作業者および公衆のICRP線量換算係数のデータベース

内部被曝を評価する際に必要となる線量換算係数のデータベースが、ICRPのHP(http://www.icrp.org/page.asp?id=145)よりフリーでダウンロード可能だったので、それに関するメモ。 中身としては過去に公開されたICRP CD1(http://bit.ly/NzcQMY)のVer.3.0に相当する模様。
線量換算係数 ICRP 等価線量 実効線量 内部被曝
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片瀬久美子🍀 @kumikokatase
[お役立ち情報] 線量換算係数のデータが、ICRPのサイトから無料でダウンロードできます。 Free Educational CD Downloads http://t.co/fM7djMTC
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
ICRP Database of Dose Coefficients: Workers and Members of the Public→http://t.co/Afn785IA 内部被曝評価に用いる線量換算係数Sv/Bqのデータベースが無料でダウンロード可能
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
なおICRP CD1(http://t.co/NRl6NBKj)は、公開資料(http://t.co/Ne6gXkV3 )や、放医研データベース(http://t.co/Zi3ob7sN )で引用されているデータであり、現在は絶版 http://t.co/zMK2IAuR
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実行画面例

Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
https://t.co/UGZfHxK5 データベースプログラムの画面&実行結果はこのような形。核種、作業者/公衆、年齢、エアロゾルの粒子径を入力し、Runを実行すると各組織の等価線量&実効線量換算係数[Sv/Bq]を表示 http://t.co/pu6vX757
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インストールに関するメモ

Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
まずはhttp://t.co/Afn785IA の"ICRP Database of Dose Coefficients: Workers and Members of the Public; Ver. 3.0"より、ICRPDOSE_setup.exe(60MB)をダウンロード
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
なおWindows7の場合には、ICRPDOSE_setup.exeを実行した後、インストールしたディレクトリ(ICRPDOSE)にある"IcrpGUI.exe"をWindows XP互換モードで実行することで、今のところ問題なく動いている
Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
https://t.co/1o4sDgiw 【緩募】これの日本語化パッチ(英語が苦手な方のために)

使用方法のチュートリアル

Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
セットアップした"ICRP Database of Dose Coefficients: Workers and Members of the Public"の使い方について、以下でメモする http://t.co/2hmgyaYW
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Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
ICRP Databaseの起動について:セットアップ後にデスクトップ上に"ICRP68_72"というショートカットができるので、これをダブルクリックしてプログラムを実行する http://t.co/OQAG3HT6
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あるいは

Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
セットアップ後は、インストールしたディレクトリにある"Icrp.exe"をダブルクリックしてプログラムを実行する http://t.co/m1yCbx1s
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Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
起動後は、使い方に関するインストラクション(英語)の画面が出るので、OKをクリックする。 (起動時にこの画面をもう見たくなければ、左下のチェックボックス□のチェックを外す) http://t.co/bUhMXeV9
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Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
まずは右上の"Subject(s)"で評価したい対象を選択する。例として、「一般公衆の1歳児のみ」を選ぶ場合は、Publicにチェックして、"1 year old"をクリックして青色にする(青色セルをもう一度クリックすると解除できる) http://t.co/xcvGP0vN
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Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
次に"Intake Route(s)"の部分で、摂取経路やエアロゾルの大きさを選択する。経口摂取(食物から摂取)の場合はIngestion、吸入摂取(呼吸で摂取)の場合はInhalationをチェック。AMADのウィンドウで粒子径を選択 http://t.co/pngFpeyd
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Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
左上の"Radionuclides"の窓から、内部被曝の線量換算係数[Sv/Bq]を求めたい核種を選んでダブりクリックする。この例の場合、I-131を選択。すると一番下の窓に、選択した評価ケースが追加される http://t.co/kjHN3g8H
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Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
あとは右下にある"Run"をクリックすることで、内部被曝を評価する際に用いる各組織の等価線量換算係数[Sv/Bq]、実効線量換算係数[Sv/Bq]が別のウィンドウで表示される

各組織の等価線量(equivalent dose)について、英語の和訳
・Adrenals 副腎
・Bladder Wall 膀胱壁
・Bone Surface 骨表面
・Brain 脳
・Breast 乳房
・GI-Tract 胃腸管
・Oesophagus 食道
・St Wall: 胃壁
・SI Wall: 小腸
・ULI Wall: 大腸上部
・LLI Wall: 大腸下部
・Colon: 結腸
・Kidneys: 腎臓
・Liver: 肝臓
・Muscle: 筋肉
・Ovaries: 卵巣
・Pancreas: 膵臓
・Red Marrow: 赤色骨髄
・Respiratory Tract: 気道
・ET Airways: 胸郭外気道
・Lungs: 肺
・Skin: 肌
・Spleen: 脾臓
・Testes: 睾丸
・Thymus: 胸腺
・Thyroid: 甲状腺
・Uterus: 子宮
・Remainder: 残りの部位

Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
今回の例の場合、1頁目がヨウ化メチルを吸入摂取した場合の線量換算係数[Sv/Bq]。"Effective dose"の行が実効線量、その他の行は各組織の等価線量に対応する。縦の各列の値は、摂取後の経過日数までの積算線量に対応する http://t.co/seFVUsyD
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Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
1歳児の場合、内部被曝の預託線量としては70歳までを考えるので、"Time after intake"が"69 year"の列の値を見ればよい。 なおI-131の場合半減期が8日なので、30日も経過すれば線量換算係数は飽和する http://t.co/XrsdYXbt
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Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
出力結果で「>」のボタンをクリックすると次頁の結果に移る(<だと戻る)。I-131の場合、2頁目の結果は蒸気を吸入摂取した場合の線量換算係数[Bq/Sv] http://t.co/juHDNz3n
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Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
続いて3~5頁には、粒子タイプがF, M, Sタイプのエアロゾルを吸入摂取した場合の線量換算係数[Bq/Sv]が出力される。 粒子タイプについては→ https://t.co/W43zTnRI http://t.co/Gjo5Aeb9
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Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki
最後の6頁目に、I-131を経口摂取(食べ物を口から食べて摂取、英語でingetion)した場合の線量換算係数[Bq/Sv]が出力される http://t.co/VVZNHW8C
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コメント

Tomohiro ENDO @hyd3nekosuki 2012年8月28日
まとめを更新しました。
へぼ担当 @hebotanto 2012年9月9日
極めて専門的な分野ですが、インストールや計算実行のノウハウまで含めて丁寧に解説されています。
へぼ担当 @hebotanto 2012年9月9日
本まとめは、ご説明されている方の直接の研究分野とは異なりますが、信頼性は極めて高いと、私自身は自信を持って推奨します。一度トライされてみては如何でしょうか。
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