『性的マイノリティ』と少数者の受容?理解?同情?について

8月24日の朝日新聞・生活面に掲載された『ありのまま自分を生きたい 性的マイノリティの思い 聞いて』(8月24日朝刊)を読んで、「性的少数者」という言葉について考えてみました。皆さんのご意見もお聞かせいただけるとうれしいです。
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arashi @Arashi_QM

1.先日の朝日新聞の生活面に掲載された『ありのまま自分を生きたい~性的マイノリティの思い 聞いて』という記事について。当事者に対する善意に基づく肯定的な記事だけど「可哀想な少数者に社会の理解を」というトーンが微妙に引っかかった。 http://t.co/YFI3gjuj

2012-08-28 15:35:28
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arashi @Arashi_QM

2.ひとつには、朝日新聞のこの記事が使用している『性的マイノリティー』というくくりから来る部分もあるのではないか、と感じた。本来、(婚姻など)男女では当たり前の事が、同性同士で出来ないなら、意識が向けられるべきは『性的指向』の問題だ。

2012-08-28 15:40:50
arashi @Arashi_QM

3.また、心と体の性が一致しているとき普通の事が、一致しないせいで不都合になるなら、それは『性自認』の問題だ、となる。性的指向と性自認が問題なんです、とアピールすれば、社会のあり方そのものにも焦点があたるし、当事者も権利を要求していく事ができる。

2012-08-28 15:42:46
arashi @Arashi_QM

4.その点、「(性的)マイノリティー」というくくりは、少数者を、都合よく飼い慣らしておく檻のようなものだ。心優しい多数者は、カワイソーな人たちに、情けを与える事はできる。また、関心のない人は、自分とは関係ない事として、無視を決め込む事ができる、から。

2012-08-28 15:46:05
arashi @Arashi_QM

5.そして、あたり前とされている事の自明性は、振り返ったり、考える機会は永久に訪れないまま、過ぎていく…。

2012-08-28 15:47:11
arashi @Arashi_QM

6.もちろん当事者間で「性的マイノリティ」の多様性の元に集まることは良いことだと思う。仲間はたくさん居た方がいいから。しかし、社会に対しては『性的指向』や『性自認』が問題なんですよ、と言えた方が、気まぐれな社会の受容と温情を待ち続けるだけ、という事より前向きでなないか。

2012-08-28 15:51:59
arashi @Arashi_QM

なにより性的少数者という時の「多様性」という錦の御旗の元には多数派の自覚を持つ必要のない大多数の異性愛者は集まらない。朝日新聞『ありのまま自分を生きたい 性的マイノリティの思い 聞いて』を読んで感じた事を連投しました。皆さんのご意見は? http://t.co/tlSc9BHV

2012-08-28 16:04:47