を書かなくては。

2010-07-16 15:36:29
repon @repon

礼風斗(レフト)君は、パソコン部でダラダラとニコ動を見るのが好きなオタク。でも、そのぐるぐるメガネの下の素顔は、「こんな可愛い子が、女の子のはず無いよ!」という「わぁい!」を彷彿させる可愛い子。その彼が、最近野球部のマネージャーが始めたコンサルを見て、危機感を募らせる。

2010-07-16 15:39:13
repon @repon

どの部も、やる気・元気に充ち溢れて、部活に打ち込み、成果を上げまくっているから……だらけているのが好きな彼にとって、パソコン部がコンサルを受けて、やれ情報処理の高速化だの、やれデータベースの最適化だの、アクセスアップだの、「本気」になられたら困るのだ。

2010-07-16 15:42:25
repon @repon

ただでさえ「パソコン部」は、情報化社会での重要性という大義名分を楯にして多額の部費を獲得し、機材を整え部室を空調完備の快適な場所にしているのに、そこで「成果」などを求められたら、部費の額に応じた成果を求められてしまう……

2010-07-16 15:45:19
repon @repon

そのとき礼風斗(レフト)君が手にとった本、それが「ルイ・ボナパルトのブリューメル18日」だった。そこで礼風斗(レフト)君は、個人の意思を超えた階級的利害の存在と、階級的利害を煽り、代表者たちを対立させれば思わぬ漁夫の利を得ることができることを学ぶ。

2010-07-16 15:47:44
repon @repon

「混乱させてやる……トップマネジメント同士を醜く争わせ、膠着状態にし機能不全に陥れてやる。それぞれのマネージャーたちが疑心暗鬼のまま殻に閉じこもるよう誘導し、部署をタコツボ化させ、交流不可能にさせてやる。そうすれば、既得権者である自分に利があるというもの」礼風斗(レフト)君は哂う

2010-07-16 15:51:20
repon @repon

「そして」と、礼風斗(レフト)君顔を歪ませ「人間、特に男というのはケダモノ!」とつぶやく。礼風斗(レフト)君には、彼の「わぁい!」的な素顔から想像するに固くない、男たちに蹂躙された凄惨な過去があった……「みなみちゃんに、男の汚らしさを、人間の醜さを知らしめてやる!」

2010-07-16 15:56:23
repon @repon

そこから、礼風斗(レフト)君の執拗な「階級闘争」が始まる。個人の不安を煽り、階級的怒りに火をつけ、互いを争わせるというマルクス・エンゲルスの教えを実践し、みなみちゃんの組織づくりをことごとく妨害する。マネジメントと階級闘争。協調的競争と、対立的調和。イノベーションと、収奪者の収奪

2010-07-16 15:59:37
repon @repon

人は弱い。悲しいほどに弱い。問題を起こす。手続きや雑事を必要とする。人とは、費用であり、驚異である。 http://bit.ly/66TLUO #inbook

2010-07-18 21:17:40