HxCx/SxE/エモ/メロコア概論
「メロコアは言うなればハイスタの中枢のkenさんが創り上げたものです。」 作り上げたのはBAD RELIGIONとかNOFXとかOFFSPRINGとかGREEN DAYだろうが…。
2010-07-18 16:56:25ポップ・パンク(日本で言うメロコア)は、MAXIMUM R&R誌などが、SxE/NYHCを中心としてマッチョ化・非政治化(ヴィーガニズムへの傾倒と過激化を伴う)する当時のハードコア・シーンへのカウンターとして、見出して、育てたところがあったと思う。
2010-07-18 17:13:11だから、音こそポップだったが、BAD RELIGIONやGREEN DAY、NOFXといった第一世代のバンドの歌詞には政治的主張もあったと理解している。熱心に聴いてたわけじゃないけれど。
2010-07-18 17:14:4990年代初頭というのはそういう時代だった。マッチョ化/非政治化/プロ・ヴィーガン化するハードコアへのカウンターとしては、ひとつにはクラストコアがあり、ひとつにはプロDIYエモ・シーンがあり、ポップパンクもそういう流れの一つだったと理解している。
2010-07-18 17:16:32しかし日本も含めて、キッズの側にはそれだけの頭はなかった。スケートしてサーフしてハウス・パーティーしてFun、Fun、Fun!みたいなノリだけが受け入れられた。本来それが眉間に皺寄せて威圧するハードコアへのカウンターだったことは忘れられた。
2010-07-18 17:18:43特に日本ではファッション化、トレンド化の流れは猛烈で、「コア系」という恥ずかしい言葉とともに何の主張もない大学の音楽サークルノリ、Fine系サーファーノリのメロコア、スカコアがあふれまくった。タオルを首に巻いた短パンキッズがクラウドサーフを始めた。
2010-07-18 17:21:39マッチョ化するハードコアへのカウンターでありながらそういうバカな方向に落ち込むことを回避したムーブメントに、90年代プロDIYエモがある。エモと言ったら今はビジュアル系のオタク=ゴスの一種みたいになっちゃったけど、昔は違ったんですよ。>若い人
2010-07-18 17:23:46日本で言う「メロコア」がなぜクソか。なぜくだらない産業と言われるか。ポップ・パンクが発生した出発点、シーン自体への批判精神を忘れ、もちろん本来のハードコアのカルチャーも忘れ、先人たちが長い年月をかけて作り上げてきたものを、そのナメた姿勢でバカにし、コケにしたからだ。
2010-07-18 17:30:2490年代プロDIYエモ、特に日本では「激エモ」「激情系」とか呼ばれていた音楽とそのシーンは、ハードコアの攻撃性を、外へ向けるのではなく、自分自身の内側へと向けた。そのことによってマッチョ性を回避し、同時にポップに堕することなくハードコアの本来的な激しさも守った。
2010-07-18 17:38:54希有なムーブメントだった。本当に多くのものを得た。あのシーンがなければ僕はストレート・エッジにはなってないし、なったとしても10数年後の今まで続けてはいなかったと思う。
2010-07-18 17:40:08さっきの一連のツイートがもの凄くRTされてるからこれ再々掲:Interview of SHIN (Gauze) and JAJA (Lip Cream), 1986 http://www.youtube.com/watch?v=S9lr9ykSzoA これが全てだよ。
2010-07-18 18:17:26ハードコアの核心は不寛容。俺はお前らとは違う。お前らが当たり前のようにやってるそれを受け入れない。だからハードな音を出すし、威圧するし、攻撃する。それがいいとか悪いじゃない。ただ、そういうもの。
2010-07-18 19:24:25僕自身という人間がそういうものだけでできてるわけではもちろんないです。ただ、ハードコアとは本来そういうものだということです。誰がどう捉え直そうと。
2010-07-18 19:25:17ハードコアで、その世界の中だけで止まってたら、そりゃバカでしょう。狭い世界の奴隷ですよ。そこを足場にどう生きていくか。どう自分の道具にして、人生に生かしていくか。それでも、譲れないもの、最後まで残るものはある。
2010-07-18 19:37:46不寛容であることは、人生を不自由にする。生きにくくなる。現になってる。それでも譲れない何かを持つことで、ただ自由に生きてる人たちとは違う強さを持つ。そういうものだと思ってる。
2010-07-18 19:39:35