京都の高校生の自然放射線研究で巨椋池と宇宙線が面白い
関西の空間線量率。高速道路上でも、吹田、茨木、高槻付近から、一旦、半分位に減る。0.03μSv/h位になる。そして京都に近づくとまた増える。この理由は、京都の南がかつて巨椋池で、そこに流れ込んだ山からの花崗岩が原因とは、京都桃山高校、科学部の生徒さんらの研究成果だったな。
2012-08-27 21:25:22自然放射線測定の応用で面白い研究。京都府立桃山高校グローバルサイエンス部の皆さんによる「巨椋池の自然放射線量測定による復元」、巨椋池とは京都府南部に昭和初期まであった巨大な池。その起源研究や地学的分析に放射線を利用。高く評価されると思う。http://t.co/XQWqvQ88
2012-08-27 23:45:07巨椋池(おぐらいけ)は、京都市内の南に位置した巨大な池で、平安時代にはお公家さんの水上自然観察にも使われた。昭和初期まであったが干拓、今に至る。今回の宇治での水害にも関係。http://t.co/xS0srH1P そこで桃山高校生が自然放射線測定、周辺の花崗岩と関係して面白い。
2012-08-27 23:57:12べたほめしている桃山高校生諸君ですが、もちろん高校生、勘違いもある。でもそれは、あの積極的な自然へのアプローチと創意工夫に比べれば取るに足らない。いずれ訂正されるから。例えばhttp://t.co/XQWqvQ88飛行機・上空の最初だけ放射線が下がるのは地表放射線の空気遮蔽では?
2012-08-28 00:04:27飛行機の機内で上空に行くと、空間線量率はどうなるか。京都府立桃山高校の科学部の諸君が測定してくれた。測定器にもよると思うが、上空では、最初は減る、という事実を証明。その後、さらに上空で再度、増える。これは、ちょうど今から100年前、ヘスによる宇宙線発見と同じ実験結果である。
2012-08-28 00:16:08@y_mizuno 水野先生質問です。上空で一旦線量が減るのは地面から離れるからで、更に上空だと大気が薄くなって宇宙線を遮らなくなるからでしょうか。
2012-08-28 00:19:44はい、そういうご理解でよいと思います。ですが、さらに上空(空気がないところ)では、再度、減ります。それは空気で2次宇宙線が増える前だから。@kitamurakenji 上空で一旦線量が減るのは地面から離れるからで、更に上空だと大気が薄くなって宇宙線を遮らなくなるからでしょうか。
2012-08-28 00:26:08地上からの寄与が減っていき、空気が薄くなるとともに宇宙からの寄与が大きくなる、その途中に極小点があるのですね。 RT @y_mizuno: 飛行機の機内で上空に行くと、空間線量率はどうなるか。京都府立桃山高校の科学部の諸君が測定してくれた。測定器にもよると思うが、上空では、最初は
2012-08-28 00:20:10ええ、とても興味深いデータですね。RT @katot1970 地上からの寄与が減っていき、空気が薄くなるとともに宇宙からの寄与が大きくなる、その途中に極小点があるのですね。 RT @y_mizuno: 飛行機の機内で上空に行くと、空間線量率はどうなるか。京都府立桃山高校の科学部
2012-08-28 00:27:35上空では宇宙線の成分が増える。だから例えば1万m上空(飛行機の国際線)では、放射線の空間線量率がかえって増える。しかし地上付近では宇宙線は大部分遮蔽される。よって上空にいくと、いったん地上からの放射線が空気で遮蔽されて減り、その後さらに上空で、宇宙線成分が増え始める、と変化する。
2012-08-28 00:21:46@y_mizuno ちなみに検出器は何を使われたのでしょうか?「すべての電子機器を~」の指示に逆らう根性がなく、上昇中を測ったことがないので・…
2012-08-28 00:20:58@psr1509さん、この時に何を使ったのかは、聞いてみないと分かりません。ですが、巨椋池の自然放射線測定では、HORIBA のRADI、PA-1000(福島県いわき市内ではこれの400台が市民用に利用中という意味では標準型、精度もそこそこだと思います。)を使ったといってました。
2012-08-28 00:33:21@y_mizuno なるほど。大気圏外だと宇宙線のみで、大気圏に入ってくると外からの刺激(?)で線量が増えるんですね。また一つ賢くなりました。ありがとうございます。
2012-08-28 00:34:59@kitamurakenji さらに細かくは、上空の宇宙空間、数十km~100km程度以上での宇宙線強度の変化は複雑だと思います。というのは、空気がある領域に比べて、減る成分と、増える成分と両方あるからです。だからどの成分に着目するか、あるいは生体影響のSv換算か、に依存する筈。
2012-08-28 00:49:402012年は宇宙線発見1912年の100周年。この時彼は自ら気球に乗って4km上空まで、箔検電器の改良版(Wulf型検電器)で測定。上空でかえって環境放射線が増えることを証明。しかし常識的には上空で減ると思われていたので、宇宙線の概念確立に10年以上かかった。気球観測から百年目。
2012-08-28 01:03:52@y_mizuno 面白いです。太陽フレアが発生すると強烈な電磁波で衛星の機能に影響したりというニュースもあったりして、なんだか興奮して夜中なのに目が冴えて来ました。
2012-08-28 01:05:49すみません。本当はもっと語るつもりで(空気の遮蔽効果を計算したくて)書き始めましたが、またの機会に^^ @kitamurakenji 面白いです。太陽フレアが発生すると強烈な電磁波で衛星の機能に影響したりというニュースもあったりして、なんだか興奮して夜中なのに目が冴えて来ました。
2012-08-28 01:09:47@y_mizuno いえいえ、こちらこそありがとうございます。いつでも語ってもらえば結構です。本当なら講演料をお支払いしなくてはいけないレベルだと思いますし^^;
2012-08-28 01:11:54