木村真三先生「福島は今、、、そして明日」　

いとこん @itokonn57

昨夜はＥＴＶ放射能汚染地図シリーズでおなじみの木村真三先生のお話を聞きに行ってきました。１時間という短い時間の中で、福島をチェルノブイリにしてはいけない、同じ轍を踏んではいけないと必死に活動なさっている先生の情熱が伝わってきました。

いとこん @itokonn57

福島の比較的汚染の高い地域に暮らす方々の家に順番にホームスティしながら、お話を伺いつつ、汚染調査を進める日々なのだそうで、地元の方々に熱烈歓迎を受けて御馳走いっぱい食べてる先生はテレビで見た印象よりだいぶふっくらでした(笑)。そしてしっかり福島訛りでした（＾＾）。

いとこん @itokonn57

木村先生がまず言ったこと、日本国民全員被ばくしています。去年の事故後の３月下旬、長崎市内のエアロゾル（空気中の塵）を測定した結果をキロ換算すると飯舘村の土壌相当の値になると。多かれ少なかれみんなあの空気を吸って一度は被曝してる。福島は他人事ではない。

いとこん @itokonn57

最近の調査では銚子沖５０キロ、利根川水系に汚染の蓄積が見られるそうです。食べ物に関しては、この流通の発達した日本国内においてはどこに住んでいようと気を付けなくてはならない。すでに国内で食事に気を付けてる層と無頓着な層で内部被曝量に有意な差が出ているというデータも出てきていると。

いとこん @itokonn57

セシウムの生物学的半減期の話。体内に取り込まれたセシウムは９０～１００日ほどで半減期を迎えるとされていたが福島の方々のデータを取っていると、もっと速いスピードで減っているように思える。半減期が早いのは良いことだが、逆を言えば初期被曝量は最初の計算より多かったのでは？と思える。

いとこん @itokonn57

木村先生が昨日一番伝えたかったこと、今の福島の状況で「奇形児・流産」等が目に見えて増えることはおそらくないと思う。遺伝的影響が出るのは５世代くらい先。これを広めてほしいと。だから福島の子達も安心して恋をして結婚して子供を産んで。県外の方も「フクシマ差別」をしないで。

いとこん @itokonn57

ＥＴＶの最初のころ出てきた超高線量の赤宇木の集会所に避難していた方々のうち６人がすでに亡くなっているという噂、私のＴＬにも上がってきた覚えがあるけど、あれはデマだそうです。全員お元気でいきてらっしゃるそう。そういう風評被害は本当に勘弁してほしいとのことでした。

いとこん @itokonn57

短い時間の中での質疑応答。「高線量地域から避難している家族は除染が済んだら子連れでも帰れるか」という質問。先生の回答は「以前は帰れると思っていたが子連れはまだしばらく無理と考えを改めました。理由は４号機が不安定だからです」と。最大余震が来て４号機が大丈夫だったら帰れるだろうと。

いとこん @itokonn57

先生が自身の考えを改めるきっかけになったのは原発作業員の方々から聞いた話を受けてだそう。話の内容などは当然明かさないけれど、それを聞いてやっぱり４号機は相当シビアなんだなと背筋がゾワゾワっとした。