ガンダムXはガンダムの神性を巧妙にMSからニュータイプへと移す。ティファは神託を与える巫女そのものであり、ジャミルやフロスト兄弟らを通して、求め祭り上げられる神を描く。その上で物語はニュータイプなどいなかったという過去を目指し、神の否定へと向かう。
2010-07-06 00:47:47ガンダムX。しかし、主人公ガロードがティファを巫女ではなく、一人の女の子として扱うことに象徴されるように、それは多分ポジティブな否定。ニュータイプでなく、ガンダムでなく、人間の物語を。「ガンダム、売るよ!」
2010-07-06 00:53:16ザンボット3においてあれだけ愛しさも愚かさも含めた人間を描いたのに、どうしてガンダムはニュータイプなんてものに向かうのかとか、そういう話は延々とされてきていたと思う。
2010-07-06 00:59:54また、いわゆる「スーパーロボット」からの脱却、一兵器としてのMS、その象徴だったはずのガンダムが、逆にヒーロー性、神性を帯びて行くという作品内外の状況。そこへの苛立ちと快感がガンダムシリーズには付き纏っている。
2010-07-06 01:10:56ガンダムSEED。神はラクス・クラインであり、ガンダムはその御使い、という力に過ぎない。作品内でガンダムがガンダムと呼ばれることは殆ど無い(それこそが神性を感じさせるという見方もあるが)。ガンダムというMS自体の神性の破壊については最も成功しているのではなかろうか。
2010-07-06 01:20:25ガンダム00。その上での「俺がガンダムだ」。かつて見た神。それを自ら引き受けるということ。かつての自分の光だったガンダムになるということ。誰かのガンダムになりたい、という意志。或いは無意識。そういう連鎖もまた人の物語であり。
2010-07-06 01:50:53ガンダムXといえば、これhttp://comic.2ch.net/shar/kako/1043/10436/1043694904.htmlの212に引用されているKAZUO ICHIOKIの文が忘れられませぬ。GUNDAM FIXはテキストが本体。
2010-07-06 01:50:49ちなみに「ガンダムX」における「ニュータイプ」とは、「ファーストガンダムという作品」の隠喩であり、フロスト強大の「カテゴリーF」が「G(=ガンダム)」に一歩届かない存在である、というのは皆様ご存知の通り。
2010-07-06 01:55:53.GXのこと。大して面白くない製作事情の知識から始めよう。Wの後半に加えゴルドランの監督もやっていた高松信司に、新番組の用意など可能なはずもなかった。作品のコンセプトも決まらぬうちから、三体のガンダムの玩具デザインだけを渡された。──なんか「プロジェクトX」みたいだな。
2010-07-06 02:13:15過去の遺産の食潰し。「無傷で手に入れりゃ天下無敵のモビルスーツ乗りになれる。ぶっ壊したって電子パーツが言い値で売れる。なんなら腕の一本でも足の一本だって金になる。それが『ガンダム』って奴だ。」「スチールちゃんと撮っとけよ! ガンダムはまだまだ稼げそうなネタだからな」
2010-07-06 02:27:22過去の亡霊。すべてのコロニーが落とされたはずなのに、なぜか宇宙になおも存在した宇宙革命軍。今更のように復活する「新」連邦。だが何より、「よみがえるガンダム」。
2010-07-06 02:31:24「その怪物は、古き時代を生き続け、今、新たな鎧を身に纏い、次なる歴史を紡ごうとしている。かつて地球に死をもたらした力を、この時代にも解き放とうとしている。GX-9901。それが、その怪物の名前であった」
2010-07-06 02:31:29ガンダムX。量産機ドートレスは同トレスからというのは知っていたが、ドーントレスとかけてあったというのは気がつかなかった。というかそれは本当なのかウィキペディア。
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