シロヒカダタ
@tada_bow
「嗚呼、猫はなんて可愛いのだろうか」と思う。サキのエッセイには、人類発展の途上で他の動物がぼろぼろと絶滅してゆくなか、いくらかの動物が家畜化して滅亡を逃れる中、猫だけは(犬のように従者となるでもなく)無条件で家庭に溶け込んだのだ、と書かれているのらしい。
2012-08-30 20:10:07
シロヒカダタ
@tada_bow
安倍公房によれば、猫は惜しみなく奪う。そして、なにも与えない。彼は「人間はすでに心理的に、猫に敗北している」といい、猫の愛くるしさ(猫ゆえにすべてが許される!)は存在論的なレベルにその根拠が求められると考えているようだ。この「猫ゆえ」性をもつもろもろは、「猫的なもの」と呼ばれる。
2012-08-30 20:20:02
シロヒカダタ
@tada_bow
「猫的なもの」とは、「いわゆる既成事実と称される権威ある存在、わけもなく民衆から奪うだけで、しかも敬意をさえもってその存在を認められている怪しげなものども」のことであり、人間の社会はそういう意味での「猫的なもの」に充たされているのらしい。
2012-08-30 20:23:20
シロヒカダタ
@tada_bow
黒猫(Ph.D.)「えー、コホン、人-間存在ならぬ猫-間存在として、いまや猫の存在も関係主義的に捉えていく視点が必要であるのでありますからして…」 #猫間の学としての倫理学
2012-08-30 20:45:32
シロヒカダタ
@tada_bow
「周産期のねずみにおける前足の微妙な味の変化について」とか、ニッチな研究報告などが行われているのではないか。A「前足の味の変化につきましては、わたくしが実際にねずみを捕獲して食べてみる、という検証の方法をもちいたのであります」B「にゃるほど」C「にゃるほど」的な… #国際猫学会
2012-08-30 21:03:34